放送大学の心理学の講座をたまたま見ました。記憶のシステムを心理学の立場から説明していく講座のようでした。
トランプ52枚の数字の順序を5分で覚える競技が紹介されたり、一時記憶、長期記憶の説明があったり。興味深い話が次回以降いろいろ出てきそうです。
ミュージシャンのブログなども見ていると脳科学に興味を持っている方も多いようです。
私自身は記憶が苦手な方なので、記憶する努力を避けて来た感があります。音楽をやるにははそうもいっていられないので、ちょっと記憶のゲーム的な発想でというか頭の体操(古いな、脳トレか今は)的発想で記憶力をつかって基礎練習に取り組んでみるか。という気になりした。教則本のスケールや基本リックに取り組んでみたり新しい曲に挑戦してみるかという感じです。
そうは言っても闇雲にスケール練習でいろいろなスケールを覚えたところでその使い方や、効果がわからないと意味がありません。
ジャズをやり始めの頃、教則本は覚えることばかりが書かれていて投げ出したものが多かった。なぜそれが必要かということまではなかなか説明されていないのでジャズの独学というのは大変です。音楽は記憶するインプットと創造するアウトプットが不可欠ですから、どちらかが停滞していたらやっぱり上達はにぶるでしょう。記憶ということをキーワードに練習法を考えてみたいです。
教則本を初めからめくっていって、課題をこなしていくというやり方はあまり自分には合っていないようです。本棚には投げ出した本がいくつもあるのでそれをどう活用していくかというと、「つまみ読み」が有効のような気がしています。
ハーモニカでジャズをやろうと思ったときに適当な教則本がいま多数出回っているかというとそうでもないです。しかし他の楽器のものたとえばギターやサックスなどは作者の狙いも細分化されてバラエティーに富んでいます。本棚にあるのはこういったサックスプレーヤー、ギタープレイヤーが書いたものが多いです。
問題は曲をどのように演奏するかが大切なので、必要な時につまみ読みをする。たとえば名プレイヤーの演奏の中でデミニッシュスケールが使われていた。それを聞いたときに使いたいと思う。自分なりのその用法をさぐる。教則本もあたってみる。一曲一曲について広く深くリサーチして考えていくしかないようです。
先に上げたテレビでのトランプの競技で優秀な成績をあげた人はトランプの数字を自分の身近なものに関連付けて覚えていくそうです。音楽では自分の好きな音楽に関連付けるのが一番いいと思いますした。
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