![Img_9316_2 Img_9316_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/a8/a21e4705b9fe4fc90cabefe4bc0b4a49.jpg)
毎年、会いに行く桜の一つ、
石川県かほく市上山田のしだれ桜。
山の中の小さな集落の一件である、
「喜多家」の玄関先に
ものすごい迫力で、それは立っている。
![Img_9309 Img_9309](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/eb/2075632fd11c3ed02e020c0d010a40de.jpg)
![Img_3380 Img_3380](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/fe/063e592805b7db957610443700e1ada3.jpg)
樹齢100年以上の老木で、
数年前に病気にかかり、衰弱していたが、
樹医さんの治療やご家族の努力が功を奏し、
少しずつ快復してきたようだ。
![Img_9310 Img_9310](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/c0/f0d45374231c9d15c5df1d8688911a82.jpg)
まだ白っぽかった去年の花に比べ、
今年はかつてのようにうっすら紅色がともっていた。
無数の花々を見上げると、
ふんわり優しい匂いにつつまれる。
![Img_9321 Img_9321](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/15/01a8142e23e1aaff32fe1f17fb454869.jpg)
花に艶がもどって、
見守る集落の人々も、一様にうれしそう。
一般の家の桜で、入場無料なのだが、
訪れる多くの人が、浄財を納めていく。
みんなの気持ちが、桜に伝わっているのだと思う。
家の背後には、次の世代の桜が育てられている。
でもまだ出番は先のようだ。
![Img_9313 Img_9313](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/66/45bb1e32852676fd4974c2ee1c9f51f2.jpg)
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老木はますます神がかりの様相、
来年はどんな花を咲かせてくれるのだろう。
![Img_9328_2 Img_9328_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/91/30d6047cf3cf3578ae38689e87c3723c.jpg)
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![Img_6703 Img_6703](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/4a/ab3a4ae167b4886ac4487a3a068fc58a.jpg)
稲刈りのあとの田んぼに、彼岸花。
ひそやかに伸びてきて、突如 咲く花。
幼い頃からその妖艶さに惹き付けられたが、
祖母が「彼岸花を家に持ってくると火事になる」
というので、怖くていつも野で見ているだけの花だった。
![Img_6707 Img_6707](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/3c/2972a12a488a597eaa66646851fcf3f2.jpg)
![Img_6713 Img_6713](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/cf/5a4138a34e8e0626491c493c6123e4ab.jpg)
迷信なのであろうが、根に毒があるとされるので、
むやみに触ると危ない、と心配して
そう言ったのかもしれない。
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この間、近所のおじいさんから、
庭に植えると、モグラがその毒を嫌がって
寄り付かなくなるよ、と教えてもらった。
毎年チューリップの球根を食べられるので
試してみようかと思ったが、
こうして野に咲いている姿を見ると、
やはり何となく、
ふいに 出会うときめきを 毎年味わいたいから、
家で咲かすのはやめにした。
![Img_6691 Img_6691](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/72/f71e5ba915ab4b5b607b2abdfc03f779.jpg)
やっぱり田園風景が似合う花。
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