今朝は不覚にも寝過ごして仕舞い、目覚めたのは07:40過ぎ、此の時間帯まで寝過ごすと7MHz帯をワッチをしても無駄なので久し振りに無線機の電源を入れる事無く朝食と成った。
相変らず御前中の天気は良くなかったが昨日の7MHz帯の逆V アンテナの調子が悪かったので其の原因を調べる事にし給電バランを吊上げているロープを緩め、給電部を調べたがアンテナ側に問題は無い様に思えたので給電部の先端Mコネクターにアンテナ・アナライザーの50オームのダミーを接続してアナライザーでSWRを測定したら矢張り同軸線路に問題が或る事が解かった。然し此の同軸線路はタワー上部までは10D2Vで引き回しして居り、其の先から10m長くらいの5D2V系の同軸で延長されている為に、10D2Vの先端にダミー抵抗(50オームの無誘導抵抗)を接続してアンテナ・アナライザーでSWRを測定すると正常なインピーダンスとSWRの表示が1に成った事から矢張り先の同軸に問題が在る事が判明した。
此の不良の同軸は以前に移動用の逆Vアンテナの給電に使用していたが心線と網線の間の絶縁物が5D2Vの様に硬い材質の物では無く、指で押さえると少し潰れる様な柔らかい材質で外側の網線の更に外側をアルミで覆ったタイプの同軸で5D2Vの様な柔軟性が無く、以前の移動運用後に丸く巻き取っても一度癖が着くと巻き取った丸みがゴツゴツと歪に成って使い勝手が悪かったので余り使用せずに保管して居たのだが、3エレ八木アンテナを使用した場合に時として国内QSO時のスキップ・ゾーンに寄る近距離との通信が遣り辛い事への対応用に臨時に作った逆Vアンテナ用に余っていた同軸を使用した。
此の同軸は以前にも強い風が吹いた後に同軸の心線が途中で断線するトラブル(外観からは良く解からなかったが)が在ったので今回も多分同じトラブル原因だろうと思って居たが矢張り其の通りであった。矢張り心線と網線の間の絶縁物が柔らかい為に同軸が強い風に煽られて同じ動作を繰り返すとタワーの支柱に固定された部分の少し先で同じ動作を繰り返すと中の絶縁物が柔らかい為に潰れて変形し其のストレスが単線の心線に加わり断線する様に思える。
其処で手直ししても何時か?同じトラブルが発生する可能性が高いので今回は新しい5D2V(此の同軸の絶縁材は硬くて其の丸さが殆ど変形しないので風などの外圧のストレスが直接心線に加わらない)に張り替える事で対応したので今後、此の問題は解消されると考えて居る。
矢張り同じ50オーム系の同軸でも色々と種類が在り、其々の特徴を理解した上で適材適所で使用しないと思わぬトラブルに成る事を実感した。