恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

2024/08/08 連雀亭ワンコイン寄席(主任:神田鯉花)

2024年08月08日 | 噺とか
立て続けの連雀亭ワンコイン寄席です。
比較的いい顔付なこともあってか、
それなりに盛況なのでありました。

出来心   鳳月
臆病源兵衛 馬久
柳沢昇進録 
将軍饗応  鯉花

鳳月さんは亀戸で一度聴いています。
この日は出来心を花色木綿のところまで。
明るく楽しい高座。

2番目の馬久さん、いい声です。
20分弱の持ち時間で臆病源兵衛。
ちょっと得した気分になります。

トリの鯉花さんの講談は、
あまり聞かない五代将軍綱吉について。
子と妻に先立たれ、傷心の綱吉を諸大名らがなんとかしようとする中で、
柳沢吉保が機転を効かせて、と書けばそれまでなのですが、
結局のところ綱吉が柳沢の妻子を寝とってしまうという…
本来は長い続きものとのことですが、
ここだけだとなかなかね。
面白く聴かせてもらいました。

ここのところ、ワンコインも当たりが多くて嬉しい限り。

恐懼謹言。
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2024/08/02 連雀亭ワンコイン寄席(主任:三遊亭ぐんま)

2024年08月02日 | 噺とか
今週2回目の連雀亭はワンコイン寄席。
トリのぐんまさんを目当てに出かけてきました。

ぞろぞろ 仁馬
干物箱  好二郎
肝つぶし ぐんま

開口一番は仁馬さん。
葛飾柴又出身を売りにしており、
葛飾区から依頼された講演会の話など、
本編はぞろぞろですが、
オーソドックスなものではなく、
舞台も四谷だったり、おばあさんがダジャレ好きだったり、
今までには聞いたことのないタイプ。
途中からやや失速したような気も。

続く好二郎さんは圓楽さんは好楽門下。
今日の出演者は全て三遊亭ながら、
所属団体は別なんですね。
発声もよく、いい声をしています。
干物箱をコンパクトにまとめて、
非常に良い出来の一席でありました。

ぐんまさんはオリンピックの話題から高校時代のレスリングの思い出をマクラに。
練習をサボって寝ていたら蛇に噛まれ、
通りすがりのおじいさんに助けられ、
という話題から昔の病気の治療の話へと話題が移り、本編の肝つぶしへ。
初めて聴く話ですが、かつては圓生師匠、
現在では正雀師匠などがおやりになるようで。
シリアスなシーンもありながら、
最後は落語らしくしっかり落とすわけですが、
途中の迫力たっぷりに演じるところはそれなりの技術が必要ですね。
ぐんまさんはそのあたりバッチリ。
新作かと思いきや思わぬ古典ですが、
満足度の高い一席でした。

立て続けに足を運んだ連雀亭、
本日もコンパクトに楽しませていただきました。

恐懼謹言。
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