柚子と生

やっと
一組ご招待です。
いろんなひとに家にご招待するよー
と言っておきながらなかなか呼べなかったのですが
やっとです。

ただ意外なところから。

突如柚子から盲腸の見舞いしにいく
というメールをもらいました。

どうやら最近盲腸になったとおもっているようなので
そのままそういうことにしておきました。

ついでに生も呼びました。

おかげで家の中があるていどかたづきました。

ひとを家に歓迎しないといつまでたっても
部屋がかたづきません。

さんきゅーです。


柚子はあいかわらずのノリでよかったです。
どうやら昔からアンパンマンが
大好きでしようがないらしいです。
どうりで顔がアンパンマンに似ているとおもいました。

それを柚子に言ったら喜んでました。

つまらない。


生（せい）は今日はなんかおとなしかったです。
どうしたのだろうとおもいました。
話しているうちになんとなく
酔っ払って失敗するのをおそれているような気がしました。
べつにいいのに。
そのときはただ路上に捨てるだけです。


私がトイレにいったとき
小便をしながらふと


Ｏ型が三人かぁ


とおもいました。
昌美と柚子と生はＯ型です。

ボケっぱなしです。

話のかみ合わなさがおもしろいです。

自分の言いたいことを言ってればいい世界。
お互いの会話はなりたっていないのに
会話は進行する。

そうやって
平和はやってくるのです。

はめこみガラス窓のむこう

きのうの深夜バイト。
12時すぎくらい。
阿佐ヶ谷駅前ロータリーで救急車がきていました。
どうやら誰か倒れたようです。

きょうの深夜バイト。
12時すぎくらい。
阿佐ヶ谷駅前のバスロータリーの歩道で
男の人が倒れてました。
たまにだれかが親切をしようと声をかけています。
私はバイトをしています。
いっこうに救急車がくる気配もないし
ただの酔っ払いかとおもっていたところ
やはり救急車はやってきます。
たおれていた男の人を連れ去っていきました。


きのうもきょうも
暇なバイトでした。

ばりばりヒマックス全開です。

暇疲れです。


かといって忙しくても困ります。
勘弁ねがいたいです。


外に救急車がきていても
なんのたしにもなりません。

せめて車が店につっこんでくるくらいの勢いが
必要なのではないか
そんな気がします。


私が子供のころ
家にトラックがつっこんできたことがあります。

学校から帰ってきたら
家におおきな穴があいてました。


トラックの運転手は
ちょっとブレーキを踏み忘れてしまったようです。


普段となにか違うというのは楽しいものです。


バイト先でもなにかないか


暇なときこそなにかないか


そうおもいます。

ビニール傘

バイトの帰り道。
油断した。


ものすごい風雨にあおられ
傘が一瞬でめくれあがった。


そのうえふっとんだ。


マンガのようだな


とおもった。


傘がどんどんころがっていくのを
見送った。


あぶないあぶない


いたしかたがないので

雨にぬれて帰った。

赤坂ＲＥＤ/ＴＨＥＡＴＥＲ

赤坂に新しくできた劇場で
山の手事情社が公演をやるので
とっても観にいきたくていきました。

山の手の様式美と選曲が大好きです。

赤坂ＲＥＤ/ＴＨＥＡＴＥＲは
とってもしゃれていて
できたばかりの綺麗さ
そして新築のにおいがします。

新築のにおいを嗅ぐと
住みたくなります。

座席にはなんと
折りたたみ式の小さなテーブルまでついていて
なんてお客さんにやさしい客席だろうとおもって
チラシをひろげてみたら
小さすぎて前にすわっている人の頭にあたります。

私の前に座っている人は
座高がたかくて
頭がでかくて
つむじが見えない人でした。

おかげでその首を切り落として
階段から転げおとしたくなりました。

よりによってセンターがみづらかったです。

いたしかたありません。



劇場の大きさはさほどでもなく
スズナリを少し小さくした感じでした。

ちょうどよい広さです。

あとは頭さえなればなぁ

と

全席の人の頭をつめてすごしました。

トイレ

きのう殺陣の稽古のあと
殺陣の師匠の花村先生と呑みました。

今日の昼間はバイトがなくてよかったです。

ひさしぶりに呑みすぎました。

昌美もだいぶ呑んだようで
朝まで「スジナシ」をみました。
昌美がみると言ってとまらないからです。

話も盛り上がるととまりません。
私は昌美の話を聞いているうちに
トイレにいきたくなりました。
どうしても我慢ができないし、
昌美の話はとまる気配もないし、
話を聞きながら

「トイレ・・・」

と言ってたちあがりトイレに歩っていきました。
昌美は着いてきながらしゃべってます。
トイレにはいってもかまわずにしゃべってます。
私はトイレのドアを閉める動作をしてみました。
昌美の話はとまりません。

私はドアを閉めてはいけない気がして
小便をしながら昌美の話を聞きました。

ちゅう いや ちゅ

さいきんは昼のバイト先で
延長して夜もやっています。

もともとはビール専門の飲み屋なので
夜こそが本番なので
夜はよく混みます。


私のこの昼、夜のバイトは
ビール専門とはいえ
ビールだけでなく多彩な種類のお酒をだしています。

いちおう
アジアンなお店なので
飲み物も

バーバーバー
とか
シンハー
とか

そういったアジアンビールのほかに

シンルーチュ（杏露酒）、リンチンチュ（林檎酒）、ライチチュ（茘乃酒）、
といった果実酒もあり

さて

その果実酒。

せんだってお客さんが注文するときに
迷っていました。

とある30代らしきカップルのお話しです。

私が呼ばれて注文を受けにいくと

彼氏が


ライチチュお願いします
いや、リンチンチュ、
やっぱシンルーチュ
うーん
シンルーチュで


それを見ていた彼女がすかさず


赤ちゃん言葉みたい


彼氏は初デートなのかなんなのか浮かれてます。
これはおもしろいとおもったのでしょう。


シンルーチュおねがいしまちゅ


私はその場を去りました。

ところが私はこのカップルと縁があるようで
そのシンルーチュを運ぶことになりました。
行ってみるともうすっかり彼氏は
赤ちゃん言葉になってます。
私が


シンルーチュでございます


お酒をおくと


彼氏は


ありがちゅ


そして私をみて
うれしそうに


もう一度飲み物の名前をきいてきたので
私は


シンルーチュです


と答えると彼氏は
おいてあった料理を期待をこめて


これはなんでしたっけ？


私は迷いました。

笑顔で。

彼女はやめなよーとか言ってます。
私は迷ったあげく


蟹と海老のチリソーちゅ、です


二人とも笑いました。

よほどうれしかったみたいです。

こうやって人との距離はちぢまっていくのです。

それからのち
他の従業員がオーダーミスで、
受けた注文をいれずに
何十分たっても料理がでなかったようで
そのカップルに謝ってました。
これは仕方ないなとおもって
私がその料理をもっていくことにしました。

そこで私がまず考えたのが

先制攻撃

料理をもっていくと彼氏がまちかまえていました。
そして彼氏に言われるよりはやく


大変お待たせしました
ゴイクンでございまちゅ


二人ともよろこびました。

彼女も微妙に引きはじめているようにみえたので
彼氏とうちの従業員に少しはフォローできたかもしれません。

私はそれから赤ちゃん言葉もうかんべん願いたいので
カウンターというお酒を作るところに
ひきこもって
お酒をつくってました。

アイミの休暇

一週間まえのこと



アイミというバイト先の女の子が
６日間沖縄にいくと言いました。

私は沖縄に行ったことがありません。

私も連れていってほしいくらいだと思って


俺もいく


ととりあえず言うだけ言いました。


そうしたら


うちは狭いよ


軽くながされました。

行っていいの？
ちょっとおもいましたが
「うち」ってなんだ？とその言葉がひっかかりました。

聞いてみると彼女は沖縄人でした。

こうやって沖縄人と書いてみると
縄文人みたいな字だとおもいます。

それはそれとして
アイミとは
一年以上も一緒に働いているがまったく露知らず
露どころか煙も知らない始末。

私は彼女は
インド人か南国のどっかの部族の娘だとおもっていました。


だからいつも
やけに日本語がうまいなぁ
と私は感嘆していたのです。

ところが日本人でした。



話を聞いてみたら
実家は那覇市のアパートだそうです。
私は沖縄の家は
屋根とか壁に葉っぱとか茂っていたり
茅葺きの屋根だったりするそんな
木造の一軒家しかないとおもいこんでいたので
驚きました。

沖縄ってアパートあるんだぁ

それを彼女に言ったら
そんな馬鹿な

とコメントをもらいました。


アイミはお土産に
サーターアンダーギーを大量にもってきました。

これが大変においしい。

なんて素朴な味なんでしょう。

こちらのとはあきらかに違います。

ダンチです。←死語です。←なつかしいです。


アイミの話によると
おばあちゃんの手作りだそうです。

おばあちゃんありがとう。


これからは月に一回おくってください。

ひさしぶりのひと

おととい
古木ちゃんにあいました。
彼は今年の4月に

俺は芝居の勉強のため外国にいく

というようなことを言っていたような気がします。
これは私のイメージの言葉です。

じっさいに
どっかよく知らない外国にいってしまい
今年の12月くらいをメドに帰ってくると言っていたのを
おぼえてます。

ところが
なぜか
阿佐ヶ谷であいました。

川崎在住の古木ちゃんからすれば
阿佐ヶ谷は外国なのでしょうか。


そこでちゃんと
古木ちゃんの話をきいてみたら
どうやら一時帰国というのがあって
いま日本にもどっているようです。

もうそろそろまた行ってしまうらしく
私はついでにどこの外国で芝居をやっているのか聞いたところ
私の脳みそではピンとこなかったので
覚えられませんでした。

まあ
いっか


外国ではメフィストとかを外国語でやっているそうです。
３ヶ国語をつかっているそうです。
私はかろうじて日本語のみです。

古木ちゃんは群衆の役で
なんかみんなで歌ばかり歌っているとこのとで
役者
というより
歌手
といったイメージ
をもちました。

そして私は

古木ちゃんはますます髪がうすくなっていってるなぁ

とおもいました。

きゅーサイン

昨日、ケイタの芝居をみにいきました。
ケイタとの共通の知り合いは何人かいるので
だれかきているかな、とおもっていたら
利恵さんがきたので隣同士でみました。

舞台はまず
段々になっていてとてもみやすかったです。
芝居はダメ人間の話で
戦争時代から現代までのストーリーで
とってもおっきかったです。
つまり壮大です。


さて

芝居のクライマックスのときなのですが
登場人物たちが歌を歌うシーンがあります。
盛りあがっていき歌が


じゃじゃーん・・・


と、終わるやいなや


そこへすかさず


きゅうう・・・


お腹の鳴る音がしました。



隣から。



良い間です。
さすが役者です。
どんなときでも
たとえ純粋に観客だったとしても
自分を魅せることを忘れません。

私はそしらぬ顔をして
きかなかったことにしました。


終演後
利恵さんはすぐにまくしたてるように

今日はお腹すいてたの
やっぱ来るまえにたべておけばよかった

とか
私が言うよりはやく前置きを言ってきます。


私はこれはみんなに言わなくてはとおもい、
その旨を利恵さんに伝えました。


すると利恵さんは

それだけはやめて
みんなに言わないで
とくにケイタには

と必死で嘆願するので
私は致し方ないので
だれにも言わないことを約束しました。


ただ

言わないけれど

書きました。

部屋

盲腸をおこしてから
せっかくの空いた時間をつかって
部屋を掃除しようと
考えていたのが
いっこうに片付かず
片付けたら人をうちへ呼ぼうとして
結局
このままでは
いつまでたっても呼べないのだと
最近になってきづきました。

そうこうするうちに
バイトやなんだと
忙しくなるばかりで
時間もろくにとれません。

さて

こうなったら意地でも誰か呼んでやろうかとおもいます。

なにがなんでも。
昌美のパンツが部屋にぶらさがっていようが
私の靴下に穴があいていようが

よびます。


さて


ひさしぶりにニルヴァーナをきいていたら

燃えてきた。

よくわからないが

なにかに！！

ふくよかにー！！