何事に対してもフランス人たちは、すぐにあやまらない。たとえ自分がミスをしたとしても「ス・ネ・パ・マ・フォトゥ!(=わたしのせいじゃない!)」と、とりあえず叫ぶのです。「ごめんなさい」「すみません」などの言葉があやまるときだけじゃなく、すっと出る我ら日本人とは正反対。
で、近頃、うちの娘もしょっちゅう「わたしのせいじゃない」と叫ぶ。たとえば、テーブルのコップの水を肘でつついてこぼしたとする。と、
「ス・ネ・パ・マ・フォートゥ!」(娘)
「何言ってるの、自分でこぼしたんでしょう?」(母)
「違う、わたしがこぼしたんじゃない。コップが勝手にころがったのよ」(娘)
「素直じゃないねぇ。日本人はそういうときは、ごめんなさい、ってひとこと言うものよ」(母)
「…………」(娘は無言でため息)
と、まぁ、こんな感じになるのが常なのですが、自分のミスを他の人や物に押しつけるのっていかにもフランス的。日本人のメンタリティをずっと大事にしててほしいと母は願っても、やっぱり環境が人間をつくっていくのでしょうか……?
*写真は今日の馬のレッスン風景。本文とはまるで関係ありません。
で、近頃、うちの娘もしょっちゅう「わたしのせいじゃない」と叫ぶ。たとえば、テーブルのコップの水を肘でつついてこぼしたとする。と、
「ス・ネ・パ・マ・フォートゥ!」(娘)
「何言ってるの、自分でこぼしたんでしょう?」(母)
「違う、わたしがこぼしたんじゃない。コップが勝手にころがったのよ」(娘)
「素直じゃないねぇ。日本人はそういうときは、ごめんなさい、ってひとこと言うものよ」(母)
「…………」(娘は無言でため息)
と、まぁ、こんな感じになるのが常なのですが、自分のミスを他の人や物に押しつけるのっていかにもフランス的。日本人のメンタリティをずっと大事にしててほしいと母は願っても、やっぱり環境が人間をつくっていくのでしょうか……?
*写真は今日の馬のレッスン風景。本文とはまるで関係ありません。