恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

7/30(日)池袋演芸場昼席

2017年07月30日 | 噺とか
7月下席の池袋昼席2回目です。
今日は休日ということもあり、前回の行列よりもはるかに多くの人が。
早めに行って待つというのもここのところでは慣れてきてしまっていますが。

朝太郎「真田小僧」
小太郎「堀之内」
喬志郎「芋俵」
甚語楼「町内の若い衆」
青空一風・千風「漫才」
文 蔵「馬のす」
琴 調「四谷怪談-お岩誕生-」
―仲入り―
天どん「牛の子」
歌武蔵「宗論」
夢 葉「奇術」
喬太郎「任侠流山動物園」

・琴調先生の「お岩誕生」は初めて聞きました。
 有名なお岩さんの話って、言われてみるとそこまで詳しくなかったなぁ。
 きちんと手ぬぐいの中にお守りを入れていたのが印象的でした。
 聞き入ってしまいます。

・天どん師匠「牛の子」、よくこの話にあたるんだよなぁ。

・喬太郎師匠「任侠流山動物園」は、4月の鈴本以来2回目。
 パンダのパン太郎親分、いい味出してるなー。
 8/4の鈴本、三題噺にもうかがいます。
 
8月の余一会「喬弟仁義」の前売り券を購入して帰宅。
7月ももうおしまいかー。

恐懼謹言。
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7/27(木)池袋演芸場昼席

2017年07月28日 | 噺とか
先日の椎名町馬遊会から時を経ずして昼席へ。
開場の45分ほど前に到着しましたがすでに行列。
先日の夜席ほどではありませんが、続々と列は長くなる。
来月の小三治師匠の時はもっとすごいんだろうなぁ。

朝太郎「道灌」
喬の字「真田小僧」
小傳次「仏馬」
甚語楼「寄合酒」
青空一風・千風「漫才」
馬 遊「転失気」
琴 調「鋳掛け松」
-仲入り-
天どん「タラチネ」
歌武蔵「小言念仏」
アサダ二世「奇術」
喬太郎「紙入れ」

・午前中仕事してからだったので、前半部分は記憶があったりなかったり。
 小傳次師匠の「仏馬」は初めて聞きました。
 さすが池袋だなぁと思います。

・馬遊師匠、先日の様々なエピソードが思い出されますが、
 ここはきちんと「転失気」を丁寧に演じておられました。
 いやはや、先日の馬遊会に来ていなければ、本当に普通なんだけどな。

・天どん師匠「タラチネ」は2回目かな。
 改作とまではいかないけど、好きな噺なのでよかったよかった。
 全体的に反応の薄い客席の空気はここから変わったと思います。

・歌武蔵師匠の「小言念仏」は初めてだな。迫力があります。
 出囃子が変わっていたのはなんでだろう。

・アサダ先生はトーク長め。
 ブログとかに書く人がいるけど、まとめておけば金になるよ。
 なんてことをおっしゃってましたが、どんなもんでしょ。

・喬太郎師匠は「紙入れ」でした。
 トリネタではないんでしょうが、その分(?)、
 マクラたっぷりであれこれ聞けるのが楽しい。
 池袋を舞台にした西武と東武の争いとか、
 馬遊会後の打ち上げでないとプールの話題で盛り上がったとか云々。
 肝心の「紙入れ」も聞きなれた噺であるはずなのに、
 喬太郎師匠の女将さんを艶っぽく演じるあたりが妙にツボ。
 新作で来るかなと思ったけど、楽しませてもらいました。

恐懼謹言。
 
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7/23(日)椎名町馬遊会@池袋演芸場

2017年07月23日 | 噺とか
金原亭馬遊師匠を愛する噺家によって開催されたこの会。
前売り券を確保しておいたからいいものの、直後に完売。
今日も開場の45分前に池袋に行ったのですが、すでに行列。50人ぐらいいたかな。
池袋演芸場から駅方面に向かって行列ができ、えらいことになっていました。
通りがかる人がみんな珍妙な目で行列を見る。そりゃそうだ。
立ち見での当日券も出たようで。いやはや。

出演は白鳥・喬太郎・彦いち・丈二・彩大・きく麿・三語楼・喬之助の各師。
最初は大喜利というよりフリートークで馬遊伝説が語られます。
・志ん朝師匠のステテコの話
・飼い猫が逃げてしまった話
・カラオケでのイカリングの話。
・自宅で訳アリのガウンを着用している話。
・酔っぱらって和式便所の便器を頭で割ってしまった話
などなど。
いやー。こういう愛される人っていますよね。
満席の池袋演芸場は完全におかしな空気になってしまいました。
途中、文蔵師匠が乱入するハプニングもあり、
軽く50分のおしゃべりが終わり、落語へ。

彦いち「あゆむ」
喬太郎「つる 馬遊バージョン」
馬 遊「不精床」

喬太郎「つる」は本日のためにあるようなネタ。
前半のフリートークで出た話を多分に盛り込んだ話で、さすがというところ。

仲入りをはさんで、あとは大喜利のコーナー。
どれもこれも笑わせてもらいました。
とにもかくにも、人徳ってすごいなー。

恐懼謹言。 
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7/22(土)鈴本演芸場昼席

2017年07月22日 | 噺とか
黒門亭での鉄道落語会を見に行こうとしたのですが、
30分前に行ったら満員札止めの木札がかかっており、
じゃー、こっちへということで鈴本へと移動しました。
寄席に来るのも久しぶりかもしれないなぁと思いつつ、
休日独特のガヤガヤする鈴本の客席へ。

きいち「手紙無筆」
伊 織「大安売り」
世津子「曲独楽」
圓十郎「ちりとてちん」
文 菊「湯屋番」
おしどり「針金アート」
正 蔵「味噌豆」
扇 辰「一眼国」
鏡味仙三郎社中「太神楽」
花 緑「火焔太鼓」
-仲入り-
ホームラン「漫才」
たけ平「金色夜叉」
はん治「妻の旅行」
正 楽「紙切り(線香花火・金魚すくい・相合傘・シンクロ)」
燕 路「厩火事」

・きいちさん、一之輔師匠ゆずりの「手紙無筆」でした。
 腕を上げて来てるなー。話し方なんかも似てきている。そりゃそうか。

・世津子先生はマジックから曲独楽に転向しているようですが、
 これはこれで面白い。

・圓十郎師匠も久しぶり。食べ物の話をやるのがよく似合う。饅頭怖いとか。

・文菊師匠の「湯屋番」は初めてかな。
 この人の女性の演じ方は色気があるよなぁと改めて。
 見た目はお坊さんに間違えられそうだというのに、そこがすごいところ。

・正蔵師匠、いつものとおり。休日のお客さんは大喜びでした。

・扇辰師匠「一眼国」、不気味な雰囲気の演出は客席が本当にシンとなる。
 いやー、本当にうまいなーと。

・花緑師匠は「火焔太鼓」でした。
 いつもトリネタでしか聞かないのでちょっと驚きました。
 時間の関係かマクラなしでそのまま入る。
 かなり早口でもあり、元気にまくしたてる感じの全編で、
 私はちょっと違和感を感じてしまいましたが、これはこれでありなのかな。

・燕路師匠は「厩火事」でした。
 ここんところよくこの噺にあたるような。

恐懼謹言。
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7/21(金)新作落語せめ達磨69@なかの芸能小劇場

2017年07月22日 | 噺とか
前回の天どん師匠の独演会の時にチラシを見て来てみました。
新作のネタおろしの会ということで、今回が初めてです。

ぐんま「グレコ奮闘記」
天どん「願いヶ浜」
花いち「ビルズ」
-仲入り-
楽 一「紙切り」
めぐろ「うっちゃり詐欺」

・前座のぐんまさん、レスリング部に所属していた時の思い出を、
 半ドキュメンタリー風にしてまとめたもの。
 いやー、普段の寄席では古典をやっているところしか見たことがないので、
 新作をやるとこんな風になるんだなぁと。
 座布団を使ってのバックドロップなど、普通じゃできないよなぁ。
 白鳥師匠譲りのハチャメチャぶり。
 天どん師匠も「似てるなぁ」とつぶやいていました。
 これで会場がおかしくなってしまったような。

・天どん師匠は「願いヶ浜」という噺。
 仕事をさぼったサラリーマンがたどり着いた砂浜は、
 砂浜に願いを書けばかなうという夢のような場所。
 そこに上司やら社長やらが現れて・・・という感じ。
 男の心情を独白のセリフに表すあたりがなんとも天どん師匠っぽい。

・花いちさんの「ビルズ」は、焼き肉店とボクシングジムが同居するビルの話。
 ボクシングジムでダイエットにいそしむも、
 下の階にある焼肉屋さんで食べ過ぎてしまって・・・というお話。
 まぁまぁ、こういうナンセンスさは好き。
 しかし、協会幹部から自動ドアが開く所作を注意されたとは。
 そこんとこの話が一番印象に残ってるかも。

・楽一さんの紙切り、やはり「バックドロップ」がお題に。
 忘れたから、と、ぐんまさんを呼んでさっきのポーズをやらせる。
 実はそのポーズのせいでヘルニアを患ってしまったとか・・・
 大丈夫かいな。

・めぐろさんは、パワーストーンのブレスレットを買わせようとする女の話。
 こういう詐欺ってあるんだろうなぁなんて思ってしまう。
 本題自体はそこまで長い時間の話ではないので、マクラがたっぷり。
 もう少しやりなれてくると面白くなるかなぁ。

全体的にお客さんの数も満席という感じでもなく、
のんびりと話を聞くことができました。

恐懼謹言。
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7/17(月祝)初演の会@落語協会2階

2017年07月17日 | 噺とか
鈴々舎馬桜師匠が中心となって月1で開かれている「初演の会」です。
かつては頻繁に顔を出していたのですが、ここのところ予定が合わず、
久しぶりに顔を出してきました。
予約を入れずに行っても何とかなるだろうと思っていたのですが、
最後のほうになるとほぼ満席の大入り。
早めに行っておいてよかった。

菊 生「宿題三題噺(乳癌・心霊スポット・詰め将棋)」
緑 君「あたま山」
馬 桜「肝つぶし」
菊 生「お菊の皿」

・菊生師匠の三題噺は、コンパクトにまとまっていました。
 新薬の開発に挑む製薬会社の人々のお話。
 サゲの部分では「あー!」と感心の声が上がっていました。
 こういうことね、という。

・緑君さんの「あたま山」、これも技量が求められる話ですね。
 落語の元ネタを知っているといろいろと楽しめるかな。
 オール阪神巨人の巨人さんの物まねが意外にツボ。

・馬桜師匠「肝つぶし」、初めて聞きました。
 薄気味悪い話かなーと思いつつも、最後まで聞いてすっきり。
 聞かせる話ですね。

・菊生師匠の二席目は「お菊の皿」でした。
 確か以前に末廣亭で聞いたことがありましたが、
 鳴り物はなかったので、これはこれで新鮮に聞けます。

宿題三題噺以外はすべて鳴り物入りで、にぎやかなものでした。
しかしまぁ今日は一日暑かった!

恐懼謹言。あ
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7/16(日)第13回「ザ・菊之丞」@ムーブ町屋ホール

2017年07月16日 | 噺とか
町屋で行われている菊之丞師匠の独演会です。ゲストは喬太郎師匠。
早いうちにチケット販売の情報を受けており、良席で観覧できました。
菊之丞師匠目当てのお客さんが多いと見えて、女性の割合多し。
ほぼ満席でございました。

はまぐり「たらちね」
菊之丞「鰻の幇間」
-仲入り-
喬太郎「そば清」
菊之丞「唐茄子屋政談」

・一席目の「鰻の幇間」は、夏らしくこの時期によく聞きます。
 騙す側の旦那の役の演じ方が、人によって大きく違うんだなぁと。
 マクラで幇間の話題が出ると、大概は「幇間腹」かなと思ってしまうけど、
 こっちでよかった。いや、あっちも好きなんですがね。

・喬太郎師匠は「そば清」でした。古典できました。
 さん喬師匠のそれは幾度となく聞いているのですが、喬太郎師匠はお初。
 「もりとかけ」、を「森友・加計」にからめたのは時事ネタがきいてますね。
 清兵衛「もりとかけに金が絡んで・・・」というのはすごい。
 祇園祭→擬音祭のネタも好き。

・トリネタは「唐茄子屋政談」を通しで。
 長くなるので、前半部分で切るパターンを聴いたことがありますが、
 通しでは初めて。
 いやいや、これもよかった。

9時過ぎにはけて、そのあとに一杯やっても翌日が休みというのはありがたい。


恐懼謹言。
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7/5(水)一之輔・天どん 二人がかりの会 新作江戸噺十二ヶ月(笑)・完

2017年07月06日 | 噺とか
天どん師匠と一之輔師匠が約3年間にわたり、
江戸を舞台にした新作落語を披露しようという会です。
最後にして初めて、高円寺まで聞きに来たわけですが、これまた満席。
一之輔人気恐るべし。
天どん師匠は鈴本のトリを休演しての高座です。

一之輔「蛇含草」
天どん「お札はがし」
-仲入り-
天どん「消えず行灯」
一之輔「背に母」

・一之輔師匠「蛇含草」は、先日の道玄坂で聞いてから2回連続。
 同じ人の会を聞きに行くとありがちなことかもしれませんが、
 今回は近い距離からの高座だったので、違った楽しみがありました。

・「お札はがし」は、たしかどこかの独演会で聞いた記憶が。
 明日の鈴本で続きを演じるという宣伝付き。

・「消えず行灯」は、本所七不思議を題材にとった新作風落語。
 終わった後、「ばかやろーこのやろー」の文句が頭から消えない。
 下手したら口癖になってしまいそうです。
 これこそ天どんワールドだなぁ。

・「背に母」は、かつて親孝行で人に無心をする男の話。
 古典派の一之輔師匠がどんな話をこさえるのかと思っていたら、
 これまた聞かせる噺だなぁと。
 今回一回きりでなく、寄席でもかけてほしいなぁと。

今回でこの二人の会は終わりということなんだそうですが、
来年以降この二人の師匠の会が違った形で開催されるかも、
なんて話があり、三本締めでお開きになりました。
いやー、平日の真っただ中ながらいい時間でした。

恐懼謹言。
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