小学生時代の科学の時間。
ガスは空気より重いということを習っている際、先生がクラスで一番体が小さかったノブユキ君を指差して一番ノッポだったあたしに言ったの。
「コイツが倒れてから逃げてもオマエは十分間に合う、良かったな」って。
身長が高いことをデメリットにしか感じていなかった子供心にガツンときたのと同時に、恐らく同じ種類の悩みを持っているであろうノブユキ君の心境を思うと可哀想でまともに顔を見ることが出来なかったのが忘れられないわ。
今日ね、
部屋中匂いを充満させてカレーの鍋をかき回していたらダニーが寄ってきて言ったの。
何作ってるの?
あたしは思ったわ。
カレーの匂いって軽いんだなぁって。