巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

いかにして”薬”を飲ませるか……

2009年08月23日 02時55分17秒 | Weblog
 ウチのジュエルは普段とても従順です。が、一年に2回だけ暴れるのを押さえつけて七転八倒に。それは何かというとお腹のおそうじをする薬を半年ごとに飲ませなくてはならないときなんです。フランスというお国柄らしく錠剤をチーズに埋め込んで与えると、大抵の犬はパクッと飲み込んじゃうので、あまりこの苦労話は聞こえてきません。
 でもジュエルは特別! チーズに入れてもバナナに入れてもま~るでダメ。まわりだけしっかり食べて錠剤だけ「プッ」と吐き出してしまうのです。で、しかたなくパパがジュエルを押さえ込んで強引に口を開けさせ、喉の入り口まで手をつっこんで強引に服用させるのが常。
 が、しかし、現在、パパは出張中なので私と娘で薬を飲ませるしかない! さ~て困った! で、おとといダニ麻痺症の予防接種を受けに動物病院に行ったときドクターに相談し、錠剤ではない薬を処方してもらいました。そしたらこれが茶色い小型のマシュマロみたいなやわらかい薬で3センチ×2センチもの大きさ。しかも大型犬だから2つ食べさせなきゃならない! 1つ7・4ユーロして合計14・8ユーロと高いので失敗はぜったいに許されません(ケチ!)。
 さて、娘と私は午前中に作戦会議(大袈裟!)。まず「くすり」あるいはフランス語で「メディカモン」は絶対に禁句。人間の言葉はかなり解っちゃうので気をつけないといけません。で、3時のおやつの時間に「新しいガトー(お菓子)」と言って食べさせてしまうことに決定。
 そして午後3時。「さぁ、おやつだよ~!」と娘がテーブルにつくと、ジュエルはいつもの通りすっとんできました。で、まずは普通のビスケットを一口(写真はこれです)。次いで、「わぁ~、ジュエル! あたらしいガトーだ。モグモグ……、う~んビーフジャーキーみたいな味がするよ」と娘が”薬のマシュマロ”を食べる真似して叫ぶ。と、食いしん坊のジュエルはヨダレをたらしながらはやくちょうだ~いと「ワン!」。そして、エイヤッと2つの茶色いマシュマロをあげたら、ジュエルは一瞬だけ首を傾げたけれど勢いでゴクッと飲み込んだ!!!
「やった~、大成功!」娘と私は抱き合って喜びました(またまた大袈裟!)
 でも、こんな芝居までしないと薬を飲んでくれないラブラドールって、他にはあんまりいないような……?
*茶色のマシュマロを食べてる写真にしたかったのですが、一発勝負なのでデジカメをかまえている余裕がありませんでした。