沖縄・台湾友の会

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辺野古移設にデニー知事は無力である

2024-01-01 23:29:56 | 日記
沖縄・日本・アジア・世界 内なる民主主義

辺野古移設にデニー知事は無力である

政府が県に提出した設計変更には承認できない理由はなかった。だから、最高裁は設計変更を承認するようにデニー知事に命令した。最高裁が設計変更を承認するように命令したのにデニー知事は承認しなかった。最高裁の命令に従わないデニー知事に対して政府は代執行の訴訟を起こした。裁判は政府の代執行を許可する判決を下した。裁判の判決に則って政府は代執行し、設計変更を承認したのである。政府が代執行をした原因はデニー知事が最高裁の判決に従わなかったからである。
 代執行の責任はデニー知事にある。ところがデニー知事は「国策の名の下に、代執行という国家権力で知事の権限を一方的に奪った。民意を踏みにじり、地方自治をないがしろにするもので誠に遺憾だ」と述べ、政府の対応を強く批判した。 デニー知事は県知事でありながら最高裁の判決に従わなかったのである。違法行為をしたのである。法治国家である日本が県知事の違法行為を許すはずがない。裁判でデニー知事の承認権を政府に移すのは当然のことである。ところが国家権力で知事の権利を奪ったと非難するデニー知事ある。
 デニー知事に設計変更を承認するように命令したのは法の番人である裁判所であり、代執行権を政府に与えたのも裁判所である。法律がデニー知事の権限を奪ったのである。
 デニー知事は代執行が政府に移ったことに「「知事の処分権限を奪い、県民の民意を踏みにじる」と述べ、「憲法で定められた地方自治の本旨をないがしろにするものであり」地方自治の危機だと述べている。
 設計変更は大浦湾側の軟弱地盤を埋めるのが目的である。埋めるのは普天間飛行場を辺野古に移設するのが目的である。辺野古移設は地方自治の問題ではないし、米軍基地問題でもない。人道問題である。

 写真で分かるように普天間飛行場は宜野湾市の人口密集地のど真ん中にある。戦闘機の騒音被害はひどいし、戦闘機が墜落すれば生命が奪われる危険性がある。普天間飛行場は世界一危険な飛行場と呼ばれていることに納得すると思う。普天間飛行場の周辺の住民の被害を取り除くための辺野古移設である。
 辺野古飛行場予定地の周囲には住宅はない。海と山と米軍のキャンプ・シュワブだけである。普天間飛行場に比べて県民の住宅がないのが辺野古予定地である。県民の被害はゼロに近い。辺野古移設は宜野湾市民の騒音被害をなくすための人道主義の政策であるのだ。ところがデニー知事は国策と決めつけて「国策の名の下に、代執行という国家権力により選挙で沖縄県民の負託を受けた知事の処分権限を一方的に奪う」と政府を非難する。人道の政策も国策にして国家権力の押し付けの問題にすり替えるデニー知事である。
 二つの写真を比べれば、普天間飛行場を辺野古に移設するのは宜野湾市民の安全のためであることが理解できる。デニー知事は設計変更を承認するべきである。承認しないのは県知事としてあってはならないことである。しかし、承認しなかった。最高裁が承認するように判決したのに承認しなかった。県知事としての義務を実行しないデニー知事である。異常である。
 代執行判決は司法がデニー知事に知事として失格の烙印を押したのである。
 代執行の判決にデニー知事は「国が国策の名の下に国家権力により選挙で沖縄県民の負託を受けた知事の処分権限を一方的に奪った」と政府と裁判所を非難している。県知事として法治主義を放棄したデニー知事は県民の付託を放棄したに等しい。

 代執行によって埋め立て設計変更は承認され、1月から大浦湾側の埋め立て工事が始まる。
デニー知事ができたのは裁判沙汰にして埋め立て工事を少し遅らせたことくらいである。辺野古移設に対してデニー知事は無力である。


鍛冶俊樹の軍事ジャーナル (2023年12月31日号) *2024年、世界はどうなる?

2024-01-01 23:28:33 | 日記
鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
(2023年12月31日号)
*2024年、世界はどうなる?
 大紀元に拙稿「激動の2024年、世界はどうなる?」が掲載された。プレミアム記事なので、概要を紹介する。
1 ウクライナ戦争
 ウクライナ軍を支えているのは米国の軍事支援である。だが米国の巨額の支援の下、行われたウクライナ軍の反転攻勢は失敗に終わり、米国内では支援の継続に懐疑的な声が次第に高まりつつある。米国が支援を打ち切れば、ウクライナは停戦せざるを得なくなろう。

2 パレスチナ紛争
 10月7日にガザ地区からハマスがイスラエルを攻撃して戦争が始まった。ハマスが、こんな暴挙に出たのは、イランの口車に乗ったためだ。ところがイランはイスラエルの背後を突くという約束を実行せず、ハマスは孤立して壊滅寸前の状況だ。
 ハマスはガザ市民と人質を楯にとって停戦に持ち込みたいところだが、イスラエルはハマス壊滅まで停戦に応じるつもりはなく、米国もそれを支持している。

3 中国の台湾侵攻
 8月に中国の戦略ミサイル軍の司令官と政治委員がそれぞれ海軍将官と空軍将官に交代した。明らかに戦略ミサイル軍の内部粛清ための人事であり、再建されるには2年以上を要するだろう。
 戦略ミサイル軍が機能しなければ米空母の接近を阻止できないから、台湾侵攻は不可能である。

4 北朝鮮軍の南進
 北朝鮮の偵察衛星とICBM開発はロシアの全面支援によるものだが、中国は快く思っていない。ロシアは中国の台湾侵攻に北朝鮮の南進を連動させることを条件に中国の了承を取り付けている。
 しかし、さきに述べたように2024年に中国が台湾に侵攻するのは不可能だから、北朝鮮の南進もあり得ないことになろう。
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