(河北新報平成22年1月26日(火)付け記事より)
宮城県立の特別支援学校で教室不足が深刻化していることに対応し、富谷町が小学校の空き教室に支援学校の分教室を設ける方向で県と調整を進めていることが25日、分かった。児童減少で生じた空き教室を障害のある児童・生徒の教育に活用する。県は施設改修に必要な関連予算を2010年度一般会計当初予算案に計上する見込み。11年度の使用開始を目指す。
特別支援学校の分教室を設けるのは富谷町富ケ丘の富ケ丘小。九つの空き教室で40~50人の子どもたちが学べるように整備する。2月上旬、同校の保護者向けに説明会を始める。
富谷町教委によると、富ケ丘小は1980年代半ばに児童数が約1400人でピークだったが、年々減少して今年1月1日現在は432人。校舎には教室が23あり、空き教室の活用が課題になっていた。
仙台圏にある光明(仙台市泉区)、名取、利府の特別支援学校3校は、この10年で児童・生徒数が1.3~1.9倍に急増。教室不足が深刻化し、各校はプレハブ校舎を増築して対応している。
宮城県教委の特別支援学校在り方検討委員会は昨年9月、支援学校の新設や分校・分教室の設置を提言。村井嘉浩知事は昨年10月の知事選で示したマニフェスト(公約集)に特別支援学校の整備を盛り込み、県が対応を急いでいた。空き教室の活用について、若生英俊富谷町長は「県と協力して、誰もが必要な教育を受けられる環境づくりに取り組みたい」と話している。
宮城県立の特別支援学校で教室不足が深刻化していることに対応し、富谷町が小学校の空き教室に支援学校の分教室を設ける方向で県と調整を進めていることが25日、分かった。児童減少で生じた空き教室を障害のある児童・生徒の教育に活用する。県は施設改修に必要な関連予算を2010年度一般会計当初予算案に計上する見込み。11年度の使用開始を目指す。
特別支援学校の分教室を設けるのは富谷町富ケ丘の富ケ丘小。九つの空き教室で40~50人の子どもたちが学べるように整備する。2月上旬、同校の保護者向けに説明会を始める。
富谷町教委によると、富ケ丘小は1980年代半ばに児童数が約1400人でピークだったが、年々減少して今年1月1日現在は432人。校舎には教室が23あり、空き教室の活用が課題になっていた。
仙台圏にある光明(仙台市泉区)、名取、利府の特別支援学校3校は、この10年で児童・生徒数が1.3~1.9倍に急増。教室不足が深刻化し、各校はプレハブ校舎を増築して対応している。
宮城県教委の特別支援学校在り方検討委員会は昨年9月、支援学校の新設や分校・分教室の設置を提言。村井嘉浩知事は昨年10月の知事選で示したマニフェスト(公約集)に特別支援学校の整備を盛り込み、県が対応を急いでいた。空き教室の活用について、若生英俊富谷町長は「県と協力して、誰もが必要な教育を受けられる環境づくりに取り組みたい」と話している。