(「河北新報」平成28年3月4日(金)付け記事より引用)
中学生以上の障害者が参加する仙台市の水泳愛好会「ドルフィンクラブ」が、一緒に水泳を楽しむボランティアを募集している。ことし30周年を迎えるクラブは、障害のある子どもや大人に施設や学校以外での活動の場を提供してきた。しかしボランティアが高齢化して減っており、クラブの活動にも影響が出るようになっている。
ドルフィンクラブは1986年6月、仙台市体育館(太白区)のプールで活動を始めた。当時、市内には障害者の水泳クラブは、小学生対象のものしかなかった。そのため、小学生向けを卒業したメンバーの親が中心になって、会を作った。現在は17~43歳の約25人が活動している。
参加者に知的障害や身体障害があることから、メンバーと同数程度の支援者がいることが望ましいが、徐々に減少している。多い時は30人以上いたボランティアは現在、60代を中心に20人ほどに。その結果、クラブ入会は順番待ちになっている。
設立時から代表を務める中村晴美さん(67)は「活動場所が少なくなりがちな障害者にとって、週1回のクラブは本当に貴重な場所」と語る。ボランティアのリーダー、吉田多賀子さん(71)=太白区=は「水の中でみんながいい表情になり、自分たちも楽しくなる。特別な技術は必要ないので、ボランティアに興味を持ってもらいたい」と呼び掛けている。
ドルフィンクラブの活動は毎週水曜日午後4~6時。連絡先は中村さん090(2888)2874。
中学生以上の障害者が参加する仙台市の水泳愛好会「ドルフィンクラブ」が、一緒に水泳を楽しむボランティアを募集している。ことし30周年を迎えるクラブは、障害のある子どもや大人に施設や学校以外での活動の場を提供してきた。しかしボランティアが高齢化して減っており、クラブの活動にも影響が出るようになっている。
ドルフィンクラブは1986年6月、仙台市体育館(太白区)のプールで活動を始めた。当時、市内には障害者の水泳クラブは、小学生対象のものしかなかった。そのため、小学生向けを卒業したメンバーの親が中心になって、会を作った。現在は17~43歳の約25人が活動している。
参加者に知的障害や身体障害があることから、メンバーと同数程度の支援者がいることが望ましいが、徐々に減少している。多い時は30人以上いたボランティアは現在、60代を中心に20人ほどに。その結果、クラブ入会は順番待ちになっている。
設立時から代表を務める中村晴美さん(67)は「活動場所が少なくなりがちな障害者にとって、週1回のクラブは本当に貴重な場所」と語る。ボランティアのリーダー、吉田多賀子さん(71)=太白区=は「水の中でみんながいい表情になり、自分たちも楽しくなる。特別な技術は必要ないので、ボランティアに興味を持ってもらいたい」と呼び掛けている。
ドルフィンクラブの活動は毎週水曜日午後4~6時。連絡先は中村さん090(2888)2874。