仕事が夕方の中途半端な時間に終わり、
寄席にでもと思ったのですが、どうもピンとくるものがない。
昼席だったら足を運びたいところはあれど、夜席は・・・ということで、
あれこれネットで検索していると千葉県茂原市で無料の落語会の情報発見。
「初演の会」で何度も拝見している菊生師匠と、紙切りの楽一さんが出るという。
茂原と少々遠い位置にあるものの、開演が19時なのでこれは、と思って車を走らせます。
会場は茂原市にあるお寺で、妙弘寺。
檀家さんだけでなく地域の方を招いて毎年9月に落語会が無料で行われているんだそうで。
受付でカードを記入し、お茶とお菓子をもらう。
木戸銭無料なのになんと太っ腹なのでしょう。
開演の時間には会場であるお寺の本堂はほぼ満席になっておりました。
最初のころこそずいぶんとこじんまりとした会だったのだそうですが、
回を重ねるごとにここまで大きな会になったとか。
ご住職がそんな沿革をオープニングトークでお話しされ、落語会へ。
菊 生「熊の皮」
楽 一「紙切り」(貫一お宮・大谷翔平・闇夜の烏・一輪の彼岸花・大坂なおみ・伊達政宗・布袋様)
菊 生「七段目」
二つ目時代から出演していたという菊生師匠。
このお寺での落語会「まとい寄席」の命名をしたのも師匠だそうで。
高座の横にはお寺に伝わると思しき火消しの纏が設えられております。
そんなことに触れつつ、小噺から「熊の皮」へ。
甚兵衛さんのとぼけ具合と、やりとりが面白いですね。
「初演の会」では三題噺とか初演の噺ばかり聞いているので、
やりなれた噺で菊生師匠を聞くと面白みが違いますね。
一席終えてゲストの楽一さん。
鋏試しで馬・鶴・土俵入りを切って注文へ。
珍しくうっかりしていたのか、鋏試しの作品は客席には渡りませんでした。
仲入りなく菊生師匠がもう一席。
噺は「七段目」で、芝居の描写がもう抜群ですね。
こういう噺を聞くと自分も歌舞伎座なんかに足を運んで勉強したいなぁなんて思ってしまいます。
鳴り物入りで演じられるこの噺を聞いたことがありますが、
こういう会場ではそれもなく、かといって単調にもならず終始笑いが。
じっくりと菊生師匠を聞いたのは初めてかなと思いますが、
温かい客席もあって終始楽しい噺で、飽きることなく笑わせてもらいました。
普通なら木戸銭2500円も取っていいような会だと思うような満足度でした。
わざわざ茂原まで足を運んだ甲斐があったというものです。
恐懼謹言。
寄席にでもと思ったのですが、どうもピンとくるものがない。
昼席だったら足を運びたいところはあれど、夜席は・・・ということで、
あれこれネットで検索していると千葉県茂原市で無料の落語会の情報発見。
「初演の会」で何度も拝見している菊生師匠と、紙切りの楽一さんが出るという。
茂原と少々遠い位置にあるものの、開演が19時なのでこれは、と思って車を走らせます。
会場は茂原市にあるお寺で、妙弘寺。
檀家さんだけでなく地域の方を招いて毎年9月に落語会が無料で行われているんだそうで。
受付でカードを記入し、お茶とお菓子をもらう。
木戸銭無料なのになんと太っ腹なのでしょう。
開演の時間には会場であるお寺の本堂はほぼ満席になっておりました。
最初のころこそずいぶんとこじんまりとした会だったのだそうですが、
回を重ねるごとにここまで大きな会になったとか。
ご住職がそんな沿革をオープニングトークでお話しされ、落語会へ。
菊 生「熊の皮」
楽 一「紙切り」(貫一お宮・大谷翔平・闇夜の烏・一輪の彼岸花・大坂なおみ・伊達政宗・布袋様)
菊 生「七段目」
二つ目時代から出演していたという菊生師匠。
このお寺での落語会「まとい寄席」の命名をしたのも師匠だそうで。
高座の横にはお寺に伝わると思しき火消しの纏が設えられております。
そんなことに触れつつ、小噺から「熊の皮」へ。
甚兵衛さんのとぼけ具合と、やりとりが面白いですね。
「初演の会」では三題噺とか初演の噺ばかり聞いているので、
やりなれた噺で菊生師匠を聞くと面白みが違いますね。
一席終えてゲストの楽一さん。
鋏試しで馬・鶴・土俵入りを切って注文へ。
珍しくうっかりしていたのか、鋏試しの作品は客席には渡りませんでした。
仲入りなく菊生師匠がもう一席。
噺は「七段目」で、芝居の描写がもう抜群ですね。
こういう噺を聞くと自分も歌舞伎座なんかに足を運んで勉強したいなぁなんて思ってしまいます。
鳴り物入りで演じられるこの噺を聞いたことがありますが、
こういう会場ではそれもなく、かといって単調にもならず終始笑いが。
じっくりと菊生師匠を聞いたのは初めてかなと思いますが、
温かい客席もあって終始楽しい噺で、飽きることなく笑わせてもらいました。
普通なら木戸銭2500円も取っていいような会だと思うような満足度でした。
わざわざ茂原まで足を運んだ甲斐があったというものです。
恐懼謹言。