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新!編集人の独り言

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山形脱出大作戦

2006-10-12 05:55:23 | Weblog
米沢駅を3時に出発した我々。駅員さんから
『福島方面は今のところ全部運休です』というありがた~いお言葉をいただき、残るコースは山形から仙山線で仙台に抜け、そこから盛岡へ行くという方法と新城から大曲に抜けてそこからこまちで盛岡に抜けるというコースのみ。
「うーん、田沢湖線は多分雨に弱かったと思うんだよね」
「確かにこまちの運休は結構多いんだよね」
「仙山線は本数と乗り継ぎのタイミングがわかんないんだよ」
「ヘタすりゃ、山形で2時間くらいの待ちってところだもんね」
そうなんです。普通なら、JRの出発時間はちゃんと乗り継ぎができるようになっているんです。
んが!しかぁし、ここまで徐行と運休が多いと、乗り継ぎとか関係なく、とにかく動かせるだけ動かして後運休という事もありえるんですな。

「よし、仙台抜けようか」
「そうだね」
もう、いちかばちか、山形から仙台に抜けるコースを選択。

山形に到着したのが3時55分。駅を降りると新幹線が運転を「たった今再開した」との事。と言うことはですよ、例の新幹線は8時出発だったから・・・8時間缶詰!
それは辛い。辛すぎる!

仙山線もダイヤが乱れていて、それが幸いし約30分遅れで乗れました。
ここらは悪運の強さが継続されてますな。
整列乗車なので、ホームで待っていると、団体の人たちがぞろぞろと。お座敷列車で山形まできて、そこから仙台に帰るみたい。
「いやぁ、今日は徐行だらけでまいったね」
「そうっすね、こっちは3時間カンヅメくらいました(苦笑)」
「そっかい。そりゃあ大変だわ」
旅の楽しみの1つに見知らぬ人との何気ない会話があります。
ま、双方ともベロンベロンだったので、何話したのかは覚えてませんが(笑)

列車がホームに入ってきて、乗車。すわると同時にまたもやビール。
今日はこれで何本飲んでるんでしょう?
「やっぱ旅はこれっしょ」

列車はやはり徐行運転。
曇天の風景を眺めていると、やはり「秋真っ只中」という感じが出ています。
山寺につく頃には、日も暮れかけて、物凄く幻想的でした。
でも、あれにチャレンジするつもりはありません。
あれは眺めるものです(笑)

ちょうどそのあたり、どっかの家族なんですが、そこの小僧がかなりやんちゃでお父さんに怒られて泣いてました。その泣き声がほら貝そっくり
「ん?山伏でもいるんか?ほら貝の音が聞こえるが」
「よしなさいって」

仙台に近づくにつれ、乗客が増えること増えること。
こうなってくると単なる通勤電車です。そんな中酒を飲んでいる人間のくず2人。

何とか仙台についた時にはとっぷり日も暮れてました。

「なあ」
「ん?」
「俺達山形まで何しに行ったんだ?」
「温泉と米沢牛とワイン」
「んで達成できたのは?」
「米沢牛だけ」
「ん~」

そんな中身も何もない会話をしつつ新幹線のホームに向かう二人であった。

このつづきはまた今度(ってまだ初日の話はつづきます)