いしころにっき

石原石子の日記です

ひ弱

2007-08-22 23:17:30 | 盲腸
おとといだったでしょうか。
お腹をこわして下痢になりました。

1時間くらい格闘して
私はまた病院にいくことも考えました。
退院してはじめての下痢で最初は傷口が
いかんともしがたいことにでもなったのかとおもいましたが

下痢でよかった

本当にそうおもいます。
下痢
とはいえ何度となくトイレへかけこみ
腹筋を使うとなりますと
傷口が痛い。
私はびちびちのうんこを

じー  っと

ながめながら
やはり病院にいくべきかどうか
迷いました。
けれど下痢は下痢。
様子をみることにしました。


そして昨日
なんだか頭痛いしだるいしで
ベッドの上でくたばっていたら
どうやら熱があったようです。

私はまだこの盲腸に対しての
向き合い方がわかってないようです。

今日はバイトもなにもなしにして
とりあえず寝ることを中心に考えて
生きていこうと決心しました。


そのくせ
図書館にいって
「こそあどの森」シリーズを借りてしまいました。
岡田淳さんの作品は大好きで
子供ができたら確実に読ませるだろう
という児童書です。



暑い

2007-08-13 22:20:18 | 盲腸
日中ぷらぷらと外を歩いていたら

あつい

クラッとした

おそろしいので家でおとなしくしていた。


これは私が手術後だからか
それとも普通にダメなのか
体力おちただろうし。


これがつづくのか


あー


しぬ


だれか私をでかい水槽にいれて台車で運んでくれ


今日は急に
こそあどの森シリーズの新刊がでているか気になって
図書館にいったら閉まっていた。
月曜日だからか。
そして夜になって
ひさしぶりに銭湯にいこうとしたら閉まっていた。
月曜日だからだ。

今日は月曜日なんだなぁ。

なんだか無駄足の日。


こうやって空回りする日は
私はなにも考えない。
なにもしない。
流れにまかせることにしているので
私自身をほっておく。

テレサ・テンでも歌ってしまおうか。

抜糸

2007-08-11 22:15:10 | 盲腸
本日
横腹にある糸をぬいてもらった。

ぬった数だけ

ピッ  ピッ   と

そのたびにチクッチクッとした痛みが。
まあ、痛いといえば痛いのだけれど
じつはそれほどたいした痛みではない。
さりとて手術の縫合だというイメージからはどうしてもはなれられず、
怖さで痛さが倍増した。

これはとっても気分の問題です。

お医者の先生は

「あと3回ですからねぇ」

と言うけれど

あと3回かぁ

とおもったらすごく憂鬱になった。
1回ごとに、まさに、苦虫を噛んだような顔をしていたにちがいない。

お医者の先生は
最後の1本をぬくとすぐに

「どうです。傷口をみてください」

と言った。

私に傷口を見ろだなんて、なんてひどい。
けれどそんなことで負けてはいけないとおもって

みた

傷口のまわりに血が
お寿司の笹葉の飾りのようにギザギザになって立っていて
傷口自体はよくわからない。


んー


こんなものか。

そのあと注意事項をいくつか聞いたけど
どうやらあと半年はストレッチ禁止なようだ。
上下の伸び縮みがいけないらしい。

今年は1本の芝居がなくてよかった。

そうなるとゑびすのワークショップどうしよう。
困ったもんだ。


そいえば話はかわって
今日の夜、
バイト先の人がうちにやってきて
グラーマシーニューヨークのメロンケーキをホールでくれた。
私としては、いたくうれしい。

ハッピー♪



退院

2007-08-10 18:53:49 | 盲腸
じつはおととい退院した。
お医者の先生には入院当初
はやくて5日
おそくて2週間
と言われていた。

ところが4日。

4日で退院。

超速。

私の自己修復能力をあまくみないでほしい。



原因としては
「お金ないんです」
とこちらが言ったことと
病院自体もつねに部屋がいっぱいいっぱいだったこと。

大丈夫だろうか
ともおもったけど
退院自体はうれしいので
退院して
外を歩きまわっていたら
患部から血が滲んできた。

あー

やっぱり安静はしていないといけないのね


おかげでいまは自宅で謹慎中。

まだしばらくは動けそうもない。

結局調子をこいてしまった。

困ったもんだ。


ところで明日は抜糸の日。


うー

こわい

私は血とか患部を切ったり貼ったりは
とてもダメな人間なので
じつに明日は気がおもい。


看護婦さんに注射をされるときに

「こわいですかぁ」

と聞かれたが当然

「こわいです」

と答えた。
注射されているところは決して見ない。
おわってからも落ち着くまで刺されたところは絶対見ない。
そんな私を見て
なんて当たり前のことを聞くのだろうとおもったけれど
よほど聞きたくなったのかもしれない。


大部屋と隣りのおじいさん

2007-08-09 13:00:10 | 盲腸
私のはいった大部屋は小便臭い。
気のせいかとおもったけれど
やはり小便臭いものは小便臭い。

かすかに香るお小便のにおい。
最初は私が気がつかぬうちに
微量にもらしているのではないかとおもっていたのだけど
なんどか確認した結果
そのような形跡はなし。

どうやら
いっしょに暮らしている他の患者さんや
これまでここに住んでいた患者さんの名残りのようだ。

大部屋は、
大部屋といっても四人まで。
それほど大きくはない。
朝から晩までカーテンで仕切りをしていて
閉塞感がある。
私は窓側でなく廊下側なので
よりいっそう

「昼なお薄暗い・・・」

といった様相を呈している。

さすがにこれは不健康だとおもい、
途中から昼間はカーテンを全て開け放った。

そんな様子ですごしているので残り三人の患者さんの姿がわからない。
べつにあえて知ろうともしないので
かまわないのだけれど、
隣りのおじいさんの声はよく聞こえるので少しは気になった。

孫がきたり
新人の看護婦さんによくあたるせいか
採血のさい
なんども注射され腕がすっかり紫色になったと
看護婦さんに愚痴を言ったり。


他の二人の患者さんはさっぱり声を聞かない。


それはともかくとして
隣りのおじいさんで気になることがひとつある。

カーテンの下は少し空いているので床が見える。
あるときふと、隣りのおじいさんの床下をチラリと見た。
なにかのカバーが落ちていた。
マクラカバーにしては小さめの、
ちょっと濃いめの水色をした布で、
紐が二ヶ所から10cmほど伸びている。

最初は

おじいさんの落としものかぁ
まあ、看護婦さんか誰か来たら拾うだろ
本人が気付いて拾うかも知れないし

くらいにおもっていたのだけれど
看護婦さんが来ても
お医者さんが来ても
拾わない。
誰ひとりとして気づかないのか。

おかしいの

とおもって気がついたときには
私は常にそれをチェックしている。

そのあいだもおじいさんはご飯食べたり
家族が来たり
採血されたり
医者に病状の進捗具合を報告されたり

誰もその水色の布を見過ごしている。
ひょっとしたら
私は見てはならないものをみているのか。
ともおもった。

ところが
1日に1回、部屋の掃除がある。
そのときに回収されてしまった。
結局のところ
誰も床は見ない
それだけのことだった。

とおもっていたら
そのあといつのまにかまた
水色の布が同じところに落ちていた。

うーん

これはいったい。

きっと、その布はおじいさんのベッドのなにかのカバーで
おじいさんはそれをつけるのを嫌がっているのかもしれない。
そして、まわりの人間はそれをわかっていて
あえて無視をしている
そうだ。
そういうことにしよう。

そうして私は自分を納得させた。


それにしてもこのベッドはいいなぁ
自分で足とか頭の部分、ベッドの高さなど調節できる。
調節しながらできるので長時間寝ても腰が痛くならない。
いいなぁこれ。
ベッドの脇をみたらフランスベッドって書いてある。

フランス

フランスかぁ

とてもフランスのにおいがしないなぁ

フランスっていうか

小便のにおいがするなぁ



今回は疲れたのでここまでとして。
本当は昨日書くはずだったのだけれど
昨日退院。
それはまた次回に書こう。

入院中

2007-08-07 10:49:24 | 盲腸
昨日14時にICUの部屋から普通の大部屋に移った。

ICUの部屋はその部屋の人間ためだけの看護婦さんがいて
なにからなにまで常に面倒をみてくれる。
部屋自体も気圧をコントロールして
外気がはいらないようにしていて
無菌培養された状態で患者はよこたわっている。

やはりそんなこともありICUの部屋をでると
空気がちがう。

この清潔な部屋にいると私なんかはかえってよくない気がする。
実際手術後熱が37度だったのが
大部屋に移る前夜から朝まで38度とあがった。
たぶんこんなところで寝てばかりいるからだと思い、
病院内をうろついていたら
熱は下がっていった。

まあ、そんなもんだ。
そこで調子にのってずっと動きまわっていると
また熱が上がるので適度におさえる。

これでも私は考えている。


病院というところは清潔にしているが故に不健康に思う。


おとといの夜にオナラがスカーっとでて
昨日の昼から食事がでるようになった。

5分粥とはいえ普通に食事ができるありがたさ。

完食。

どうやら私の治り具合は順調なようだ。

その後、昨夜の夕飯も完食、今日の朝食も完食、完食三昧。

昨日は私の母親が果物を買ってきてくれたうえに
文ちゃんも昨日の夜に果物を持ってきてくれて フルーティフル


ありがたさマックスです。


今朝熱を測ったらすっかり平熱になっていた。
今日はできるだけ寝ていようとおもった。

考えていますから、私。

救急入院

2007-08-06 10:31:47 | 盲腸
おとつい
山の手事情社のプレ公演を見おわったあと
自転車で帰る途中
きゅうにお腹が痛くなりだした。
あまりにも痛いので
自転車を走らせながら

いてぇー!

と叫びながら走った。
おしげもなく私をいろんな人にアピールした。


家に帰って
うんこをしてもお腹を暖めても
いっこうにかわることなくお腹が痛いうえに
気持ちが悪く

これはヤバイ

とおもって救急車を呼んだ。
暑かったしいろいろとあがいた末にパンツ一丁になっていたが
とりあえず救急車にのってしまえばなんとかなるとおもって
そのまま乗り込もうとしたら

救急隊員にズボンとシャツは着てください

と言われた。
仕方がないので着た。


連れていかれたのは
自分の家の近所の河北病院。

地域ではよく

死に来た病院

という愛称で親しまれている。
救急隊員がこの病院に到着したとき

「あれ?誰もいない・・・」

とつぶやいた。
私はほんの少し不安になった。


着いてからいろんな検査をさせられた結果

盲腸だと判明した。
それからいろんな承諾書にサインをして
すぐに手術した。
なんかお医者の先生は手術がおわったばかりで
盲腸だったらついでにいまパッパとおわらせよう
といったノリだった。
まあ、サッサと治してもらえるならなんだって一向にかまわない。

私もはじめての手術だったが
どうせ盲腸だし、
麻酔されて気がつけばおわっているだろうと
タカをくくっていたのだが
まさしくそのとおりだった。
これといってなにもなく。


そして昨日。
丸一日寝ていた。
動くとやはり手術したところが痛い。
私の場合
腸に糞石(ふんせき)といって
体の中で乾いて固まったうんこが腸の先っぽに詰まって
炎症をおこしたのが主な原因らしい。

その固まったうんこを昌美は大事にとってあるらしく
水を飲まないからいけないと言われた。
そのうえ
今日から名前も
石原石子ではなく

石原糞石にしろと。

それはそれでおもしろいかもしれないが
勘弁ねがいたい。



今日はちょっと起き上がれるようになったので
病院をふらふらしていたら
健康図書館というのを発見し
ネットもできるというので
ちょいと書いてみた。