恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

就職試験と日本地図

2007年07月31日 | 日記とか
我が校では就職者を対象にした一般常識の講座が毎年開講されていて、
その社会分野の講義を本日1時間ほど担当しました。
社会の中でも特に地理的なものをというご要望だったので、
何やろうかなぁとあれこれ考えて結局日本の地名やら何やらをやることに。
一番基本的な部分では白地図で都道府県の位置確認やら県庁所在地の確認ね。

高校3年生で就職を間近に控えているのであれば、
この程度のレベルぐらい当然出来なければ困ってしまうわけですが、あなどるなかれ。
白地図で栃木県の位置がわからなかったり、群馬県の県庁所在地がわからなかったり。
場合によっては自分たちの住んでいる東京都がわからない者までいる始末。

いや、もちろんしっかりわかっている人間のほうが多い(と信じたい)のですが、
それでも就職を控えていながらこのレベルでは・・・・
もはや地理分野とかそんなレベルじゃなく、もう一度小学生からやってこい、
ぐらいな気もするんですが、まぁやらなきゃしゃあない。
そんなことをやっていたらあっという間に1時間。
んー、果たしてこのまま就職試験に送り出していいのか、
甚だ心配な生徒の多いこと多いこと。俺はやれることはやりましたぜ。

恐懼謹言。
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働かない頭で小論文添削

2007年07月30日 | 日記とか
小論文添削のため学校へ午後から出勤。
6人分の小論文をテーマに沿って添削するのですが、
さすがにこちらは専門家でもないので、正直自信はないのですが、
これでも一応は大学時代に卒業論文なる「論文」も書いているので、
えらそうに添削してしまえと思い切って添削を開始します。

比較的できのいい生徒の場合、一人につき30分もあれば終わってしまうのですが、
中には日本語として成立していないような文章を書くような子もいるので要注意。
メール全盛のこの時代、文章を書くことに抵抗のなさそうな高校生たちですが、
いざ原稿用紙にまじめな文章を書くとなると内容以前に形式の問題が多すぎ。
小学校時代にまともに作文の指導すら受けてこなかったのかなぁと。
誤字脱字なんてかわいいもんですから。

とにかく昨今の高校生の文章能力について考えさせられました。

恐懼謹言。
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移動教室谷間の日曜

2007年07月29日 | 日記とか
どうも間で移動教室に行くと日にちの間隔があいてしまい、
更新意欲が減退してしまうのがよろしくないところ。
夏休みの宿題が積もりに積もると一気にやる気なくなるようなもんか。

この日は一日学校で一日お仕事。
お仕事といっても移動教室に出発するクラスを朝7時半に見送り、
前に行っていたクラスを夕方に出迎えるという仕事。
つまり、朝見送ったらその後十時間近くにわたって仕事がなく、
学校にいながらなぜか暇な一日を送ってしまうことに。
これだけなら私じゃなくても勤まりそうなものなのですが、
まぁこれもお仕事。

恐懼謹言。
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必要なのは根気と体力

2007年07月28日 | 日記とか
テニスの試合がこんなにも根気が必要だとは。そう感じた一日でした。
野球のように団体競技であればさっさと試合が始まるのですが、
テニスは1回につき1人、もしくはダブルスで2人が限界。
その割に参加者もそれなりにいたりするので、今日みたいな大会ともなると、
その日のほとんどが待ち時間で費やされてしまうわけです。
前の組が終わったら今度はこっちのコートで、っていうのもスムーズに行かないので。

そんな今日は朝の8時半に現場入りして、全6試合終えて会場を後にしたのが午後6時。
そのうちほとんどが待ち時間だったのは言うまでもありません。
1試合早ければ20分で終わってしまうぐらいですから。
テニスはとにかく根気が必要だわなぁ。なんか考えねば。

恐懼謹言。
コメント (4)
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モンスターとヘリコプター

2007年07月27日 | 所感とか
あまりこういうことを愚痴っていいのかわかりませんが、
またしても出くわすのが最近話題の「モンスター」とか「ヘリコプターってのは増えていますが、
移動教室が終わった翌日の今日、早くもそんなことに悩まされております。

確かにこっち側の不手際というか、至らない部分はあったにせよ、
それを学校全体の体質だとかそういうことに結び付けて、
すぐに責任者、校長を出せという論理につながってくるのはなんなのでしょう。
思うに自分自身を被害者だと考え、
はたまた「良識的な市民」と考えて行動するのでしょうが、
それがこちらの理解の範疇を超えている場合があるわけです。

往々にして自分の子に及んだことだけに言及するのではなく、
絶対に否定できない常識論をかざして責任を追及して正義の味方になった気になる。
この場合、こちら側にどれだけ言い分があったにせよ、それは聞かない。
聞いているふりをしていてもそれはポーズだけ。
結局は自分の言いたいことを言うだけいって帰っていく。
そのおかげでこちらはどれだけの労力を負担させられているのか。

権利と個人の自由ばかりを教えられてきた世代が今まさに親になっています。
そういった人々は親になっても所詮はそのまんま。
そして今、我々はその被害の最前線にいるわけです。

恐懼謹言。
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帰還しての所感

2007年07月26日 | 所感とか
3泊4日の寮生活を経て午後、やっとこさ帰京しました。
万事無事に終えられたとはいえませんでしたが、おおむねの行程を予定通り消化し、
時間通りに東京に帰ってきました。

帰ってきてまず思うのは、終わってほっとしたなぁという感情と、
あの時もっとこうしておけばよかったなぁという反省。
どっちのほうが多かったかといえばもうそれは当然後者。
初めての担任として引率した割にはよく出来たよ、というお褒めも頂きましたが、
それもこれも引率として私をフォローしてくれた先生方の協力と、
なによりいうことをしっかりと守って動いてくれた生徒たちのおかげ。
私はそういった点で恵まれていただけに過ぎないのです。
帰ってきてほっとして、まず感謝しなければいけないなぁと思うわけです。

8月の頭から、今度は担任をフォローする側としてもう一回同じ行程を行なうので、
そのときにはしっかりと、担任が助かるようにフォローせねばな。
助け合いの精神と謙虚になる気持ちを忘れないように。

恐懼謹言。
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達成感と星空

2007年07月25日 | 日記とか
今日は昨日に比べるとやや長い距離を歩くことになっています。
朝の9時に出発をして帰ってきたのは午後3時。
途中路線バスを使うなどしましたが、その行程のほとんどを歩き、
中にはけっこう急な道もあり、そのすべての行程を全員が歩ききることができたのは、
担任としてはけっこううれしいものです。
中には体がそこまで強くない生徒もいるわけで、当初は心配していましたが、
自分の足で歩いてやろうという意志を持ってやり遂げられたのはよかったなぁと。
なんでも一つでいい。これが出来たという自信が今の子供たちには必要なんです。
たいしたことでなくても何でもいいから、「これができた」という自信が。

夜は夜で東京では出会うことの出来ない満天の星空に出会えたのも幸運でした。
人工衛星の動くさままで見ることが出来るなんて、都会じゃまず経験できませんから。
一つ頑張って踏み出してみると、そこには今まで見れなかったものが見えてくるもの。
それは生徒だけでなく、私もまた然りでした。

恐懼謹言。
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肉と滝の2日目

2007年07月24日 | 日記とか
さぁ寝不足生活2日目。
今日は簡単なウォーミングをアップをかねた軽いハイキングへと出かけます。
行き先は近くのデイキャンプ場で、そこでバーベキューを頂く手はずになっています。
スポーツ部に入っている生徒を除いては普段そこまで歩くこともないのか、
30分も歩くと「疲れた」とか「足が痛い」なんだとかで弱音を吐き始めるのですが、
道も平坦で明日の歩く道に比べたら全くお話になりません。
適当に流しながら励まして歩かせ続けていくと、すぐにデイキャンプ場に到着。

バーベキューはしっかりと薪から火をおこしてやる本格派なのですが、
これもこれで一回説明を受けたぐらいでは上手に火を起こせるはずもなく、
係員の人に助けられながら何とか火をつけては消え、というのを繰り返す始末。
これじゃろくに肉が焼けるはずもなく、生徒の大半が悪戦苦闘していました。
まぁそりゃそうだろうなぁ。私だって満足にこれが出来る自信がないから。
体中が煙くさくはなってしまいましたが、これもこれでいい経験です。

食後、腹ごなしをかねて再びハイキングへと戻り、この近くにある滝を目指します。
この滝、いちおう観光名所ではあるのですがあまり観光客もおらず、
生徒教員含めて思い思いに清流に足を突っ込んで涼をとるのですが、
これがまた心地いいんですね。夏にしては冷たく足がかじかむぐらい。
歩きつかれた足を癒してくれるかのようです。
中には不逞な輩もいて、水かけっこをはじめて服を濡らしてしまったしていましたが、
滝からのマイナスイオンには何か気持ちのいいものがありますね。

そんなこんなでウォーミングアップをかねた2日目も更けていきました。
さすがに疲れていたのか、生徒たちも大して見張りをする必要もなく、
早々に就寝していました。よし、これで教員も早く床につけるというもの。
睡眠時間は生徒だけでなく教員も必要なんです。むしろ生徒以上に。

恐懼謹言。
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やってきたきた移動教室1日目

2007年07月23日 | 日記とか
怒涛の一週間、何やら色々ありすぎてすっかり更新が滞りました。
記憶をたどりながら簡単にダイジェスト形式で振り返ります。

朝5時すぎに起きて学校へ。ここから寝不足の4日間が始まります。
7時半に一人の遅刻者を出すものの無事にバスは50余名の生徒を乗せていざ北へ。
途中2度の休憩を挟んで11時半に寮へ到着するとそこからはもう休みなし。
寮での生活の仕方から何から何まで集団生活のルールを教えねばなりません。
これだけでももう一苦労。
学校とは違った環境に来るというのはかくも大変なものなのか、と。
去年は単に引率してきただけなので生徒を楽しませていればよかったのですが、
今年はしっかりと担任としての職責を果たさねばならず、
その疲労具合は昨年とは比べ物にならないものでした。

とはいえ、今日は特にどこかへ出かけるでもなく、
空いている時間には生徒たちとスポーツに汗を流すなどして遊んでいられたので、
比較的楽だったかもしれません。
問題は明日から。

恐懼謹言。
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出発前日

2007年07月22日 | 日記とか
さて、明日から移動教室の引率ということで3泊4日の旅に出ます。
同じ行程は昨年も経験しているのですが、
昨年と状況が違うところは、今年はクラスを引率する担任としていくということ。
去年はほぼお客さん状態で生徒と遊んでいればよかったようなものでしたが、
今年はあれこれ指示をしたり、イベントの仕切りをしなければならなかったり、
とにかくやることの内容が大違い。
本当に同じところに移動教室に行くのかっていうぐらい。

前日の晩に眠れないというのは子供だけじゃなくて、
大人になっても同じかもしれません。
無事に安眠し、翌朝無事に起きられるか。
まずはそこをクリアするところからです。

恐懼謹言。
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