のんびりかな打ち日記  ini's blog

NikonD7100やSonyRX100M3で撮影した画像と日々の出来事を“ かな入力 ”でのんびり綴るブログです。

パンドラ's ボックス

2007-11-04 09:44:31 | 通勤快読
北森 鴻さんの初期の短編集です。

『香菜里屋』シリーズ1.2.3.を一応、全部読んだので、次に4.が出て文庫化されるまで北森さんの作品も読むことがないかなって思っていたのですが、たまたま本屋さんでなかなか買う本が決まらなくてどうも長編を読む元気がなかったところに、文庫の新刊でこれが出てました。

初期のものなのであまり期待はしていませんでした。
やはり『香菜里屋』シリーズの「螢坂」と比べると、初期の作品で荒っぽい感じはありますが、それはそれで気楽に読めたりするものです。
7編あって「小学三年生」に掲載された作品までありましたが、『踊る警官』が面白かったですね。
また作品の間にエッセイが入っていて、作家って言うよりいかにも普通の人っぽい著者の印象がいい。

私の場合、警察小説などの横山秀夫さんや乃南アサさんなど面白い短編も書いてくれる作家は基本的に気に入ってます。
通勤電車の中でしか読まないってこともあるのですが、漫才でも漫才とも呼べないようなショートコントの連続だけのものが流行る昨今、長くじっくりってのが敬遠され、短く楽しめるものの需要って増えているんじゃないでしょうか?


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