恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

坂東三十三箇所巡礼 第三十番 高蔵寺

2009年12月31日 | 坂東三十三箇所とか
さて、2009年の巡礼おさめです。
今年も30日まで仕事だったので、年内で純粋に休みなのはこの日だけ。
新年も4日から仕事ですので、こういうときにこそ巡礼に参ります。

さて、今日は房総の木更津方面へ繰り出していきます。
本日の目当ては平野山高蔵寺なのですが、その道すがら木更津駅近くで、
狸囃子で有名な證誠寺にも足を伸ばしていってきました。


↑ 證誠寺の狸塚の碑と狸の置物

木更津の市街から車で約30分、郊外のほうへと走っていくと、
小高くなった丘陵地の奥に高蔵寺はありました。
さすがに明日が新年ということで、境内に上がると露店の準備がされていたりと、
あえて年末のこの日にお参りに着た私がおかしな感じでしたが、
藤原鎌足にゆかりのあるとされるこのお寺、そこかしこに歴史を感じさるものが。
そういえばここにくるまでにも「鎌足小学校」とか「鎌足中学校」なんてのがあったな。
まぁ事の真偽はともかくとして、大事なのはそれを信じるかどうか、かも知れません。

秘仏が公開されている宝物館で「浄土巡り」なるものが名物なんだそうですが、
どういうわけか時間内にもかかわらず閉館されており、見ること叶わず。
年末だから仕方ないといえばそうなのかもしれませんが。
また、納経所で朱印をいただく際なのですが、
だいたいこういう納経所でご朱印をしてくださるのは、
袈裟を着用したお坊さんのような方がほとんどなのですが、
なぜかここの納経所にいらしたのはスウェット姿で髭をたくわえたお方。
見た目で判断しちゃいけませんが、なんか、こう、それっぽくないというか。
でも、大丈夫。いざ書いてもらえば字は達筆そのもの。
年の終わりに、人は見た目で判断しちゃいけないって思いましたね。

●基本情報●
名称:平野山 高蔵寺(高倉観音)
宗派:真言宗豊山派
本尊:正観世音菩薩
開基:徳義上人
創立:不詳(用明天皇の代)
住所:千葉県木更津市矢那1245

さぁ、そんなわけで2009年の最後に、
今年最後の日暮れを見るために富津岬まで車を走らせ、
16時40分に東京湾へと沈む太陽を見届け、今年も暮れていきます。


↑ 東京湾に沈む夕日を富津岬から望む、の図。雲がエラい形でした。

というわけで、今年も1年ありがとうございました。
また来年もよろしくお願い申し上げます。

恐懼謹言。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さらばmixi

2009年12月30日 | 恐懼とか
今さらといえば今さらなのですが、今年でmixiやめることにします。
初めてmixiに登録したのは、記憶は定かではありませんが、
学生時代のことであったと思うので、6,7年前でしょうか。
登録したばかりのころは、その招待制というシステムや、
コミュニティへの登録などから、数年ぶりに友人に再会したり、
自分の気になる情報を逐一チェックすることができたりと、
それまでのインターネットの利用の仕方が大きく変わったものでした。

細かい論評は避けますが、その登録から数年、
mixiの仕組みも大きく変わりました。
利用者の年齢制限が引き下げられたり、多くの人に認知されて利用者が激増したり。
そして、それとともに学生から社会人へ、と私の生活も大きく変わりました。
すると、次第にmixiに登録しているメリットもあまりなくなり、
現にこの1年間はほとんどアクセスしない状態でした。

年末に大掃除をしていて、私が物を捨てる基準は、
「1年間まったく使わなかったのであれば、今後も使うことはないだろう」
というものです。
この考え方に基づくと、もはやmixiに登録をしていなくても、
私が生活を送っていく上でこれといった不便はないだろう、と。

というわけで、mixiやめます。
本当はいろいろと論評したいんですが、面倒くさいのでやめときます。
というわけで、今後はこちらで情報発信してまいりますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
気が向いたらまた再登録するかもしれないけど。
当分はいいや。

恐懼謹言。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

坂東三十三箇所巡礼 第二十五番 大御堂

2009年12月07日 | 坂東三十三箇所とか
さきほどの清瀧寺の足で、そのまま筑波山方面へ向かいます。
かつて有料道路であった筑波スカイラインを抜け、
第二十五番札所の筑波山大御堂へ。

しかしまぁさっきの静かな清瀧寺と比べると、
大御堂のある筑波山神社周辺は日曜ということもあって観光客であふれており、
参道を車で抜けていくとそこかしこに駐車場の客引きが声をかけてくるわけで。
「この先いくと行き止まりで停めるとこないよ!」
なんて感じであっちからもこっちからも「1日500円」の声をかけてきて、
もうこの辺の人も必死なんだなぁと。

坂東三十三箇所霊場巡りの案内にはちゃんと無料駐車場が完備されている、
と表記してあるので、それを信じていたのですが、
車を進めるうちに徐々に不安になってくるわけです。
坂を上ってやっとの思いで山門の前までやってくると、
「参拝の方以外の車の進入禁止」の看板を発見し、
無事に車をとめることができました。
たかが500円とはいえ、あやうく客引きの罠にかかるところでした。

肝心のお堂自体は小さなものでしたが、
そこかしこに徳川家の葵の紋が施されており、その由緒を感じさせられました。
また、お堂脇の紅葉が程よく色づいておりました。
ちなみに、納経所の方の横に注意書きがしてあり、
「私は重度のニコチンアレルギーです。喫煙者の方は外でお待ちください」
とあったのが気になるところ。んー。

●基本情報●
名称:筑波山 大御堂
宗派:真言宗豊山派
本尊:千手観世音菩薩
開基:徳一法師
創立:延暦元年(782)
住所:茨城県つくば市筑波748

下山し、あとは筑波の学園都市を抜け、
かつて1度訪れたことのある竹園珈琲で一服し、豆を購入して帰宅の途へ。
充実の休日。満足満足。

恐懼謹言。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

坂東三十三箇所巡礼 第二十六番 清瀧寺

2009年12月07日 | 坂東三十三箇所とか
12月に入りました。本日は茨城方面へ。
季節としてはもはや冬なのですが、ところどころにはまだ紅葉を散見できます。
今日足を運んだ筑波山方面も、だいぶピークを去ったとはいえ、
まだまだ楽しむに値するものが多々。

さて、まず昼前に自宅を出て一路常磐道を北上。土浦北ICまで。
例のETC高速割引のおかげで、以前のおかげで遠出が比較的楽になりました。
かつてのバイク時代より経済力がついたせいもあるのかもしれませんが。

で、高速のインターを降りてから10数分車を走らせて、
徐々に道が私道のように細くなっていって、その終点に現れるのが、
この、南明山清瀧寺。
時代と趣を感じさせる山門をくぐっていく風情はなんともいえません。

雰囲気はいいんですが、お参りを済ませてご朱印をいただこうと、
納経所に立ち入ると中からは大音響のテレビの音。
ナレーションから察するに「開運なんでも鑑定団」の再放送。
中には2人の職員の方がいたのですが、
どちらも少々お年を召された方で、こちらから声をかけても反応なし。
で、やっと気配で気づいてご朱印をいただいたのですが、
その一連の動作の中で一切の言葉はなし。
そういう作法なのか。はたして私がいけないのか・・・

●基本情報●
名称:南明山 清瀧寺
宗派:真言宗豊山派
本尊:聖観世音菩薩
開基:行基菩薩
創立:推古天皇十五年(607)
住所:茨城県土浦市大字小野1151

まぁいろいろなお寺、人がいるものです。

恐懼謹言。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする