少し前の此のブログに書き込んだが私が子供だった頃はＮＨＫの『大相撲中継』は大嫌いな番組であった。何せ立ち合い前の数回に及ぶ仕切りの動作が延々と続き、まどろっこしく、退屈な挙句、いざ立ち合いが始まると数秒間か？長くて１分以内に勝負が決するのに、あの仰仰しさは子供心に馴染めなかったし、あの時間帯は子供にとっては楽しみにしていた子供向け番組が沢山有ったのに其れが見られ無かった事も多分に影響していた様に思う。
従ってっ成人しても『大相撲中継』を見る事は全く無かったが２年ほど前から何を思ったか？家内が夕食の準備中にラジオで聞く様に成り、其の内に気に成る力士が出来ると夕食時に此の番組をテレビで見る様に成った。私も最初は全く興味は無かったが相伴して居る内に段々と熱心に見る様に成り此の２年間は幕入り後の実況中継は殆ど見る様に成った。
これは年齢から来るものなのか？よく解らないが子供の頃に退屈に感じて居たあの立ち合い前の長い時間帯も今は苦に成る事も無く結構楽しんで見れる様に成った。其れと以前だとお決まりの海外出身力士の優勝が定番だった大相撲の世界も此処数年前から平幕の思わぬ力士が優勝する場所が在り特に此の初場所は大荒れする平幕優勝が続いて居た。今場所も両横綱は初日から休場で誰が優勝するのか？面白く成りそうな予感がしていた。
此の予想は的中し、役付き力士を総なめにした大栄翔が１３勝２敗で初優勝し埼玉県に初めての賜杯を齎すと同時に殊勲賞と技能賞を獲得、保々完璧に近い優勝を遂げた。
家内は炎鵬や遠藤の様なイケメン力士がお気に入りだが何時も礼儀正しい対応をする北勝富士や勝利者インタビュー時に嬉しそうにニッコリと受け答えする玉ちゃん事、玉鷲もお気に入りの様子、私は何方かと云えば闘志漲るタイプのファンで松鳳山、渋さが光る妙義龍、家内と同じ理由で北勝富士や玉ちゃんのファンだが若手で将来性を感じる大栄翔や明生、もっと若手では霧馬山はきっと横綱に成るだろうと期待して居るが白鳳の様には成らない様にと願っている。
