いしころにっき

石原石子の日記です

営業姉さん

2012-08-30 01:01:47 | あれこれ
バイトが遅出の日。
私がパソコンをいじっていると


ぱんぽーん


インターフォンが鳴りました。
家のなかで玄関前の映像をみると
見知らぬお姉さんが立っています。
手には白い箱のようなものを持っています。
一瞬配達かともおもったのですが
インターフォンの前にピシッと立ち
通信販売の雑誌の表紙をかざってもよいくらいの笑顔で
レンズを見ているので私は

居留守をつかおう

そのように決めました。
お姉さんはもう一度インターフォンのボタンをおすと5秒ほどして立ち去りました。
その立ち去り方もキレがよくまるで、軍人のようでした。


それから10分くらいして家を出ると
お姉さんはまだ
その辺りを徘徊していたらしく
近所の玄関に屹立していました。

私逃げ去るように自転車を走らせ

何もしていないのに

となぜか後ろめたさをかかえておりました。