ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

心配です

2007年01月15日 | 両生・爬虫類
去年の3月に我が家にやって来たアフリカウシガエルベイビー

10ヶ月後の現在↓↓

このずっしり&たっぷり感がたまりません

驚異の長寿命40年(ホントかよ!!)と言われるカエルですが、飼育下でそこま
で達することは…。特にコイツは肺魚のように夏眠する習性があるそうです。
乾期になると体の周りに膜(コクーン)を作って水分の蒸発を防ぎ、数ヶ月の間
地中で過ごすとか。夏眠という非常に大きな生理現象を経験させないことが、
飼育下での寿命に影響してこないものか?
ということでこのコクーン化、以前に別の個体でさせたことがあります。
たっぷりのヤシガラ土をケージいっぱいに入れ、水分補給をせずに徐々に乾燥させ
てみたところ、膜を作って休眠状態になりました。
けっこう分厚い膜で、手の上に乗せてみた感触はちょっと古くなった大福?な感じ。
結局この時は夏眠状態の温度や期間がほとんど分からなかったので、短期間で
水分補給をして”もどし”ました。
同じ暗黒大陸出身の御大も乾期には休眠しますが、こちらは単に餌を食べなくなるだけ。
冬眠や夏眠は「死」に一歩近づいている状態ですから、手探りじゃ怖いコワイ…。

怖いと言えば、あのツボカビ症。両生類に壊滅的な被害を与えてしまうとか。
皮膚の粘膜から感染の有無が診断できるし、飼育下であれば感染したカエルでも
治療可能だそうですから、輸入されたカエルは検査を済ませてから販売するくらい
の慎重さがあってもいいと思います。


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2 コメント

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Unknown (kai)
2007-01-15 21:45:38
ツボカビ症...ニュースに出てましたね。両生類を飼ってる人達には脅威でしょうね。
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Unknown (館長)
2007-01-16 20:29:41
この時期日本の両生類が冬眠中なのが幸いですが。どうか野外に広まらないことを祈るのみです。
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