いしころにっき

石原石子の日記です

タイタス・アンドロニカス

2010-07-31 22:33:52 | まさみ
昌美が
カレンダーに
私の出演する九月公演の本番の日に
公演のタイトルをいれていました。


オイディプス王


タイタス&ロニカス


タイタスにたいする
昌美のイメージが
よく伝わりました。


タイタス・アンドロニカス


アンドロニカス家のタイタスさんです。

けっして


タイタスさんとロニカスさん


ではありません。

なんだかほんわかした雰囲気につつまれます。


昌美にそのことを言ったら


いきおいで書いちゃったのー


と言い張りました。
私は


いつものことだ


そう思いました。

このごろブログの間隔が空くわけ

2010-07-24 22:46:29 | 山の手事情社のなか
お知らせです。

劇団で

稽古場日誌やら
(検索:山の手事情社→稽古場日誌)

メールマガジンの文章やら
(検索:山の手事情社→メールサービス→バックナンバー→2010・・・)

げきぴあというぴあで掲載される劇団の日誌やら
(検索:げきぴあ→山の手事情社)

稽古が過密になっていくなかで
無駄に
文筆家のように
書くことが増え
自分のブログがコンスタントに書けません。

そうは言っても他の劇団員も同じことなのですが。

しかしながら
上記のところにたまに
私の名前で書かれているのがあるので
よかったら
そちらもご覧になってください。

なにかしら書いています。


このブログは個人的なものなので
いつも適当に書きたいときに
書きたいことを書いていますが
劇団で書けと言われると
ちゃんとしたことを書かなくてはと
おもってしまっていけません。

けれどけっきょく


私は私
いつもと同じです。


それでもなにか変えなくてはと
おもいついたのが


私→自分


一人称を変えました。


以上です。




近所のロッキー

2010-07-20 09:47:26 | 知ってるひと
二週間ほどまえ
キララとロッキーがうちに遊びにきました。

以前キララを誘ったときに
都合があわず
まあ、いづれ
とおもっていたのですが
きゅうに時間があいたらしく
とつじょ連絡ありました。

そしてロッキーは近所なので
ついでに呼んでおきました。


それから
二日後くらいに
道路を自転車ではしりゆく
ロッキーに出会いました。
八月にあるお芝居の稽古にゆくのだそうです。
ちょっと話して
さよならしました。


その数日後

私は午前中の声楽の稽古がおわり
夕方からのアルバイトまで
時間が空いたので
昼間
近所の公園でランニングしていると

幼女でも誘拐しかねない感じですわっている
ロッキーを発見しました。

目があってしまったので
私はロッキーとなにかしら話しをして
わかれました。


数日前

夜のことです。

私が自宅にむかって
自転車をこいでいると





という声がきこえたので
見てみると
すれちがいざまに
自転車をはしらせている
ロッキーでした。

私は自転車をとめ


またロッキーか


と声をかけると
ロッキーは
ブレーキを中途半端にかけ


お お  お


と言いながら
自転車をよろよろさせて
どんどん行ってしまいます。


お  お


止まるのだか
止まらないのだか
よくわからないまま
ロッキーはこっちを見ながら
どんどんすすんでいくので

しばらく様子をうかがっていた私は

もういっか

とおもい



お お  おお お


と言う声を背中で聞きながら
帰りました。


近所とはいえ
こんなにロッキーと遭遇することは
なかったことです。

ちかぢかまた出会うことになるのだろうか。
これもまた他生の縁かとおもいました。

寝苦しい夜

2010-07-15 13:27:07 | まさみ
暑さと梅雨の湿気と
寝苦しい不快な日々のなか

ふとんをはいだり
窓をあけたり
ときには窓をしめ
クーラーの除湿をかけ

床につきます。


その私の横では
昌美も寝ているわけですが
どういうわけか
いまだに


ふとんと毛布をかぶって
寝ています。


横で寝ている私の体に
毛布がさわります。

私は毛布からのがれるため
外へ外へとおいやられ

ベットから落ちるか落ちないか

崖っぷちのさなか
就寝をこころみる日々です。


暑くても寝れる人になりたいと


私はおもいました。

きんぎょきんの話

2010-07-11 23:48:06 | あれこれ
三日くらい前に書きかけた文章を
いまさらアップします。

今回は長文です。

あまり長い文章は脳みそを疲弊させるものだと
あらためておもいました。

以下、当時そのまま。





昌美がきんぎょを飼ってから
もうすぐ一年になります。

以前にも書いたとおもいますが
なまえは「きんぎょきん」です。

きんぎょきんの泳いでいる水槽は
洗面所の横においてあり
顔をあらうとき
歯をみがくとき
トイレにいくとき
お風呂にはいるとき
そのときどきで
目にはいります。

きんぎょきんは
どんなときもお腹をすかしています。
いつもびちゃびちゃばちゃばちゃ
ものすごい暴れて
ご飯をせびります。

かならずです。

おとなしく泳いでいる姿をみたことがありません。

きんぎょというものは
私はもっと

すーぃ すーぃ

とゆったり泳ぐものだと
おもっておりました。
その点きんぎょきんは

びちゃびちゃばちゃばちゃ

人間がちかづいただけで

飯くれぇー
飯くれぇー

と暴れて

立ち泳ぎ

水鉄砲

飛びはねる

ガサツでなりません。


ゆったり泳いでいる姿など
みたこともありませんでした。


今朝も
寝起きにトイレにいったので
きんぎょきんがまた暴れるのではないかと
水槽をみてみたら
どこにもみあたりません。

隠れるようなものは
なにもないにもかかわらずです。


私は水槽の横の洗面台に目をやりました。


すると
ピクリとも動かないきんぎょきんが
横たわっていました。

私は


死んでいる


とおもいました。

そして


これは喰えそうもない


ともおもいました。


私は昌美を起こしました。


きんぎょきんが死んでいると。


火曜サスペンス劇場のような展開です。


第一発見者は私です。


昌美は驚いてきんぎょきんをみると


なんで!?


というような言葉を発し

きんぎょきんを掴んで
水槽にほうりこみました。
目の覚めるような早業です。





とおもう間もあらば

刺身にするにも貧弱なきんぎょきんは
ちゃぽんと
水槽にはいりこむと


尾ヒレが


ひら

ひらり


うごいたかとおもうと
死ぬ寸前の魚のように
横倒れのまま
ぴくぴくと痙攣をしながら
泳ぎはじめ
だんだん
まっすぐに泳ぎだしました。



きんぎょきん復活です。



しかしまだ油断はできません。
きんぎょきんは
暴れることもなく
あまりうごかず







水のなかで寝ているように
ゆっくりと
まるで

金魚のように

ゆっくりと
存在しています。



水槽にはフタがしてあります。
空気穴があるのでそこから飛び出たのか
それともフタを押しあけるほどの勢いで飛び出たのか
なんとも不可解ながら
きんぎょきんは水槽から飛び出て
死にかけていました。


その日
夜になって
きんぎょきんをみてみると


飯くれぇ
飯くれぇ


と暴れていました。


泣いた子供がもう笑った

という言葉と同じで

死にかけた金魚がもう暴れてる


といった感じです。

あのおとなしいきんぎょきんは
もうかえってこないようです。



迷惑メール

2010-07-07 10:21:02 | 社会
迷惑メールには波があります。

こないときには
まったくこないのに
くるときは
一日30件以上きたりします。

ほうっとけば
1~2週間でこなくなるのですが
いったいどこからもれるのやら、です。


しばらくは
1件たりともこなかったのですが
ここ数日
一日2~3件くるようになりました。

私の携帯の設定で
メールを開封せずとも
冒頭の三行は読めます。
私は題名とその三行をみて
削除します。


たいがいは
期限が迫っているとか
あなたを指名しているとか
そういったことなのですが
昨日の迷惑メールはあまりみかけないものでした。

まず冒頭です。



吐血しました



この人はいきなり吐血したことを
うったえてきました。
その後の展開では


3200万円をあげるので
わたしとしてください


だそうです。

良心と欲望

両方にうったえでようという方向性らしいです。

申し訳なかったのですが
私はそのような親切心はないので
開封もせずに削除させていただきました。


その3200万円で
病院にでもいってもらいたいものです。

昌美スイッチ

2010-07-06 19:47:42 | まさみ
おととい
家に帰ってきたら
良寛の本が五冊
テーブルの上に置かれていました。

昌美が図書館から借りてきたようです。

いったいどうして良寛なのだろうと
疑問におもって昌美に聞いてみると

二ヶ月くらいまえに
私が清貧の思想という本を
読んだあと
昌美も読みました。
その本のなかに良寛について
書かれた項目があり
それで気にいって借りてきたようです。


二ヶ月経ったいまになって。


私と昌美がいっしょに暮らすときも
最初に私が

いっしょに住む?

と聞いたときに
気のない返事をしたので
べつにいっしょに住まなくてもよいのかと
放っておいたら
ある日突然


いっしょに住む



しかも二週間以内。


私はあわてました。


二週間以内です。
こうなったら意地です。


そうやって引っ越しがすんでから
昌美になぜきゅうにと聞いてみたら


いわゆる風水でした。


昌美は尻がおもいです。
そんな昌美をうごかすのは至難の業です。
ただある日とつぜんおもいたちます。
昌美スイッチはおもいがけないときに
ONされます。
どこでONになるのか
それはわかりません。
ロシアン・ルーレットと同じ原理です。
つねに発射のタイミングを見計らっているのです。
起動した昌美に対抗するためには
なすがままにされるのが一番の得策なのです。

そのまま電池切れを待つのみです。

良寛の本はしばらく家に保管されることになるでしょう。

田園調布に棲んでしまったせいなのか

2010-07-03 00:49:24 | あれこれ
山の手事情社の稽古場は
田園調布をぬけたところにあります。

ほかにも
多摩川駅ルート
二子玉川駅ルート
があります。

私は様々な思惑のなか
田園調布駅からのルートをとっています。

田園調布はさすがに
ゴージャスなお宅ばかりあります。


稽古場にいく途中
私は飽きっぽいので
たまに横道に逸れます。


その横道のひとつ
細い細いルートがあります。


今日だったかおとといだったか


その道を通ったときに
なにかが動いていました。


なにかとおもって見てみたら


蛇でした。


田園調布に蛇がいます。


蛇は逃げようとして
壁にむかって進むのですが
行き止まりで困っています。

逃げるのか
蛇なのに

とおもって
蛇ならばもうちょっと強気で来いと
私の靴の先でも噛ませようと
足を蛇の面先にだしたら


逃げました。


でも逃げ道がなくて
同じ場所で右往左往しています。


私は


蛇なのに


とおもいます。


東京の住宅地の蛇ともなると
こんなにも逃げ腰になるものかと
残念な気持ちになります。

そして私は稽古にむかいました。