いしころにっき

石原石子の日記です

昌美スイッチ

2010-07-06 19:47:42 | まさみ
おととい
家に帰ってきたら
良寛の本が五冊
テーブルの上に置かれていました。

昌美が図書館から借りてきたようです。

いったいどうして良寛なのだろうと
疑問におもって昌美に聞いてみると

二ヶ月くらいまえに
私が清貧の思想という本を
読んだあと
昌美も読みました。
その本のなかに良寛について
書かれた項目があり
それで気にいって借りてきたようです。


二ヶ月経ったいまになって。


私と昌美がいっしょに暮らすときも
最初に私が

いっしょに住む?

と聞いたときに
気のない返事をしたので
べつにいっしょに住まなくてもよいのかと
放っておいたら
ある日突然


いっしょに住む



しかも二週間以内。


私はあわてました。


二週間以内です。
こうなったら意地です。


そうやって引っ越しがすんでから
昌美になぜきゅうにと聞いてみたら


いわゆる風水でした。


昌美は尻がおもいです。
そんな昌美をうごかすのは至難の業です。
ただある日とつぜんおもいたちます。
昌美スイッチはおもいがけないときに
ONされます。
どこでONになるのか
それはわかりません。
ロシアン・ルーレットと同じ原理です。
つねに発射のタイミングを見計らっているのです。
起動した昌美に対抗するためには
なすがままにされるのが一番の得策なのです。

そのまま電池切れを待つのみです。

良寛の本はしばらく家に保管されることになるでしょう。