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▲ジョン・パーキンス 古草秀子訳 『エコノミック・ヒットマン』 2007年 東洋経済新報社 定価1800円+税(この版は原著1版の日本語訳です)
最近の「マスコミに載らない海外記事」2016年2月~3月で、注目したのは『エコノミック・ヒットマン』の第2版刊行のニュース、いわゆるかつてE・H・M(エコノミック・ヒットマン)だった人物の内部告発の著書の改訂増補版発行のニュース。
NSA→海外開発途上国要人情報入手→グローバル経済コンサルタント・経済アナリストの肩書きで途上国要人接近→経済開発・貿易プレゼンテーション・饗応→開発援助資金の利用勧誘→途上国の債務・救済名目の開発銀行による借金漬け→開発途上国経済・政治・法律の転換→宗主国・債権国による収奪システムの完成→頑固な国民に支持の強いナショナリストの指導者で、不正な饗応の効果なしの場合→CIAの本格参入・おでまし
▼ 『エコノミック・ヒットマン』 日本語初版 目次1
▲ 『エコノミック・ヒットマン』 日本語初版 目次1
▼ 『エコノミック・ヒットマン』 日本語初版 目次2
▲ 『エコノミック・ヒットマン』 日本語訳初版目次2
『エコノミック・ヒットマン』 の著者インタビューは、youtube デモクラシー・ナウにあります。併せて視聴するもよし、アマゾンで『エコノミック・ヒットマン』の古書を探して読むもよし。2007年出版なので、現在版元品切れで、残念ながら在庫なし、アマゾンか、公共図書館を探そう!
2016年の2月に極最近の情報を盛り込み大幅に増補・増ページした第2版がアメリカで出版したと報じている。ぜひ、原著第2版も日本語訳出版してほしい1冊だ。
「マスコミに載らない海外記事」はここ▼新版の内容を速報してくれている。早速記事をどうぞ
エコノミック・ヒットマン新版から 「退職者ができる6つのこと」 ▼2016年3月5日(土)記事
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/6-f0b5.html
世界を死の経済で支配する悪の帝国 ▼ 2016年2月24日(水)Paul Craig Roberts 記事
「EHM(エコノミック・ヒットマン)というのは、開発途上国指導者に、経済計画や巨大な開発プロジェクトを売り込む工作員のことだ。ヒットマンは、国家政府に、プロジェクトの資金調達をするためにアメリカの金融機関か膨大な金額を借りれば、国の生活水準が上がると説得するのだ。借り手は、プロジェクトで、国内総生産と税収が伸 び、そうした成長で融資を返済できるようになると請け負われる。
ところが、計画は、債務国が元本と利子が支払えないように、恩恵を過大評価するようしくまれている。パーキンスが書いている通り、計画は“歪曲した 財政分析、膨張した見積もり、粉飾決算”に基づいており、もし欺瞞が効かない場合には、話をまとめるため“脅しと賄賂”が利用される。
詐欺の次の段階は、国際通貨基金IMFの登場だ。IMFは債務国に、それで、その国の債権者に返済するための金をIMFが貸して、信用格付けを救ってやると言うのだ。IMF融資は支援の一種ではない。国家の銀行に対する債務を、IMFへの債務に置き換えるだけなのだ。
IMFに返済するため、国家は緊縮政策計画を受け入れ、国有財産を民間投資家に売却することに同意よう強いられる。緊縮政策は、IMFに返済するために使われる、社会年金、社会福祉、雇用や賃金や、経常余剰の削減を意味する。民営化は、IMFに返済するため、石油、鉱物や公的インフラを売却すること を意味している。協定は通常、国連で、アメリカと同じ意見で投票し、アメリカ軍事基地を受け入れる合意を押しつける。
時として、一国の指導者は計画や、緊縮政策や民営化を拒否することがある。もし賄賂が効かない場合、アメリカは略奪プロセスの障害を排除する暗殺者、ジャッカルを送り込む。」 Paul Craig Roberts 記事より
以下の本文はここから▼
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-c25c.html
デモクラシーナウの番組にも核心突く記事あり。▼
http://democracynow.jp/video/20070605-9
エコノミックヒットマンが明かす世界金融市場崩壊の理由とやり直しの道▼
http://democracynow.jp/video/20091110-3
この記事断続的に つづく