消えゆく霧のごとく(クンちゃん山荘ほっちゃれ日記)   ほっちゃれ、とは、ほっちゃれ!

きらきら輝く相模湾。はるか東には房総半島の黒い連なり。同じようでいて、毎日変わる景色。きょうも穏やかな日でありますよう。

熱中症の始まりは如何に? 愚人閑居して枇杷の木を刈る

2018年07月22日 08時32分47秒 | 日記
 たまらん暑さに逆療法! 熱中症とはいかなるものか?
 昼ひなかに枇杷の木を刈り込むの愚でチャレンジした!
 

 あまりの暑さに辟易している本州・四国・九州の草民でございますな。
 こんなときは、必ず「松田さんのように、北海道に住めば良かった」などと、このシーズン限りのたわごとをほざくおらであります。

 さて、熱中症、というやつで亡くなる方が後を絶たないという報道しげき昨今、どうぞ充分にご注意あれ!
 エアコンがあるのに使いもせず、窓なんか閉め切って過ごしているというお年寄りはかなりいるらしく、心配して電話してくる子どもたちが口を酸っぱくしてエアコン使用を勧めても「はい、はい」とか聞き流しているお方が多いらしいのです。
 ひょっとして電気代が心配なのかと慮って、いくばくかの金子を送ったりしても、次に実家に行ってみると金袋は仏壇に上がったきり、なんていうこともあるらしいです。
「現代における年寄りと非年寄りとのボーダーライン」― この卒論風のお題の答えは、「躊躇せずエアコンスイッチを押せるかどうか」なのであります。

 そこで、全国のお年寄りに警鐘を鳴らさんと、熱中症の始まりはだるさや寒気といったものらしいので、それをおらが実際に体験してみることにしました。「身体がこういう状態になったら、水風呂に身を沈めよ!」という基準を開示しようというわけです。
 窓すべて開けっ放し、エアコン無しの室温35・2度、外気温は温度計が無いのでわからん、のきのう7月21日午後3時から、庭の枇杷の木の刈り込みをやってみました。

   ターゲットは、この画像手前中央の枇杷の木だす!

 長袖、長ズボン、タオルほおかむり、麦わら帽子のいでたちで庭に立つと、暑い!
 前記室温より少なくとも3、4、5度は高いという実感。陽射しが痛いようです。
 これはまずいかなと思いつつ、山向こうの親戚からまた借りてきた電動ノコを携えて、脚立をのぼって行きました。
 その途中で、水の入ったペットボトルをキッチンに置きっぱなのに気がつきましたが、いまさら取りに行くのも面倒。

 実の生る時期に手が届きやすいように、脚立の延長した長さ約3メートルに樹高を縮めようという目論見です。

 麦わら帽子は枝でたちまち脱落、ほおかむりのタオル頭に容赦なく熱線は降り注ぎ、全身からどっどっと汗が噴出してきました。
 賢人はここで「なにもこの時間帯にやらんでも」と暫し様子見に入るのでしょうが、そこはどこそこの学校管理者と同じ愚人の身、「やるいうたらやるんや!」と、せっせと電動ノコをふるったのでした。
 手動ノコと違って、電動ノコの威力はすごいわ!
 小1時間で、刈り込みは完了したのであります。



 さすがに刈り取った枝枝の跡始末は後日に、ということで撤収し、水風呂に飛び込み、ほんとはそろりそろりとね、体温上昇したであろう身体を冷やしたのであります。ここで、体温を測りゃ良かったけど、それどころじゃないのや!
 しかるのちに、冷凍室で冷やしておいた麦ジュースアルコール入りなどで喉を潤したことでした。

 というわけで、今回は熱中症の始まりは体験できませんでしたが、「熱中症は忘れたころにやって来る」の格言をかみしめつつ、この夏と向き合って参る所存でございます。

 皆様も、「電気がもったいないから、**時まではガマンしてエアコンはつけない」などといった年寄りのたわごとはやめて、いますぐエアコンをおつけください。
 エアコンが壊れている場合などは、迷わず最寄りの図書館、公民館、デパート、お向かいの筒井さんち、などに夕方まで避暑されますように!