恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

バイク便とハーレー

2005年08月19日 | 二輪/四輪車とか
4時からのバイト前に近所のバイク屋に用事があったのと、
亀戸のTSUTAYAに借りたDVDの返却をしに行かねばならないため、
ついついバイクで出勤することにしました。
んで、バイクで新宿のほうへ向かっていく時のことなんですが、
ふと思うことがあったので、今日はそのことでも。

都内を走っているとよく遭遇するのがバイク便ライダーですが、
このバイク便という職業も、考えてみればよく出来たものですね。
都心の道路はどこへ行っても渋滞が付き物なわけですが、
バイクであれば車列を縫って突き進むことができるわけで、
車のように渋滞で時間をロスしてしまうことも少なく、
そこまで渋滞の影響を受けないのがバイクなわけで、
都心のオフィスとオフィスの間でのちょっとした書類輸送など、
大いに有効利用されているわけですな。
もっとも私は使ったことはありませんが、
バイクに乗って街を走るとそこら中で見かけるこのバイク便、
その筋の方々には大いに活用されていることが推察されます。

バイク便の方々のバイクというのは基本的には小さめのものが多いんです。
そりゃ渋滞している道路をすり抜けて走るためには、
あまりに大きな図体では邪魔ですからね。
125ccのスクーターから250ccのネイキッドタイプのバイクが大多数です。
バイク便という職業柄、おそらく職員もバイク好きな人が多いのでしょうが、
中には自分の趣味をまんま反映させてしまったバイクに乗っている、
というようなバイク便ライダーを見かけることもあります。
例えば1000ccもあろうかというレーサーレプリカのバイクだったり、
コテコテにカスタムされたビッグスクーターに乗っていたりする、などなど。

んで、今日見かけてしまったのが恐るべきことに、
ハーレーに乗ったバイク便ライダーでした。
あの独特のエンジン音だけを聞いていたら、
当初はバイク便ライダーとは思いもしませんでしたが、
その音源のほうを見ると後ろのシート部分にでっかい箱が据え付けられています。
そう。そのでっかい箱こそがバイク便の証なんです。
アメリカの広大な大地を走るイメージのハーレーが、
都心の渋滞道を車列をすり抜けながら走るのは、
何もバイク便に限らず惨めなものではありますが、
日々時間と戦っているバイク便ライダーがハーレーに乗っている、
というアンバランスさはなんとも見ていて可笑しなものでした。

この仕事に趣味を持ち込むのは別に構わないのですが、
その実用性まで犠牲にしてハーレーで仕事をする、
というのはどんなもんなんでしょうね。
「ハーレーに乗って仕事をしている」というとかっこいい気もしますが、
その実際の映像は結構間抜けだったりします。

恐懼謹言。
コメント
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