巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

プワソン・ダヴリル 四月の魚

2008年04月02日 05時22分35秒 | Weblog
 今日、4月1日、フランスでは写真のように”魚のイラスト”を背中に貼付けられた人が多数いました。娘の学校のクラス担任もいたずらな男子生徒に「先生、おはよう!」と挨拶された瞬間に背中に魚をペタッとやられたんですって。気づかず教壇に立った先生を、生徒たちがクスクス……。で、これがこそがプワソン・ダヴリル(Poisson d'avril=四月の魚)の伝統的な遊びなのです。
 エイプリール・フールはもともとはフランス生まれみたいですよ。昔々、一年の始まりは聖母マリアの受胎告知の日(3月25日)でした。そして1週間に渡り春分のお祝いをした後、4月1日に贈り物をし合うという習慣があったのだそう。
 が、その後、暦のはじまりは1月1日と定められ、以後、臨機応変な大半の庶民は贈り物の交換日を1月1日に変えたのですが、昔にこだわる一部の人々は相変わらず4月1日の贈り物を続けたのだとか。で、そういう”時代遅れの人”をからかって遊んだのがプワソン・ダヴリルのはじまり。
 なぜ魚(プワソン)かというと、魚座は3月20日で終わっていて、4月1日はもう牡羊座なのに「ま~だ魚にこだわってるわけ? 遅れてる~!」ってことで、そう呼んだみたいです。
 プワソン・ダブリルはその後、英米に伝わり、エイプリール・フールと名付けられ「ウソをついてもいい日」となりました。
 ブラックジョークに比べたら、フランスの魚貼付け遊びはすっごく子供っぽいけど、なんか、こっちのほうがほのぼのしてていいなと私は思いますね。

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