少し時間があって連雀亭昼席へ。
落語協会の比較的ベテランな二つ目さんが多い回でした。
紙入れ らく兵
田能久 馬久
野ざらし あお馬
吉緑さんは以前は会に足を運んでいましたが、最近はご無沙汰でした。
以前と比べるとかなり落ち着いた印象。
千早ふるをしっかりと。
らく兵さんは前回の連雀亭以来。
どういうわけかネタが被りました。
こういうこともあるんですかね。
とはいえ、前回よりも洗練されたような。
楽しい高座でした。
馬久さんはご無沙汰。
かつての会でお会いしたのは2年近く前。
こちらもかなり落ち着きがあって、
地噺に近い田能久を淀みなく口演。
知った噺ながらワクワクさせられる一席。
あお馬さんも時々お見かけしますが、
今回もご無沙汰。
上半期を振り返ってWBCに関するマクラ。
決勝戦前の大谷翔平のセリフ、
「憧れるのをやめましょう」
を使ってみたが失敗するエピソードから、
付け焼き刃は禿げやすい、の流れ。
とはいえ子ほめではなく、野ざらし。
マクラたっぷりだったので、
本編は短めでしたが熱演でした。
もともと楽しい噺ですが、
あお馬さんの熱演が光ってより楽しい一席に仕上がっておりました。
とても良い顔付けながら客席は少数。
平日ですからこんなもんでしょうが、
それでも楽しい贅沢な空間でした。
マスク着用とアクリル板の撤去が今後の課題ですかねぇ…
恐懼謹言。