いしころにっき

石原石子の日記です

散髪をした

2017-02-15 00:24:11 | あれこれ
散髪しました。

私の髪を切るのは髭のはえたお兄さんでした。

少し切るくらいでいいです

私がそう伝えると

では全体を2cmくらいカットしますね

と言われました。
私は2cmがちょっとなのかどうかわからないので

専門の人がそう言うのだからそれでいいのだろうと思い

それでいいです

と答えました。

そうして散髪まえに髪の毛を洗ってもらったのですが
顔にかぶせたタオルが鼻の穴を半分ふさいだのはよいとして
シャワーの扱いが豪快で
東京ディズニーランドのスプラッシュマウンテンなみに顔にかかります。

それを乗り越えて席に座ると
ぬるま湯が頭から垂れてきます。


拭きがあまいようです。


私は耐えようとおもいましたが

つぅーーっと

垂れる道筋がかゆくなります。
2~3度自分でぬぐいました。
お兄さんは気づいているのかいないのか
不明です。

切りはじめたお兄さんは

2~3cmですと少し切りすぎになるかもしれませんねぇ

突然、口に出しました。

なんか微妙に1cm増えているし
さっきはそれくらいでいいって言ってたし
なんで急に言い出した?

私は不安をおぼえました。

しかしながら私は髪型に関してはよくわかりませんし
もうお願いしたとおりにしよう
このお兄さんに全毛髪をゆだねよう

そう決めて


最初に言ったとおりでそのままお願いします


私は返答しました。




お兄さんはとにかく散髪をします。

ただちょっと直してほしいことがひとつありました。

椅子に座らされたときに
わずかに鏡とは斜めでした。
わずかなのですが
私の体とまっすぐに顔を向けると
鏡を斜に構えて見るような向きになります。
なんだか気持ち悪い感じがします。

まあ、それで切れるならいいかと

おもいきや


すっ と


さりげなく顔を正面に直されます。
美容師の手つきで頭の両サイドを指一本ずつおさえられて

すっ と。

私の体はわずかに斜めで
顔だけ正面です。
さらに気持ち悪い感じです。
順調に散髪しているところに椅子のことを言うのも
なんだか気が引けます。

油断すると

顔はまた体と同じ方向へ向いてしまいます。

お兄さんは


すっ と


私の頭を指一本ずつ
両サイドをおさえて直します。

そこへ

二つ隣りの席でカラー中のお客さんがいて
お兄さんは様子をうかがいにちょっとだけ私から離れました。
私は

いましかない

そうおもって気取られないように椅子をまわします。






びくともしません



椅子はしっかりロックされていました。

私はあきらめて
体と顔の方向性について
しっくりいかないまま過ごしました。

さいごにお兄さんに


いかがでしょう?


と聞かれ
さいごに仕上がった髪型をみて

良いのだか悪いのだか
いかんともしがたい想いを頭にかかえて


私は帰りました。



今年は前厄ですから

2016-08-23 11:04:25 | あれこれ
突発的にひどい頭痛がおこり
あまりの苦渋に2日間寝込み
それが起因してか
その後もともとあった座骨神経痛が
過去ないほどの鈍痛と痺れで10日間ほど
時速1KMくらいの速度でしか歩行できなくなり
3日前くらいからやっと
普通に暮らせるようになってきたのですが
それでもやはりまだ腰が痛いので
知り合いのチンドン屋さんに

ゴッドハンド

と呼ばれる先生を紹介していただきました。
場所は香港にある重慶大厦のようなアパートの一室でした。
それだけでわくわくします。
私は当初、整体の先生だとおもっていたのですが
マッサージをうけたあと針治療がはじまりました。
治療がおわったあとに名刺をいただいたところ
鍼灸治療院と書いてあったので

だから針を何十本と刺されたのかぁ

とおもいました。



私は生まれて初めて針治療をしました。



しかも最後までマッサージだとおもっていたので

いまから針をやります

そう言われたときに

なにをーーー!?

胸の内で叫びました。
普通の病院でしたら


痛いの嫌なので痛くないようにしてくれるならやってもいいです


と言っているところですが
ここで言えるはずがありません。
まるで私は海の奥深くに棲息する深海魚のように
それは静かに

どうぞ

まわりではどう見えていたか知りませんが。

実際のところ私は

こわいよー

とおもう心と

ゴッドハンド先生だから大丈夫

と安心する心と
二つの思いを抱きながら50本くらい打ち込まれました。
実際はもう少しすくなかったかもしれませんが
そのように感じました。
でも、ま、痛くなかったです。
当たり前といえば当たり前なのですが・・・。

そうして治療が終わって鏡を見せていただいたところ
顔色が見違えるように良くなっておりました。

私は単純な感想を感歎しました。


すげぇーーー


また来ようとおもいます。

忘却

2015-11-27 13:50:44 | あれこれ
私が忘れるもの 傘


たいがい忘れます。
雨が降りそうだからといって
傘を自転車にさし
駐輪して電車に乗った時に
自転車にさしっぱなしにします。

それを乗りきったところで
コンビニにはいって
買い物をすれば
レジの荷物置きにかけたまま忘れます。

電車は傘忘れの宝庫なので
端の座席に座っても
かならず手にもったまま座ります。


ところが傘だけではありません。


年に何回かあるのですが
家をでて自転車に乗ろうと思って
ポケットをさぐると鍵がありません。
うちはアパートの二階なので
面倒ですが
いたしかたなく戻って
鍵をとって自転車をまたいだところで
携帯電話がないことにきづきます。

携帯がないとなにかと不便なので
またもどります。


もういい加減いいや
時間もないし
さすがに大丈夫だろう



電車にのって外をながめていると





財布わすれた


バッグの中身を確認しても
やはりないものはないです。



それが携帯か
芝居のチケットか
はたまたなにか

年に何回かはやらかすなぁ

とおもった数日前のお話でした。


奇麗なピンク色だった

2015-11-12 15:41:10 | あれこれ
健康診断を行いました。
去年ポリープがあり切除してもらったものの
すべては切らなかったのでまた来年と
先生に言われ
しかたなしに今年も健康診断を受けたというわけです。

健康診断は去年と違う先生だったので
その旨を伝えると
資料をひっぱりだしてきて
内容を確認し
今日撮ったレントゲンか去年のレントゲンか知りませんが
私の胃の中を見せながら
おそらくこのぶつぶつがポリープだと思いますが
カケイセイなので大丈夫です
という主旨を述べました。
ポリープが8個くらいあって
そんなに増殖していたのかと
残念におもっていると

心配でしたらこの大きいのをとりますか

と言うのでお願いして
数日前に胃カメラを飲んでやっていただいたのですが


ポリープは消えていましたね


胃カメラを引っこ抜くと先生はおっしゃいました。

私は

え?じゃあアレはなんだったの?

とおもってきいてみると


泡だったんじゃないかな


とのことでした。




高いお金を払って胃カメラの苦痛をいただいただけとは。


無念なお話です。


とにもかくにも


安心


というお墨付きをいただいたので
良しとしておきます。



ヤツの死について

2015-09-22 08:14:54 | あれこれ
さて、こんな話。

風呂にはいって
体を洗っていると
排水溝に黒い塊りがあったので
髪の毛がまたたまってしまったかと
ながめておりました。
なんとなくながめていておもったのは


あっ

ゴキブリだった


でした。
逆さまになって足をちぢめ
お亡くなりになっておりました。


なんとバイオレンスな


そうおもったのですが
とりあえず
体を洗って
頭髪も洗って
湯船につかって
ゆっくりすごしました。
なんでなにもしないのに
こんなところで勝手に亡くなっているのか不思議でした。
なにせゴキブリです。
倒そうとおもってもなかなか倒せない
強敵です。

それが自滅とは

いったいヤツになにごとがあったのか

まさか昌美が!



そんなはずはない

などと悶々として
ヤツの死をメメントモリモリしていても
いたしかたがないので
風呂からあがって昌美にゴキブリの死を伝えると
知らなかったようです。
そうして昌美が言うには


うちはゴキブリが死ぬような家なのか


そんな家だそうです。

さて私はヤツを
ティッシュにくるんで拾いあげて見ると
人間で言えば15~6歳の頃ではないかとおもわれる大きさでした。

まだ若そうだなぁ
なんで自滅したんだろうなぁ
うちが悪いのかなぁ

なんて思いもしましたが

死因は結局謎のまま
ほうむりさりました。

久し振りの銭湯の話

2015-09-03 22:28:36 | あれこれ
たまには手足をのばしてお風呂にはいろうと思い
銭湯にいきました。

銭湯にいってまずすることは
裸になって体重計にのることです。

体重 56.7kg
体脂肪 9%

でした。
数か月前に銭湯にきたときと似たようなものでした。
それから中にはいって体を洗って
湯船につかろうかといくつかある浴槽をみると


氷的クール


という看板が目にとまりました。
なんとも涼しげなひびきです。
温泉効果のある入浴剤がまざっている浴槽らしく
色も透きとおるような水色です。
これにはいってスッキリしようかと
氷的クールの前に立ってみたところで
看板の右上方に別の小さな看板があります。


あつ湯


温かいけれど肌がすっきりするような刺激と
入浴後、もしくは入浴と同時に一瞬くらいはひんやりした感覚を
味わわせてくれるのかと考えていたのですが

あつ湯

やはり熱いだろうか。
すこし棒立ちです。
あつ湯の看板の横には温度計があります。
見ると40℃。
あつ湯というほど熱くありません。
というよりむしろ
ぬる湯です。

氷的クールとはいったいなんなのか。

もう入るしかありません。

私はゆっくりとお湯に足をいれます。


熱い

ものすごく熱い

そしてひんやりしない


50℃近い温度です。

温度計は壊れているのか。


ひんやりするのは見た目だけです。
それでもゆっくりと浴槽の中に体をうずめようとします。
私は数ミリ、数センチずつはいりながら思いました。


こんなのに入るのは江戸っ子かリアクション芸人だけだ


そうしてちょっと意地になった私は
数分かけて肩まではいったものの
即座にでました。

体は冷汗をかくほど十分に温まりましたが
私は普通の湯船に軽くつかってから
脱衣所にもどりました。

脱衣所にきた私は体をふいて裸のまま
体重計にのりました。

体重 56.5kg
体脂肪 7%

減りました。
あつ湯効果でしょうか。


最後に久し振りに銭湯にきたことだし
コーヒー牛乳でも飲んでから帰ろうと
暖簾をくぐってみると
番頭のおばあさんがおりません。
来るお客さんもお金を置いてはいっていきます。
私もお金を置いて飲んでしまおうかとおもったのですが
無銭飲食と勘違いされても嫌なので待ちました。
すると5分くらい待つともどってきました。
私にはその5分が長く感じました。
それでもコーヒー牛乳をやっと飲めるありがたさに感謝です。


髪を切ってから約三週間の思い

2015-04-19 21:14:18 | あれこれ
頭髪を切ってから約三週間たちました。

千円カットより高く
五千円クラスのカットより安い
曖昧なところでほどほどのカットを望んでいます。
そうしてなにかよいところはないか
近所の床屋さんや美容室をまわっているところです。

そのうちの一軒。
1800円カットの髪切り屋さんに
約三週間ほどまえにいきました。

予約なしでOK
と看板に書かれていたので
入ってみるとそこそこ混んでいて1時間以上は待つ
とのことなので

1時間後にまたくるので予約お願いします

私が述べたところ

うちは予約を受け付けてないんですよ
あちらで待っていただくことになるんですが

ものは書きようだと思いました。

私はいたしかたがないので待ちました。

やっとの思いで順番がめぐり
私は


短めで普段自分で髪の毛のセットをしなくても
それなりに変じゃない髪型でお願いします


と、言ったのに。


前髪ぱっつん


しかも千円カットでさえ
一週間くらいすれば馴染んでくるのにいまだに
変なぱっつんです。

微妙に高いお金を支払った私の絶望感を


どこに、なにに、だれに、


ぶつけたらよいか


考えた結果


自分の髪型を見て見ぬふりをすることにしました。


私をみかけたら
前髪を見ないでください。
前髪についてふれないでください。
前髪でなく私そのものを感じてくだい。


とりあえず

なかったことにしてください。

区民健康診断②

2014-11-19 10:04:21 | あれこれ
区民検診で初老の女性から採血をされた後
さらに注射が待ち受けておりました。
私にはよくわかりませんが
胃癌の検査をするうえで必要なようです。

今日はどうやって来ましたか?

と問われ

自転車です

そう答えると

ふらついたりするかもしれないので
自転車には乗らないで帰ってください

と言われました。

私はいま注入されたのはそういうものなのかとおもいました。

その後案内されたのは変な機械のあるところです。
その場所で
よく健康診断の人が着る薄緑っぽい衣類に着替えます。
人生初のバリウムを飲むときがきました。

機械を操るのは細身のおじさんです。
おじさんはまず私を機械の上に立たせ
ガラス越しの隣室からマイクを使って
音響機材から声が聞こえるか確認しました。
聞こえるには聞こえましたが雑音がひどくて
10割中、1割くらいしかおじさんの声が聞こえません。
私は耳を澄ませば聞こえるのでそれで良しとしました。

バリウムは4回にわけて飲みました。
1杯めは美味しくはないが思ったより大丈夫でした。
きっとバリウムも昔よりかはよくなっているのだろうとおもいました。
ところが2杯めで早くもエグくなってきました。
3杯めではもう臨界点を突破する寸前です。
4杯めがいままでのペースできたら確実に出るものは出たでしょう。
ところが幸いにして4杯めはだいぶ間があったためかろうじて難を逃れました。

そんななか
私が立っている機械はおじさんの操作で
動いていました。
横になったり倒れたり。
おじさんは最初

回転してぇ

と言うので私はてっきり機械が回転のするのかとおもって待っていると


左に回転ー

回転でーす


声だけが繰り返されます。
するとおじさんが入ってきて

声聞こえますか?
左に回転してくだい

私にむかって言いました。

私は私が回転するのか
というか左に向けばよいのか

といまいち私が回転
という単語がピンとこないでいると


左に回転しまーす


と聞こえたので
左を向くと


違います
そのままでいてください


注意されました。
今度は機械が回転するようです。

私は


回転して



回転します


その使い分けを覚えました。
そうしてどうにか胃癌の検査を終えると
おじさんが

そのままそちらで待っていてください

というのでしばらく待っていると
初老の女性が入ってきて


着替えて待っていていいんですよ


一言言ってでていきました。
そこで私はおもいました。


そうだな
ここはそういうところなんだな


それでもきっと検査キチンとしてくれているはず、です。

区民健康診断①

2014-11-13 16:01:44 | あれこれ
区民検診にいってきました。
数百円で胃癌検診も受けることができるということで
そちらもあわせて診ていただきました。

家の近くの小さな医療所でもできるというので
予約をしていくと30分待たされました。
私はだったらはじめからその30分遅れの時間にしてくれればいいのに
とおもいましたが、詮方ないことなので本でも読んで待ちました。

待っていると眼鏡をかけた初老の女性に
こちらへどうぞと呼ばれました。
看護師の方のようですが足取りもへこへこして
いったい幾つなのだろうと考えてしまいましたが
とりあえず本をしまって初老の女性が入っていった通路にいくと
誰もおりません。

決して広くはない、むしろ狭い病院なのですが
ドアが二つ、十歩も歩けば壁につきあたり
通路は左に折れています。

選択肢は三つ。

つきすすむか
ドア1
ドア2

どうしようか

と考えていると通路の先からさきほどの初老の女性がひょこり現れ

そこの椅子に座って

声をかけてきました。
私ははじめにそれを言ってから消えてくれればよいのに
とおもいましたが
それを言ってもしかたのないことなので
通路脇のくぼみにある椅子に座りました。

初老の女性は採血をするようです。
注射器をもって

血をとりますからねー
楽にしてくださーい

そう言って注射器を私の腕にちかづけ
手を止めます。

ごめんねー
手がふるえちゃって
たまにあるのよー

年をとるとやぁねぇ
みたいな口調で少しはにかみます。
私は

この人の注射はひょっとしてとてつもなく痛いのじゃなかろうか
注射針を腕に刺したとたん針が折れて痛いめにあうのじゃなかろうか

素朴におもいました。

初老の女性は手のふるえが止まった後
私に注射器を刺しました。
ちょっと痛かったものの
たいしたことはなく普通におわりました。

助かった

このときの私の感想です。


さて検査はまだありましたが書くのが面倒になったので
今回はここまでにしようとおもいます。

血の年齢

2013-07-15 01:14:25 | あれこれ
出張検査をうけました。


期間限定ではありますが
駅ビル内で血液年齢を検査していたので
みてもらいました。


これで自分がどれだけ不健康か
わかるそうです。


やってもらいます。


ほんの1~2分で検査自体は終了しました。
そこで結果をみた検査員の方が
数値をみて


なにか薬を飲まれてますか?


唐突に聞いてきました。
私はなにかよくないことがあったのかしらと思い
一瞬逡巡してから


な、なにもそのようなものは飲んでおりませんが…


私は答えます。
これといって特に薬物は摂取しておりません。


そうですかぁ


私の血液に疑問点があるのだろうか。
そうしたところ検査員さんは


たまに糖尿病の薬や血液の病気の方が飲まれる薬で
血流がよくなるものがありまして
それによって結果がおおきく変わることがありますから


そういって教えていただいた血液年齢は



22歳



私はおもわず


きしょくわるっ


つぶやきました。
でもよいことです。
でも気色悪い気がします。
実年齢からずいぶん離れているのがむずがゆいです。
でも素直に喜べばよいのです。


私の血液はいたって健康です!