ハーモニカ吹き井上のブログ

ハーモニカ吹き養成ブログ
クロマチックハーモニカ、ブルースハープの
プレイヤー井上の練習、演奏の記録。

パブロック革命

2013年08月06日 | セッション

先日の下北APOLLOのセッションで、サックス奏者の方に休憩のときに聞いた話が面白かった。

大体こんなところで初対面の方との話は楽器の話か好きなアーテイストの話だ。しかし、まれにジャズから話が離れていくと深く面白くなっていく。食い物の話だったり、音楽でない趣味の話だったり。

ハーモニカの話から、ブルースハープ経由でたどり着いたのはサックスの方の大学の先輩の話、「パブロックのDr・フィールグッドが大好きな人がいる。その人はブルースハープとボーカルをやる。好きの度合いすごくて『パブロック革命』という本までだしてしまった。今は廃版でオークションで高値がついている。」そうな。

こりゃすごい人がいるもんだ、と思って図書館を検索したらありました「パブロック革命」。もともとイギリスの本でそれを翻訳されたのがサックスの先輩のようだ。

まずは本の内容。

Dr.フィールグッドを中心とした、イギリスのリズム&ブルースのリバイバルムーブメントのドキュメントって感じでしょうか。Drフィールグッドのボーカリスト、リー・ブロリーは、ブルースハープも吹く。少し時代をさかのぼるとヤードバーズ(E.クラプトン、J.ベック、Gペイジが在籍していた。)のキース・レルフみたいな感じでしょうか。

ニック・ロウやエルビス・コステロはまさにこのムーブメントの中にいた人たち。当時イギリスのロックはビート感の強いニューウェーヴの時代だったけど、隣り合わせで温故知新の音楽のエネルギーがフツフツしてたんでしょうね。日本の関西のブルースブームと近いかも。

彼らパブロックの人たちの中にはシカゴブルースが好きな人たちもたくさんいたでしょう。マディーやリトル・ヲルターは永遠なり。

この本は正直あまりにマニアックで読み切れなかった。時間切れで図書館に返却しました。また機会があったら読みたいけど。

パブロック革命で検索してみると熱いコアなファンのメッセージがのぞけます。ストーンズや、フー、山口富士夫やイギリスのブルースロックが好きな人はまた深い世界を掘り下げてみてもいいかも。私はインメイツというグループは好きで良くきいていた。

インメイツはこんな感じ・・下の方に音源あり。

そして翻訳された方は・・・

CDについているライナーノーツで英語を勉強され、会社をやめられプロ翻訳家になられたという方。

中島英述さん

NRBQというバンドが好きで自分で招聘しちゃったらしい。

なるほど、「日本ではまだ知る人ぞ知るバンド」ってとこが素敵だ。

是非ライブを見てみたいし、お話もきいてみたい。パブロックもちょっとあさってみたい。

あさってたらこんな人みつけた。「知らなかったの」といわないで。・・・・ルー・ルイス・・・センスあるやつだ。カッケーェ

 

 

 


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