葬式に必要なお金っていくら?
Mynavi News
家計の中には予期できる出費と予期できない出費があります。入学、就職、結婚に関してはある程度プランを立てることは可能ですが、"死亡"については、いつ訪れるか誰にも分かりません。今回は人生の最終章である葬式にかかる費用について考えてみました。
■葬儀費用の全国平均は、199万9千円
葬式にかかる費用は大きく、「通夜からの飲食接待費用」、「寺院の費用」、「葬儀一式費用」に分けることができます。日本消費者協会が行った第9回「葬儀についてのアンケート調査」(平成22年3月~6月)によると、これら3つの葬儀費用を合計した全国平均額は199万9千円。それぞれの項目における平均額は以下の通りでした。
通夜からの飲食接待費用 45万5千円
寺院の費用(お経料、戒名、お布施) 51万4千円
葬儀一式費用 126万7千円
※各項目の有効回答で費用の平均額を算出しているため、これらの合計額と葬儀費用を合計した全国平均額とでは差異が生じています
同調査では、「葬儀について知りたい事項」(複数回答)として68.4%が「葬儀費用」をあげ、「自分自身の望ましい葬儀のかたち」(複数回答)という問いに対し、「費用をかけないでほしい」(63.2%)、「家族だけでおくってほしい」(40.0%)と回答。葬式を簡素化したいという意向が多く寄せられました。
■香典の相場は?
さて葬式を行う側だけでなく、訃報(ふほう)を受けた側も香典としてお金を準備することになります。もちろん金額は故人との関係の深さによって決めるべきものですが、おおよその目安はいくらぐらいか知っておきたいところです。
「日本冠婚葬祭互助協会」(社団法人)が行った香典に関するアンケート調査(※1)によれば、故人との関係により5,000円~100,000円と幅広い回答が寄せられました。
故人との関係 最多回答額 平均額
祖父母 10,000円 19,945円
親 100,000円 64,649円
兄弟姉妹 50,000円 40,654円
おじ・おば 10,000円 17,145円
職場関係 5,000円 5,697円
友人・その家族 5,000円 5,905円
隣人・近所 5,000円 5,058円
ちなみに前回(平成13年)に実施された調査より、「親」、「兄弟姉妹」、「おじ・おば」への香典平均額は減少。親族関係への香典は祖父母を除き、縮小傾向にあるようです。
※1 香典に関するアンケート調査(平成18年度)/社団法人「日本冠婚葬祭互助協会」回答数4,184件
■公的な補助金制度を利用しよう
香典はともかくとして、葬式を執り行う場合には相当な費用負担がしいられます。遺族は悲しみに沈んでいる間もなく、費用を工面しなければなりません。少しでも費用負担を減らすために公的な補助金の利用も考えてみたいものです。
葬儀費用については、国民健康保険、健康保険が以下のような補助金制度を設けています。
どちらも申請しなければ補助を受けることができないので、忘れずに行いましょう。なお、申請期限は葬儀の日から2年間(地域によっては死亡日から2年間の場合も)です。
<国民健康保険>
国民健康保険の加入者が死亡した場合、葬儀費用を支払った人に対して「葬祭費」が支給されます。申請は葬儀の日から2年以内。必要書類を持って市区町村の窓口で手続きを行います。ちなみに、東京都23区は一律7万円、その他市町村区はおおよそ3万円~5万円です。
※「葬祭費」は市区町村によって支給額が異なります。
<健康保険>
会社員などで健康保険の加入者が死亡した場合は、埋葬を行った家族に5万円の「埋葬費」が支給されます。死亡した被保険者に家族がいないときは、埋葬を行った人に埋葬にかかった費用(上限5万円)が支給されます。必要書類を持って全国健康保険協会の全国支部で手続きを行います。
※勤務先の健康保険組合で独自の補助金制度を設けている場合もあります。
葬儀費用は規模にもよりますが、公的な補助金ではまかないきれないのが現状です。自分自身にいつ訪れるか分からないことではありますが、葬儀の規模に応じた費用を貯金したり、死亡保険に加入したりすることを常日ごろから考えておきたいものです。
(文/森 眞奈美)
自分の場合、もう両親とも葬式を済ませているので、後は自分か兄貴が死んだ時の話になるんだけど、お袋が死んだ時も概ねこの位の費用がかかりました。
うちの場合はお布施がもう少し多かったですけど、これは親父が死んだ時と同等の額を出そうという事なので、仕方ないですわ。
んで、ここには書いていない事なんですけど、これ全部現金払いです。
ローンなんぞききません。ほとんどキャッシュなんですよ。
で、死んだ人の口座は「財産保護」の観点から口座凍結しちゃいますから、その人の口座の金額は使えないと。
んじゃあ、お金を移動しちゃえとなると「大きなお金を代理人が下ろす場合はご本人か委任状がほしい」と銀行は言い出す訳です。
非常に面倒。
ATMはたしか30万とか50万とかくらいで1日の限度額が決まってますしね。
つまり自分でこの位のお金は持っていないとエライ目にあいます。
以上補足ですた。
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家計の中には予期できる出費と予期できない出費があります。入学、就職、結婚に関してはある程度プランを立てることは可能ですが、"死亡"については、いつ訪れるか誰にも分かりません。今回は人生の最終章である葬式にかかる費用について考えてみました。
■葬儀費用の全国平均は、199万9千円
葬式にかかる費用は大きく、「通夜からの飲食接待費用」、「寺院の費用」、「葬儀一式費用」に分けることができます。日本消費者協会が行った第9回「葬儀についてのアンケート調査」(平成22年3月~6月)によると、これら3つの葬儀費用を合計した全国平均額は199万9千円。それぞれの項目における平均額は以下の通りでした。
通夜からの飲食接待費用 45万5千円
寺院の費用(お経料、戒名、お布施) 51万4千円
葬儀一式費用 126万7千円
※各項目の有効回答で費用の平均額を算出しているため、これらの合計額と葬儀費用を合計した全国平均額とでは差異が生じています
同調査では、「葬儀について知りたい事項」(複数回答)として68.4%が「葬儀費用」をあげ、「自分自身の望ましい葬儀のかたち」(複数回答)という問いに対し、「費用をかけないでほしい」(63.2%)、「家族だけでおくってほしい」(40.0%)と回答。葬式を簡素化したいという意向が多く寄せられました。
■香典の相場は?
さて葬式を行う側だけでなく、訃報(ふほう)を受けた側も香典としてお金を準備することになります。もちろん金額は故人との関係の深さによって決めるべきものですが、おおよその目安はいくらぐらいか知っておきたいところです。
「日本冠婚葬祭互助協会」(社団法人)が行った香典に関するアンケート調査(※1)によれば、故人との関係により5,000円~100,000円と幅広い回答が寄せられました。
故人との関係 最多回答額 平均額
祖父母 10,000円 19,945円
親 100,000円 64,649円
兄弟姉妹 50,000円 40,654円
おじ・おば 10,000円 17,145円
職場関係 5,000円 5,697円
友人・その家族 5,000円 5,905円
隣人・近所 5,000円 5,058円
ちなみに前回(平成13年)に実施された調査より、「親」、「兄弟姉妹」、「おじ・おば」への香典平均額は減少。親族関係への香典は祖父母を除き、縮小傾向にあるようです。
※1 香典に関するアンケート調査(平成18年度)/社団法人「日本冠婚葬祭互助協会」回答数4,184件
■公的な補助金制度を利用しよう
香典はともかくとして、葬式を執り行う場合には相当な費用負担がしいられます。遺族は悲しみに沈んでいる間もなく、費用を工面しなければなりません。少しでも費用負担を減らすために公的な補助金の利用も考えてみたいものです。
葬儀費用については、国民健康保険、健康保険が以下のような補助金制度を設けています。
どちらも申請しなければ補助を受けることができないので、忘れずに行いましょう。なお、申請期限は葬儀の日から2年間(地域によっては死亡日から2年間の場合も)です。
<国民健康保険>
国民健康保険の加入者が死亡した場合、葬儀費用を支払った人に対して「葬祭費」が支給されます。申請は葬儀の日から2年以内。必要書類を持って市区町村の窓口で手続きを行います。ちなみに、東京都23区は一律7万円、その他市町村区はおおよそ3万円~5万円です。
※「葬祭費」は市区町村によって支給額が異なります。
<健康保険>
会社員などで健康保険の加入者が死亡した場合は、埋葬を行った家族に5万円の「埋葬費」が支給されます。死亡した被保険者に家族がいないときは、埋葬を行った人に埋葬にかかった費用(上限5万円)が支給されます。必要書類を持って全国健康保険協会の全国支部で手続きを行います。
※勤務先の健康保険組合で独自の補助金制度を設けている場合もあります。
葬儀費用は規模にもよりますが、公的な補助金ではまかないきれないのが現状です。自分自身にいつ訪れるか分からないことではありますが、葬儀の規模に応じた費用を貯金したり、死亡保険に加入したりすることを常日ごろから考えておきたいものです。
(文/森 眞奈美)
自分の場合、もう両親とも葬式を済ませているので、後は自分か兄貴が死んだ時の話になるんだけど、お袋が死んだ時も概ねこの位の費用がかかりました。
うちの場合はお布施がもう少し多かったですけど、これは親父が死んだ時と同等の額を出そうという事なので、仕方ないですわ。
んで、ここには書いていない事なんですけど、これ全部現金払いです。
ローンなんぞききません。ほとんどキャッシュなんですよ。
で、死んだ人の口座は「財産保護」の観点から口座凍結しちゃいますから、その人の口座の金額は使えないと。
んじゃあ、お金を移動しちゃえとなると「大きなお金を代理人が下ろす場合はご本人か委任状がほしい」と銀行は言い出す訳です。
非常に面倒。
ATMはたしか30万とか50万とかくらいで1日の限度額が決まってますしね。
つまり自分でこの位のお金は持っていないとエライ目にあいます。
以上補足ですた。