アマチュア無線の資格試験で電信の実技が簡単になり合格率が飛躍的に上がったらしい。
仲間が増えるのは嬉しいことでむしろ歓迎されることでは有るが、無線人口減少の中でのこのニュースをどの様に捉えていいのか少し戸惑っている。
アマチュア無線の資格は趣味の中の資格として一つのチャレンジ目標だった、それぞれの資格に準じたハードルが有り、以前は資格ごとの難易度がずいぶん大きな物に思えた。
遊びとしてやっていく中で、自分の成長を計る材料としても資格への挑戦は一つの胸躍るゲームだった。
ラジオ技術にワクワクした電話級時代(現4級)、必死になって覚えた電信、電鍵を買い込んで毎夜練習して挑んだ第2級、和文電信に悩まされ手振れで乱れた送信試験の第1級。
もちろんハイパワーへの欲望も大きかったが(クラブでデカイ顔でリニアが使えた)難易度に挑戦する楽しみが有った、資格により操作範囲に大きな差が有った時代、それゆえ取得した資格に喜びもあった。
はたして今の資格制度と操作範囲に当時のような喜びと魅力は残っているのだろうか。