ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

愛車解剖 スズキエリオ

2016-07-04 01:15:26 | 車、プラモ、ミニカー
みなさんこんばんは。
ホルマリン、ちょっといま大役を終えてホッとしている所であります。

先日、勤務先のセンター内で幹部会があったのですが、なぜか私が新入社員代表に選ばれてしまい、壇上に出て喋らなくてはならなかったんですよね…(^_^;)。
私を推薦したのは課長らしいのですが、なぜこんな私を…?(笑)
ホルマリンは家に引きこもってアイドルをひっそり応援しているような男であって、舞台に上がってみんなの注目を集めるような男ではない(笑)。

本社から偉い方々がたくさん来ているので、唱和する経営理念を一言一句でも間違ってはいけません。
尋常じゃないプレッシャーのなか、なんとか役割を果たしてヘトヘト状態で帰宅…。

久米宏似の上司やロバート馬場似の先輩に褒めてもらったので良しとしましょう…(^_^;)笑。
パーティー中はいきものがかり水野さん似の上司と共に挨拶回りをしていたので、本当に最後まで緊張しっぱなしでした。
今日は一日じゅう家に引きこもって体力回復(笑)。


さて、本題ですね。
前回の投稿で、ついに念願のマイカーを購入した事を報告しました。
運命の巡り合わせで私の愛車となってくれたのは、平成18年型のスズキ エリオという車です。


え~、写真を見てもいまいちピンとこない方がほとんどかもしれませんね…(^_^;)。私もそうでした。
車好きにも関わらず、この車の存在は高校生の時まで知らなかったです。
こんなにイカした車なのに、なぜかマイナー車というか珍車のカテゴリーから抜け出せず、わずか5年ほどでひっそり消えてしまった車種なのです。

街中でごく稀に個性的なリアスタイルの車を見かけるのは薄々気づいていました。
私はなぜかトヨタの車だと思い込んでいたのですが、なにしろ遭遇率が低いのでその正体は謎のままでした。

そんな中、高校1年か2年の通学途中、とある駐車場にあの個性的なリアの車があるのを発見。
どうしても気になったので近づいて見ると、まさかの「SUZUKI」エンブレム。そして「AERIO」の文字。
その時アタマに浮かんだ言葉は今でも忘れません。

「…あえりお?」


…しかし、それと同時に、私の頭の中である音楽が流れ始めました。

♪エ~リ~オ★
♪エ~リオがみんなを乗せてゆく~♪
♪エ~リ~オ★
エ~リオが街をゆく~♪♪


沢田研二の『TOKIO』をモジッた浮かれた替え歌(笑)。
一時期テレビのCMでアホみたいに流れていたので、頭のどこかにこびりついていたんですね。(^_^;)笑
歌のインパクトが強すぎて肝心の車の姿は全く覚えていなかったのですが、
お前がエリオか!!!!

…これが、私とスズキエリオの初めての出会いでした。
(参考:https://www.youtube.com/watch?v=a4wORyGiB8Q
当時CM。よく見るとグレード1.8の最終型と、私が購入したものと同じですね(*^_^*))




スズキエリオは2001年、カルタス(←いい名前!)の後継モデルとして登場。プラットフォームは新規に専用開発されるなど中々の意欲作だったようで、セダンタイプは一時期鈴木修会長が専用車として使用していた事もあるそう。
どちらかというと海外戦略に重きを置いたモデルだったようで、ヨーロッパでは「リアナ」の名前で販売され、『トップギア』の「有名人レース」のアタック車として酷使されていました(笑)。
セダンとミニバンとステーションワゴンのイイとこ取りを狙ったという贅沢なコンセプトの車でしたが、悪く言えば中途半端。
ライバル車は?と聞かれてもイマイチ答えづらく、「初代ホンダフィット」と答える人もいれば「ホンダシビック」「トヨタカローラランクス」と答える人もいる。
私が購入したのは標準よりも一つ上の1800ccモデルなのですが、こちらは側面にモールが追加されるおかげで5ナンバー枠から2センチはみ出るらしく、何となくコンパクトカーとは言いづらい仕様となっています…(^_^;)。

やはり「中途半端」感が否めないですね(笑)。


横から見ると車高の割にタイヤが小さく、しかもやけに中央寄り(オーバーハング)のためやや不格好に思えてしまう(それが愛らしいのだが)
エリオのオーナーが必ず挙げる欠点といえば、このオーバーハングが長いという点。実際、この個体もバンパーが補修された経歴があります。
段差に気を使いますね…。

ちなみに末期の1.8モデルは不人気のテコ入れとしてエアロパーツ標準装備
これがやけに似合っており、「おばさんの足グルマ」っぽさが漂っていた初期の1.5グレードとは全く違う車に仕上がっています(*^_^*)。
最終手段とばかりに破格の値段で販売されていましたが、その努力もむなしく2007年に生産終了…。後継をSX4に譲って車名ごとひっそり消えてしまいました…(;O;)。



さて、概要はこれくらいにして、みなさん気になる車のコンディション。
この個体、なかなか変わった経歴を持っています。
前の持ち主はなぜか東北の人。新車時の登録も東北の某県でされており、流れ流れて札幌市郊外の中古車店で売られる事になったようです。
北海道とは違って「サビ方が全然違う」(車屋さん曰く)らしく、下回りに目立ったサビは見受けられません(*^_^*)。


購入時の走行距離は6万2千キロちょっと。ギアレバーはいかにも「街乗り車」という雰囲気のシンプルなもの。
1.8モデルなのでシートヒーターが標準装備。


車に入ってた「点検ブック」に前の持ち主の名前が残っており(←しかも住所まで。いいのか!?)、それによると前オーナーはSさんという男性の方。
この車はそれなりに使いこんでいたようですが、かなり大切にしていたようです。シートは破れ一つなく、内装も年式の割に新しいです(なぜかトランク部分だけ貼り替えられているのが不気味だがw)
ボディも日光等で傷んだ箇所は全くなく、ほとんど新車同然。定期的にお手入れをされていたのか、もしくは車庫保管だったのか。

なお、パールホワイトのボディは調べてみるとオプションカラー。車に対するコダワリは持たれる方だったようですね。
若い人だろうか…などと色々な妄想が楽しめますね(笑)。


ダッシュボードには後付けのパイオニア製FH-777MDRが装備。CDもしっかり聴けるのだが、粗めのデジタル画面にいささか時代を感じてしまう…。
ボタンがやや黄ばんでおり、前の持ち主が愛用していた痕跡を感じられる(笑)。



ドアは至ってシンプル。幾度の開閉によりグリップ部分がグラグラになっているのは中古車ゆえのご愛敬か(^_^;)。
キはー軽く安っぽいプラスチック製でオモチャっぽいのが残念なところ。
そしてこれも前オーナーのコダワリだったのか、雪国生息車らしくエンジンスターターのオマケ付き。ボタンを押すと安っぽい携帯ゲーム機みたいな音とともにエンジンが始動します。
前オーナー、キーは肌身離さずポケットに入れていたようで、カドの塗装が結構ハゲていて使用感満載だ。



最後に。
え~…、この車が納車になって2週間ほど経ちますが、何度か乗っているうちにキレイな外装からは感じられなかった古さが見えてきました(^_^;)
まず、ハンドルを最大角度に切ると下周りから「フィフィフィフィフィフィン!」という異音がします(笑)。ステアリング機能に異常があるのでしょうか。
そして発進時、ごくたまに「ガガガガガ」というイヤ~な音が(汗)。
原因は変速機?タイミングベルト?

来年の春に車検を控えているのですが、どうなりますかね…(^_^;)。


しかし、そういう些細な点を除けば、車体価格30数万円とは思えぬほどの快適なドライブを楽しんでいますよ♪
前回のコメント欄で「加速がやや鈍い~」などと述べてしまったんですが、撤回しようかな。
発進時こそ重さは感じるものの、加速時は1800ccエンジンの恩恵でアクセル踏んだ分だけ応えてくれるように感じています(*^_^*)。

父もこの車に関しては全く知らなかったようで、こんな得体の知れない車の購入に反対するかな?と思っていたんですが、助手席に乗せた時は「フォレスターより乗り心地いいんじゃない?」とかなり満足げでした。
この車、実はオーナーの評価が相当高いんですよ!
皆さんこの車の使い勝手が良すぎて、次の車の乗り換えに至らないほどだそうです。


一つ言えるのは、この車はひとりで乗るにはもったいなすぎる車だという事です。
何と言っても「♪エ~リオがみんなを乗せてゆく~♪」ですからね(笑)。
あのCMのように、アコーディオン持った陽気なヤツラと乗るのが最もふさわしい「みんな乗れよ!」的なテンションの車なのです。

購入以降、さっそく家族の送り迎えに活躍してくれているエリオ君なのですが、何人かの友達とも既にどこかへ行こうという約束をしています。
この車のおかげで、社会人生活は更に充実した日々を送れそうです…♪

完。
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2 コメント

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Unknown (北の旅烏)
2016-07-04 09:00:58
助手席に愛らしくステキな彼女を乗せる日が早く来ます
ことを切にお待ちしていますよ〜。(^^)まっそうは
言っても仲間を乗せた楽しいドライブ三昧が早くできる
といいですね。そしてくれぐれも安全運転でねっ!!!
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>北の旅烏さん (ホルマリン)
2016-07-09 16:00:18
お返事が遅くなり失礼いたしました。

彼女とドライブですか…いいですね~(*^_^*)
この車ならデートの待ち合わせに現れても大丈夫そうですね!!笑
お盆に関東に引っ越した友達が帰省するので、仲の良い友人グループと温泉旅行に行こうという話になっていたりと今から楽しみです(^_^)
楽しいカーライフを台無しにしないように、これからも初心者の気持ちを忘れないようにですね♪
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