のんびりかな打ち日記  ini's blog

NikonD7100やSonyRX100M3で撮影した画像と日々の出来事を“ かな入力 ”でのんびり綴るブログです。

タイピング4つのオススメ(高速文書作成のために)

2006-11-12 15:32:09 | かな打ち
私がよくお邪魔する悠木さんのサイト、シャドールームに「かな入力のススメ」ってのが載ってます。ぜひ読んでいただきたい内容ですね。
でもって、私も自分勝手な「タイピング4つのオススメ」を書いてみました。書いてるうちにとても長くなってしまいました、単にこれまでのタイピング雑記をまとめただけですけど(^^ゞ

■オススメその一 「ローマ字入力」のススメ

かな打ち人の私がいきなりローマ字入力のススメです(笑)
でもハッキリ言いますと、なんでもいいからまずキーボードで文字入力を覚えようとするときの最終目標が “ とにかくタッチタイピングが出来るところまで ” って言うなら ( ほとんどの人がそこまでで十分 ) 私はローマ字入力の方をおススメします。

理由は・・・ちょっとくやしいですが、あまたあるタイピング練習本に書いてあることと同じです。
なんと言っても 『 タッチタイピングをしていない人がとりあえずマスターする近道 』 だからですね。ただ打てるだけというならともかく、タッチタイピングまでとなった場合に “ 挫折 ” する可能性が格段に高いのは「かな入力」なんです。
その意味では、少なくともタッチタイピングまでって理由で覚えるなら「かな入力」より「ローマ字入力」の方が間違いなく 『 近道 』 です。

■オススメその二 「かな入力」のススメ

ただし文字入力でハナからタッチタイピングなんてマスターする気がないからって言われる方の場合は別です。
例えば年配になってからパソコンを使い始めた場合などもそうです。いくらローマ字入力がタッチタイピングマスターには簡単だと言っても、お年寄りの方がはたしてタッチタイピングをマスターできるか?まただいたいその必要があるかってことです。

それなら少なくともキーボードの刻印を見てそのまま入力ができる「かな入力」がおススメです。
たとえ一本指打法でも、慣れれば少しずつ結構早く打てるようになりますから。
一本指打法だってキーボードアレルギーになるよりはずっとましだと思います。

そしてこれとは逆にローマ字入力をいとも簡単にマスターして、しかも凄いスピードで打てるようになった人が、それでも指はまだまだ縦横無人に動くのに・・・ 「 ええぃ!なんでこんなにローマ字入力って、ちまちまと煩わしいんだ! 」 なんてイライラするぐらいポテンシャルが有り余ってる人にも、ぜひ一文字一打鍵の「かな入力」をやってみることをオススメします。

一文字一打鍵の「かな入力」なら「ローマ字入力」に比べてちょっとしたギアチェンジの感覚が味わえます。
同じ100mを100歩で走るか70歩で走るかぐらいの違いがあります。
もちろん100歩でも回転が速ければ70歩よりも速いのですが、70歩で高速回転ができるなら最強ってことです。

■オススメその三 「最適化」&「配列変更」のススメ

ところがこのギアチェンジにも弱点があります。
かな入力では当然使うキーの数が増え、それに伴ってそれぞれの指の担当キーが増えます。
担当キーが増えると各指の移動範囲も広がるので特に同じ指での別キーの連打に時間がかかってしまいます。

「かな入力」ではとても難しい小指連打の「へろへろ」とかが良い例です。
そこで語句、単語によって打つ指を打ちやすいように柔軟に変えてしまうのが「最適化」です。
それにしてもかな入力で「今日はへろへろです。」の“へろへろ”が右小指だけでいつでも確実に速く打てる人は絶対にへろへろじゃないですね(^^ゞ

でもそんなふうに指に柔軟性を持たせるなんて難しいことをしなくても、最初からキーの配列を変えてしまうっていう手もあります。
日本語の特徴を研究し同じ指の連打をさけて交互打鍵になりやすくするように配列するなどです。

実は今あるキー配列が日本語入力に一番効率いいなんてことはないのです。
すでにいろんな配列が研究されていますし、またあらたな研究材料のためにも究極の早さを求めて協力してあげれるのも素晴らしいかと思います。
普通のキーボードにいろいろ手を加えなければならないってことで面倒ですからホントはオススメしませんが(笑)これも有効な手段ではあります。
そしてその配列でも補えない部分を最適化でさらなる効率追求をしたならバッチリでしょう。

■オススメその四 単語登録のススメ(究極の高速文書作成のために)

でも、キーの並びを変えてまでなんてやってるとちょっとバカバカしくなってきます。なぜかって、いくら打鍵速度が早くなっても日本語には英文と違って 『 漢字変換 』 があるからですね。
日本の世の中では、残念ながら全部ひらがなの文書や書類は、まともには認められていません(笑)
結局は漢字に変換する作業をやらなきゃどうしようもないんですね。

ある程度の速さになった時点でそれ以上の打鍵速度を求めるよりこちらの効率を良くした方が間違いなく効果的です。
しかも残念ながら変換効率ってタイピングソフトでは学びにくい部分であり、ともすればタイピングソフトばかりやっているとマイナスになる可能性だってある部分です。

でもって、まずは純粋に変換効率を上げるための単語登録です。
同音異義語の多い日本語を一発変換で正しい漢字に変換させるために工夫をします。一発変換こそが「よどみない日本語入力」の鍵だからです。
漢字でなくても、例えばいろんな種類の顔文字だって、その都度いちいち記号で形づくらないで登録しておけば簡単ですよね。そんなこと若い人は皆さんやってることです。

もうひとつは長文登録、つまりはちょっとしたテンプレート化です。時候の挨拶なんてのを、しょっちゅう文書で使う人などは当然やってますね。
文字入力のショートカットとも言えるでしょうか。


会社でメールを打つときに、書き出しが毎回「いつもお世話になっております。」ではじまるならこれを例えば「いお」で登録しておけば、「2文字+変換キー一発」で書き終わります。
「い」で登録すれば1文字でさらに速いじゃないかってのは違います。同音異義語の部分でマイナスになってしまうからです。

ほかにも例えば私は仕事でよく打つ「会員番号」を「かば」、顧客番号を「こば」、電話番号を「でば」で登録しています。メールにつける署名は誰でも登録したりしますが、本文だって毎回同じところは登録しておけばいいんです。

このように何を登録しておけば効率的かは、その人の作文の形、よく使う語句、多い頻度で作成する書類などによります。ですので自分専用じゃなきゃ意味がありません。自分で、もっとも効率的に日常使う漢字が一発変換されるようにどんどん単語登録をして自分の単語辞書を作り上げ、それを確実に効率的に使う打ち方をしましょう。

それにこれはタイピングゲームでは養えない部分でもあります。
ちなみに単語登録を利用するのはタイピングゲームなら反則技、パソコン入力コンクールなら違反退場になってしまいます(笑)

これらを極めてくるとちょっと 『 速記 』 に近い感じになってきます。
以前、国会の速記の実践の速さをTVで見ましたが、タイピングに比べると段違いの速さです。ただ残念ながら速記した記事は、再度、入力テキスト化しなきゃ普通の人には読めません。そのままじゃ暗号にしか見えないのです(^_^;)。
それもあってどうやら国会も録音とタイピングを採用して速記をやめるそうです。

文字打鍵の速さだけならタイピングゲームでも極めることはできますが、結局究極の文章入力速度を追求するのは 『 単語登録を駆使すること 』 につきるのでしょうか。
タイピングが速いってのは、本来そういうことも含めて言うべきじゃないかと思いますが 「 いやいやそんなのは邪道だ!」 なんて言わないでくださいね(笑)

嗤う闇 (わらうやみ)

2006-11-12 11:23:08 | 通勤快読
乃南アサさんの女刑事 音道貴子シリーズで新しく文庫化された連作短編集です。

颯爽とバイクにまたがって犯人を追跡する姿がカッコいい音道貴子ファンの私もさっそく読んでみました。
彼女が転勤で警視庁機動隊捜査隊じゃなくなったのはちょっと寂しいですが、4つの短編ともなかなかの内容です。
とにかくミステリーだからって簡単に人を殺さないところがいいですね。
殺人未遂、ストーカーまがい、詐欺、レイプと悲惨な事件は扱っていますが、この4編ではひとりも死んでません。

殺人事件からはじまって、それが密室だったり、トリックだったりそしてそれを名探偵が謎解き&追い詰めるなんてお約束パターンもいいですが、毎度、毎度じゃ「深さ」はあっても「広がり」はないですからね。
ネタバレで犯人が誰かがわかっただけで、全く読む意味がなくなる話なんてのも寂しいですし。

ちょっとそのネタバレにはなりますが、最後のタイトル作「嗤う闇」で有り得ないとは思うもののとてもいい感じの音道貴子の40才の恋人昴一(音道貴子はバツイチで34才?ぐらいの設定)にレイプ犯の疑いがかかる場面があるのですが、万一、大どんでん返しで本当に犯人にしたら二度と乃南アサの小説は読まんゾ!と思って読んでました。
さすがにそれはなくてホッとしました(笑)

過去にコンビを組んでいた滝沢刑事は相変わらずいい味を出しているし、新しくコンビを組んだ玉城警部補もなかなか切れそうで今後の音道シリーズでの期待が持てそうです。