先の日曜日、近くの三木市の森林公園付近にあるホースランドパークの馬場で第38回全日本総合馬術大会2008 PartⅡの大会を観戦してきました。
馬術といえば、現在映画館で「三本木農業高校、馬術部」という作品が話題を呼んでるようです。全盲になりゆく馬を面倒見て馬の目の代わりになるんだと頑張る主人公の女生徒と馬との物語のようです。私は見れてないですが、監督の佐々部さんは人情の機微をほのかに描いて印象的だった「チルソクの夏」(チルソクとは七夕のことですが)の監督さんでしたから、きっといい作品になってると思います。友達のぱるなすさんが絶賛してましたから、間違いないです。
と最初から脱線してしまいましたが・・・。
総合馬術と言う競技は、簡単に言えば馬と共に行う3種競技です。
初日は金曜日。馬場馬術Dressage:調教審査
ここではかしこまった歩行やきめられたラインに正確に進むことや正面向いて斜めに移動、後方移動など人間でさえ難しいのではないかと言うようなことを乗馬してやるものです。ダイナミックさはないのですが、馬を如何に意のままに動かせられるかということで、見てると感動するものです。これは貴族のスポーツという雰囲気濃厚です。
2日目は土曜日。クロスカントリーCross Country:耐久審査
これはまだ一度も見たことがありません。Youtubeで見たことがあるだけですが, 起伏のある野原などに設定されたコースのあちこちに障害物を置き、高速で走りながらジャンプもさせるという、最もスピードのある競技でこの競技のメインです。と同時に全体の競技を一望することが困難な競技でもあります。今回の競技要領をみますと、2~4kmのコースに11個ほどの障害を設置したものと思われます。それを5~7分かけて走っていくのですから、きっと見応えがあるでしょう。全部をみたいけど見れないという変なもどかしさにいらいらしそうですが・・・。来年の機会に行けるようだったら、何としても見たいという気がしています。
3日目日曜日が障害飛越Jumping:余力審査
これはTV中継などで目にした方も多いのではないでしょうか。1mを越すような横木を渡した障害をジャンプしながらクリヤしていくものです。所要時間も大事ですが横木を落とさないことも大事で落とすと1回で4点の減点になり、原点の少ない中で時間が短い人が優れるということになります。
そういう競技も障害の高さや経験などでいくつかのクラスに分かれているのですが、何とその中の正式競技のCIC*競技(シーアイシーワンスター競技)の優勝者は若い女性でした。
競技の様子はこちらの映像でご覧ください。
彼女の非常に落ち着いた的確な手綱さばきは秀逸です。馬を全く迷わせていません。いかにも自然な流れに見えますが、初めて走るコースでそれができるのはまさに人馬一体の体現でしょう。それが調教審査では6位だったのに、2日目のクロスカントリーで1位に飛び出し、この障害飛越でも減点なしかつ最速タイムで優勝できた要因でしょうか。
中居優 馬名スコット RCクレイン東京
ヘルメット姿がりりしいですね。(^^)
表彰式後のウイニング・ランでガッツポーズ。青リボンは1位の証です。
このクラスには初参加で優勝ということで注目を浴びることでしょう。
表彰式までの準備馬場で取材中↓、なお報道関係で女性が多く目立ってました。
彼女の競技中の写真は撮ってないので、他の方の競技の写真を貼っておきます。
秋の色が漂い始めた、でもとても暑い一日でした。
同所で来月11月中旬の中盤の土日は兵庫県親善馬術大会が行われるようです。
興味のある方は三木ホースランドパークへどうぞ。
大阪の方は和泉市にある杉谷乗馬場が近くて大ジャンプも見れるようです。
。