のんびりかな打ち日記  ini's blog

NikonD7100やSonyRX100M3で撮影した画像と日々の出来事を“ かな入力 ”でのんびり綴るブログです。

花の下にて春死なむ

2007-10-17 23:55:22 | 通勤快読
先に読んだ北森鴻さんの短編連作『螢坂』の“香菜里屋”シリーズの最初の作品です。

残念ながら連作短編として3作目の『螢坂』の完成度から見ると随分荒削りというか、まとまりきれてない印象を受けました。
表題作はまずまずでしたが、4話目、5話目などは私としては消化不良でしたね。

巻末の解説でこういう推理ものの形態を安楽椅子探偵ものと書かれていましたが、そのあたりの限界のような部分を感じたりもしました。
読んだ順序がシリーズとして逆だったのがまずかったのかも知れませんが、もしこの作品を先に読んでいたらおそらく次の『桜宵』は読まなかったように思います。

でも3作目の印象が良かったことで、今回はイマイチではあったものの結局、今日会社帰りに『桜宵』を買ってきました。
私の印象が良かった3作目に近いのか、それともイマイチだった1作目と同じか、まぁいずれにしても読むのは楽しみではあります。

2007-10-14 20:33:46 | カメラ・写真
今日は、昨日、休日出勤しても、やり残してしまったオンラインショップの秋冬物の追加掲載を午前中からちまちま自宅でTVを見ながらやってました。

好きな競馬も先週から中山は休みなので、京都での牝馬GⅠ秋華賞も場外購入もパスしてTVでのんびり観戦しました。
心情的にはウオッカに勝たせてやりたかったですが、ダイワスカーレットの安定感が勝りましたね。

在宅勤務もさすがに気が滅入るので、夕方に気分転換にいつもの公園にカメラを持って散歩に出ました。
やっと本格的に秋が感じられるようになりました。
写真を撮ってると人なつこいネコが寄ってきて私の足にまとわりついてきて離れませんでした。(なんか食べ物をくれると思ったのでしょうか)






つめかえインク

2007-10-13 22:25:11 | Weblog
2年程前にこのブログで「プリンターのインクって高すぎ?」って記事を書いたことがありました。
もちろん今でもそう思ってます。

今日、錦糸町のヨドバシカメラで、つめかえインクを買ってきました。
これまで割安のリサイクルインクは使ったことがありますが、つめかえ用は初めてです。
対応プリンタ名がありましたのでキヤノン用の4色セットを貯まっていたポイントで購入しました。サンワサプライで1,780円でした。

パッケージに“お得な約4回分”って書いてありましたので、店員さんに「この4回ってのは、4色セットだから4回分ってこと?それとも、各色4回で4色あるから4×4で16回分ってこと?」って質問したら、少々お待ちくださいって他の店員さんのところに聞きに行ったみたい。
それで戻ってきて箱の色を示しながら「ブラック、シアン、マゼンダ、イエローの4色で合計4回分です」ってニコニコしながら答えてくれました。
まぁ、純正だと1個が1,100円もするから4個分ってことは少なくとも半額以下にはなるなって買いました。

でもってうちに帰ってからさっそく無くなっていたイエローを詰めてみたら約1/4入れたところでいっぱい。
やっぱり・・・ヨドバシカメラもたいしたことありません(笑)
ということは約16回分ありますから、1本分は111円と25銭、純正の1,100円と比べればほとんど1/10です。

確かにプリンター会社にしてみれば、純正インクにこそ高画質印刷、100年プリントなどの効果があるんだって言い分があるんでしょう。
価値があるのは新開発したインクであってそのインクを(たまたま)使えるプリンターがこれですってところが現在のプリンター戦略かも知れませんね。
そうしないとプリンター本体価格を抑えてランニングコストで儲ける戦略が取れません。
なんたって詰め替え用で1/10の価格のインクが売られちゃ、私なんかこれからこれしか買いませんから(笑)

螢坂

2007-10-13 00:15:29 | 通勤快読
うーん、溜まった仕事で明日の土曜日も報酬のない休日出勤です(ハァ。。。^^;)

さて、それはともかくとして「蛍坂」、北森鴻さんの作品を読んだのははじめてです。
そして私の好きな連作短編シリーズになっています。
重すぎず、軽すぎず、落としどころがとてもいいミステリーです。
連作の舞台は三軒茶屋の路地にあるビアバー『香菜里屋(カナリヤ)』、面白いのは、ここのマスター工藤が出す料理(の描写)がなかなかで調理師免許も持っているという著者のこだわりがストーリーに味わいを添えています。

そしてこのマスターの工藤はあくまで主人公ではないのですが、毎回キラッと光る推理のヒントを出す欠かせない中心的なキャラクターです。
そして『香菜里屋』の常連の顔ぶれもいい感じです。

このビアバー『香菜里屋』シリーズはずっと続いている連作シリーズで3作目とのことでしたので、「蛍坂」を読み終えたあとももう少し『香菜里屋』通いをしたくなった私はすぐに1作目の『花の下にて春死なむ』を購入して読み始めました。
おそらくその後は2作目の『桜宵』を読むでしょう。

ミステリー巨編とか醍醐味とかって言葉は全くあわないのですが、ライト感覚で短編の読みやすさ心地よさに浸らせてくれる、私のような「通勤快読」にはとても嬉しいシリーズです。

名馬最強列伝

2007-10-07 17:13:28 | 競馬
これを読めばあなたも競馬通(笑)なんてコピーがあったわけではありません。

昨日、家族でショッピングセンターに出かけたついでに本屋さんで衝動買いしました。
次、何を読もうかなってミステリーの文庫を買いに寄ったのですが、ふと手に取って立ち読みすると懐かしい名馬の写真がたくさん掲載されていたのでついついついでに買ってました。(こっちの方が高かったけど)

日本最初の3冠馬セントライト(12戦9勝)からはじまって、今年ウォッカが勝利するまで唯一のダービー優勝牝馬クリフジ(11戦11勝)、トキノミノル(10戦10勝)、シンザン(19戦15勝)等、私が競馬を見る以前の最強名馬からはじまって、ハイセイコーやテンポイントなど私が小中学生のときに競馬好きだった父といっしょにTVで応援した名馬達、それからミスターシービー、オグリキャップ、シンボリルドルフ、トウカイテイオー・・・(このあたりからだんだん私の競馬は空白になってますが)そしてずっと続いて昨年引退したディープーインパクトまで年代毎に区切って代表馬を雄姿の写真とともに解説されています。

最近、競走馬の走る姿の美しさに魅せられて馬の写真に凝ってる私には参考になるしちょっとした写真集でもあります。
内容的にも特に昔からのサラブレッドファンのグラビア的保存版としてもなかなかの編集だと思います。