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恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

日頃の行ない

2005年08月13日 | 日記とか
何か悪いことが起きたりすると「日頃の行ないが悪いからだ」
なんてことを言われたりします。
確かに日頃から傍若無人な行ないをしているために、
困った時に誰も助けてくれないなんていうのは、
因果応報ってもんなわけで、納得できます。
しかしながら、帰りがけにいきなり雨に降られてしまう、
なんていうのは数多くの要素が重なって雨が降ってきたわけで、
普段から悪いことをしているから雨に降られるわけではありません。
科学的な偶然に偶然が重なって起きたことなのに、
人間は先に述べたように「日頃の行い」と結びつけたりするものです。
とはいえ、自分に悪いことが降りかかると、
やっぱり自分の日頃の行ないが悪いせいなのかなぁと勘繰ってしまいます。

旅行に行っていたため、1週間ほど眠らせていたバイクを目覚めさせるため、
新宿のバイト先までバイクで向かうことに致しました。
まぁ一週間ぐらい乗っていなかったからと言って、
バイクの腕が落ちるということはないのですが、
それとは関係なく降りかかってくる火の粉は相変らず減ることはありません。
今日もいつもどおりの道を走っていたわけなのですが、
途中の三車線道路に差し掛かった際、私は真ん中の車線にいて、
前に居た車の後方80メートルほどの位置について走っておりました。
で、ふと瞬間にいきなり前に居た車がハザードを出し、
道路の真ん中の車線にいるというのにその場に停車してしまいました。
おそらく左端が駐車車両で埋まっていたためにこの場に停めたのでしょうが、
60キロ程度のスピードで後ろにつけていた私はたまりません。
あわや追突かという所を急ブレーキで難を逃れたわけですが、
一歩間違えば本当に追突して事故、という状況でした。

さすがにこれには相当頭にきた私は、一気に血液が沸騰しました。
まずはその車に対してクラクションを鳴らして、
アクセル空吹かしの猛抗議、さらに運転席の横にバイクをつけて、
「ゴルァ(゜Д゜#)!」と怒鳴りつけ、さらにここでは言えないような+αも。
今まで怒っても怒鳴りつけるような行為はしなかったのですが、
やはりこのときの自分は相当頭に来ていたわけで、
後先とか周りの状況が見えなくなっていたわけですね。
後から考えれば本当にみっともなくて大人気ない行為だし、
日頃からこういうことはもうやめようと思っているだけに、
罪悪感と後悔がこの日も訪れることになりました。

で、こういうことがいつまでもやめられない私の行為、
すなわち日頃の行ないが、因果応報と言わんばかりに身に降りかかることに。
バイトが終わって外に出ると、予報になかったはずの大雨が。
携帯の雨雲レーダーを確認すると、なぜか新宿近辺だけ大雨。
そのほかの東京の地方は雨一つ降っていないというのに、
外を見れば道路から跳ね返るほどの雨が轟々と降っていたのです。
新宿近辺だけにかかる雨雲は30分以上待っても晴れることなく、
しかたなく大雨の中をずぶ濡れになりながら帰宅。
こんな雨予報にもなかったのに…と本当に割り切れない気持ちで、
何でこんな目にあうんだ、と思うと、
ついつい人から言われがちな「日頃の行ないが悪いからだ」
という、どうでもいい迷信のような言葉も真実味を帯びて聞こえるのが不思議。
昔の人が言っていた言葉は意外と迷信のようで、
本当は根拠のあるモノなのかもしれない、と思ってみたり。

恐懼謹言。