京都日帰りの旅。
弥生、快晴の一日。
大切な用事を終え、残りの時間は
今日しか出会えない花たちのもとへ。
北野天満宮の梅、何年ぶりだろう。
自然と人間の創造物が融合する美しさ。
長い歴史を感じさせる光景。
境内は色とりどりの梅の花で彩られ、
高雅な香りで満たされていた。
もうあの世に来てしまったのかも、と
花酔いでもうろうとしながら歩く。
学問の神様への伝言の束を見て、
ちょっと現実にもどる。
毎年同じように春はやってくるけど、
新しいことに臨み、少し成長しようと思う季節。
日本は、春に一つの区切りがあって、いいなと思う。
春一番に咲く梅は、身を律してくれる花。
それにしても、ほんとに良い香り。
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