この記事のシステムはアマチュア無線でAPRSとして実用されている。
以下、読売のwebからの引用です、図は転載禁止ですのでリンク先をご覧下さい。
無線と全地球測位システム(GPS)を接続し、森林や山間地で救助隊員の位置や移動経路を正確につかむシステムを、酪農学園大学(江別市)の金子正美教授らのグループが開発した。行方不明者やけが人の捜索に力を発揮すると期待される。
GPSを使って位置を確認するシステムは、カーナビなどで広く活用されている。しかし、山間地や森林は携帯電話の電波が届かない地域が多い上、急峻(きゅうしゅん)な地形や高い樹木があると、GPSの精度も落ちてしまう。道内は電波の圏外となる地域が広く、山間地の救助活動でGPS情報が十分に生かせない課題があった。
金子教授は江別市と共同で、森林でも位置を把握できる高感度GPSと無線を接続。救助隊員の位置やこれまで歩いたルートの情報を無線で飛ばし、指揮本部のパソコンの地図上で表示する、新しい救助活動用のシステムを開発した。今後、各隊員が携帯する情報端末でも互いの位置情報を共有できるようにするという。
江別市消防署は、2日に野幌森林公園で行う予定の救助訓練で、隊員1人がGPSチップをつけて森林に入り、新システムの有効性を確認する。
金子教授は「無線を活用することで、消防署が低コストで実用化できるのが利点。今後はラジコンヘリにGPSと無線を搭載し、森林火災の現場の把握などに生かせるシステムも開発したい」と話している。
(2011年2月2日 読売新聞)
どんな実験をどの様に行ったのか、このシステムに対する利害関係は生じてくるのか。
このシステムは、すでに搭載しているアマチュア無線のハンディー機も販売されていますね。
これをどの様に考えれば新開発なのでしょうか。
久しぶりに唸ってしまう記事でした。