黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 初めて購入したICOM製のトランシーバー IC-750

2016年12月06日 15時50分04秒 | アマチュア無線


     


 確か1983年か1984年頃であったと思うがTS-520Dでは限界を感じて新しいトランシーバーの購入をしようとDXをガンガン遣っている店長の居るハムショップで相談したら選択肢は八重洲かICOMの何れかで後は好みで有るが店長はIC-750を勧めてくれた。当時のケンウッドは段々と無線の世界から手を引きつつある感じで高額な機種は有ったが其れは此方の財布と釣り合いが取れず中間機種を考えると選択肢は無かった。ただ八重洲の無線機は性能は別として生産工場でラインの仕事をした者から見たらプリントパターンや配線や使って居る部品などがケンウッドの歴代の機種とは比較すると垢抜けしない感じで買う気は無かったので必然的にICOMの商品を選ぶしかなかったがICOMと言うメーカーを良く知らなかった私は店長に「ICOMて何処のメーカー?」と聞いたら「前の井上電機」と聞かされて思わず「本間に大丈夫かいな?」と思わず口に出てしまった。


 ケンウッドや八重洲が全盛時代の井上電機と言えば申し訳ないがパネル面のデザインを見ただけで買う気がしなかったし確かにカタログで商品を見た事は有っても此のメーカーのHF帯の無線機をお空の上やローカル局で使って居る話を聞いた事や見た事が無かったし当時の井上電機はVHF帯の無線機メーカーのイメージが強く特に私らの時代の局はFD-AM3の局を相手にすると周波数が動きまわる負のイメージが強かった。店長は笑って居たが「此れからはPLLの時代でそれを先駆けたメーカーなので買って貰って絶対に後悔させる事は無い。」と太鼓判を押してくれたので其れを信じて購入する事にした。


 購入して使ってみると静かな周波数帯を聞いた時にPLL回路のクロックのフェーズノイズが少し気に成ったが其れでもTS-520Dとは別の世界でSNが良く此のトランシーバーを使用してDXCCで300Cを達成した。ただSSBモード時は了解度重視の設計でケンウッドの機器と比較すると送受共に硬い音(ハイが効いた音)で此れは私としては気に入らず送受回路を可成り改造して使用して居た。周波数安定度も殆ど気に成らなかったが高安定水晶回路がオプションで有ったので此れを装着し周波数ドリフトは全く気に成らなくなった。此のデジタル機種の御蔭で周波数安定度は申し分なく然も周波数は直読出来たのでDXクラスター情報を得たら其の周波数で待ち構えるだけで後はコンディション次第で聞こえるか聞こえないか?の問題だけで待受け受信が随分楽に成った。


 昔の先入観が強く最初はICOMのトランシーバーを選択するのに躊躇したが其の後の無線機の新規購入は全てICOMの無線機と成って居る。


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