ダニー食堂

右往左往の日々。

ハインツ、キューピー、シンコ・デ・マヨ

2011-05-08 | もう1品
バイト先のメキシコ人シェフが、マヨネーズが嫌いだって言うの。

「あー、アメリカのマヨネーズの話でしょ?アレは酷いね。日本のマヨは?うちの旦那さんもマヨ嫌いって言っるけど日本のマヨはマヨだと気が付かないで食べるよ」と、とにかくマヨマヨ言ってたわけ。

それで、ふと思い出したの。

そういえばさー、この時期になるとテレビとかでシンコ・デ・マヨって聞くんだけど、あれってメキシコの祝日じゃん?具体的には何を祝ってるの?どんな祝日?」

数秒ほどキョトンとしてたけど、メキシコ人寿司職人も加わって説明してくれたわ。

まぁ、あたしの英語も相当なヘナチョコだけど、彼らのも負けじと劣らず相当なヘナチョコ具合なわけ。

メキシコ人コミュニティが大きいせいか、母国語だけでアメリカで暮らせていけるからだと思うわ。

そんな英語を母国語としないあたしたちだけど、業務に関することは大抵スムーズにいくのね。
でも世間話となると、通訳が入らない限りは当たり障りがない会話しか出来ないの。

だけど、今回は通訳してくれる人がいないっていうのに、2人とも凄く熱心に何かを伝えようとしてきたのよ。

ここで聞かないで普通に家でググれば良かった・・・と少し後悔するも、こんな一生懸命に質問に答えようとしてくれているのだから、メキシコ人にとったらよっぽど大事な日に違いない・・・と判断して、2人が何を言わんとしているかを察することに集中したの。


彼らが言うには
昔々、鉄砲や剣など多くの武器を持ってメキシコを襲撃してきたフランス人を、鍬や熊手などの農具しかないのに彼らをやっつけたメキシコ人を讃える祭と。

無知のあたしに2人掛かりで一生懸命説明してくれたのだから、「ふーん、そう」で済ますわけにいかないじゃない。

彼らの説明を理解したことを証明すべく、あたしなりにまとめでその場で復唱したのよ。

要はアメリカ人が昔、無防備のインディアンを殺して追いやったように、フランス人がメキシコに乗り込んできたんだけど、逆にやられちゃったっていう話?と。

他と比べて思考回路が若干おかしいらしいと多少なりとも認識があるあたしは、今回も自分で言いながら「ヤベっ、終結に向かっていたのにまた話がややこしくなるな・・・」って反省したわ。


ところがよ。


2人揃って嬉しそうに口を揃えて言ったの。




その通り!



しかもウケてたし。



母の日の夕飯
・ダニーは缶詰のスープ
・あたしはバイト先でまかない


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