黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 ペンション「花 ふらり」

2018年07月16日 18時48分28秒 | 旅行

           


 今回の旅行計画で一番苦労をしたのは12泊に及ぶ宿泊先の宿の予約関係で此れ等の事は過去には経験が無かった。何故なら過去の一人旅では経費を抑えて一日でも長く滞在する事を主に考えて居たので旅先での全てが車中泊で最長は2ヶ月半を車中泊のみで過ごした。処が今回は家内同伴の旅だったので出された条件は「アマチュア無線運用は遣らない事」、「旅先での車中泊は絶対駄目」で従って今回の旅は先ず旅のアバウトな訪問地をリストアップし其れを距離や観光地の条件(観光船の時間、各施設の営業時間帯、花等の開花時期)や重複しない効率的なルート作りをし其れを更に細かく検討して最終的に旅行中の日々の宿泊先を選んだが此れには本当に苦労した。


 宿泊場所の検討は1ヶ月以上前から始めたが此の歳に成ると自分の健康状態や親戚回りに何か不幸が有ると旅行等には行け無く成るので宿泊地の予約を取り始めたのは出発の2週間ほど前からであった。予約は全てインターネットで行ったが1ヶ月前だと有名ホテルでも殆ど予約を取る事は可能で有ったが2週間前に成ると様相は可也変り、有名処の特に金曜日や土曜日の宿泊は取れない物も出てき始めた。矢張り観光会社が一括して押さえるのだろう観光処の知床や富良野方面は此方が希望するホテルの予約は取れず思う様には行かなかった。


 宿泊予約段階で必ず聞かれるのがチェックインの時間帯、相手にすれば一番重要な項目であろうが相手の大半が希望する19時頃までのチェックインは道内の長い距離を移動しながら旅行する者には何が起こるか?解から無いだけに此のハードルは結構高い。其れだけに今回の旅で移動距離が長く観光スポットの多い阿寒~摩周湖方面は宿の選択に可也迷った。特に此の摩周湖は先日のブログに書いた様に霧の無い摩周湖を拝める確率は低いので(あくまでも私の経験だが)最初は昼間に行き見られなかった場合には翌日の早朝に再挑戦する計画であったのでチェックインやチェックアウトの規定が無い宿を中心に探した。弟子屈方面で人気ランキングが高く前記の条件に自由さが一番あったのが今回御世話に成ったペンション「花 ふらり」で有った。此処は此の地区の人気ランキングで1~2位を争う有名な宿泊先だったので予約は先ず無理だろうと思って居たが何とか取れたが前記の計画が有ったので状況の変化に対応可能な朝夕の食事無しで予約した。


 実際に宿泊予定当日の摩周湖は深い霧に覆われ昼間と夕方時間と2回に渡りトライしたので夕食を済ませて居たら可也の遅い時間帯に成り今回唯一約束のチェックイン時間に間に合わない可能性に事前に電話連絡を入れる事に成ったが実に気持ち良い対応で有った。予定より少し遅れてのチェックインと成ったが此のペンションは屈斜路湖の南側を弟子屈の町筋に向かうパイロット道路上に有り以前に三橋さん(JE8DVU)お気に入りで入浴を勧められた「コタン温泉露天風呂」に近い場所にあった。道路から100mほど奥まった場所に写真の建物が有り若いスラリとした女性オーナーが対応して下さり二階の部屋に上がると広々とした洋間で今回利用した大半の宿とは違い華美な作りでは無いが新しい清潔感溢れる部屋でそれ故に宿と言うより親戚の家に泊めて貰った感覚で初めてのペンションでの宿泊は新鮮なインパクトが有った。


 後にフロントで今回の旅で一番期待した摩周湖が今日見られ無かったので明日は早朝に出発するので先に支払いを済ませたいと申し出たら「何時頃に成りますか?」と聞かれたので「5時には出発したいのですが構いませんか?態々起きて戴くのは申し訳ないので宜しければフロントにキーを置いて出発します」と伝えると「起きて居ますから大丈夫です」との事、其の後に私が「一般の宿泊設備とは部屋の作りやアットホーム的な雰囲気作りが違うのは矢張り旅が好きでないと解からないと思うので旅行が大好きで其の延長線上でペンション経営をされたのでは?」と僭越ながら聞くと矢張り図星で「旅が好きで国内外を旅行して北海道の此の地が気に入り京都から両親を連れて此の地に来た」との事で全て納得した。


 翌日の早朝に出発する時には態々お見送り戴き「宿泊された皆さんの写真を残したいので1枚写真を撮らせて下さい。」と言われ家内と2人でペンションの玄関で写真に納まったが此れも今回が初めての経験であった。オーナーには本当に迷惑を掛けたが此の早朝の出発が途中雨だったにも関わらず奇跡的な展開で摩周湖の美しい姿を家内に見せる事が出来た。今回、縁あって一泊したにも関わらず此処の売りの一つのオーナー手作りの食事を一度も味わう事無く素泊まりに終わった事が残念で成らないし、オープン・デッキや9000坪に及ぶ敷地の散歩もせずに終わったので出来るだけ早く機会を作り次回にはユックリと宿泊したいと考えている。(後で家内に教えられたが此の女性オーナーは家内が若い頃から大好きな宝塚歌劇団、花組み出身の宝ジェンヌだったらしい。其れなら記念に家内とのツーショットを是非御願いしたのだが家内は気後れして言えなかったらしい。)兎に角一味違う印象に残った宿で成る程人気度が高い筈だと思った。



   


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