乃南アサさんの女刑事 音道貴子シリーズで新しく文庫化された連作短編集です。
颯爽とバイクにまたがって犯人を追跡する姿がカッコいい音道貴子ファンの私もさっそく読んでみました。
彼女が転勤で警視庁機動隊捜査隊じゃなくなったのはちょっと寂しいですが、4つの短編ともなかなかの内容です。
とにかくミステリーだからって簡単に人を殺さないところがいいですね。
殺人未遂、ストーカーまがい、詐欺、レイプと悲惨な事件は扱っていますが、この4編ではひとりも死んでません。
殺人事件からはじまって、それが密室だったり、トリックだったりそしてそれを名探偵が謎解き&追い詰めるなんてお約束パターンもいいですが、毎度、毎度じゃ「深さ」はあっても「広がり」はないですからね。
ネタバレで犯人が誰かがわかっただけで、全く読む意味がなくなる話なんてのも寂しいですし。
ちょっとそのネタバレにはなりますが、最後のタイトル作「嗤う闇」で有り得ないとは思うもののとてもいい感じの音道貴子の40才の恋人昴一(音道貴子はバツイチで34才?ぐらいの設定)にレイプ犯の疑いがかかる場面があるのですが、万一、大どんでん返しで本当に犯人にしたら二度と乃南アサの小説は読まんゾ!と思って読んでました。
さすがにそれはなくてホッとしました(笑)
過去にコンビを組んでいた滝沢刑事は相変わらずいい味を出しているし、新しくコンビを組んだ玉城警部補もなかなか切れそうで今後の音道シリーズでの期待が持てそうです。
颯爽とバイクにまたがって犯人を追跡する姿がカッコいい音道貴子ファンの私もさっそく読んでみました。
彼女が転勤で警視庁機動隊捜査隊じゃなくなったのはちょっと寂しいですが、4つの短編ともなかなかの内容です。
とにかくミステリーだからって簡単に人を殺さないところがいいですね。
殺人未遂、ストーカーまがい、詐欺、レイプと悲惨な事件は扱っていますが、この4編ではひとりも死んでません。
殺人事件からはじまって、それが密室だったり、トリックだったりそしてそれを名探偵が謎解き&追い詰めるなんてお約束パターンもいいですが、毎度、毎度じゃ「深さ」はあっても「広がり」はないですからね。
ネタバレで犯人が誰かがわかっただけで、全く読む意味がなくなる話なんてのも寂しいですし。
ちょっとそのネタバレにはなりますが、最後のタイトル作「嗤う闇」で有り得ないとは思うもののとてもいい感じの音道貴子の40才の恋人昴一(音道貴子はバツイチで34才?ぐらいの設定)にレイプ犯の疑いがかかる場面があるのですが、万一、大どんでん返しで本当に犯人にしたら二度と乃南アサの小説は読まんゾ!と思って読んでました。
さすがにそれはなくてホッとしました(笑)
過去にコンビを組んでいた滝沢刑事は相変わらずいい味を出しているし、新しくコンビを組んだ玉城警部補もなかなか切れそうで今後の音道シリーズでの期待が持てそうです。