のんびりかな打ち日記  ini's blog

NikonD7100やSonyRX100M3で撮影した画像と日々の出来事を“ かな入力 ”でのんびり綴るブログです。

バッテリーⅥ

2007-04-11 23:21:45 | 通勤快読
あさのあつこさんの小説で最近映画化されてTVCMもしています。それにあわせて急きょ完結編のⅥが文庫化されました。
しかし全編が文庫化されるまでとても長かったです。これだけちょっとずつ小出しに文庫化されたらストーリー忘れてしまいますね。待ってないで単行本を買えってことでしょうけど(笑)

いいのか悪いのか正直言って読むのに少し疲れました。残念ながら爽やかな印象じゃないんですね。
もちろん著者ももともと爽やかな物語を書くつもりもないのかも知れませんが。

全編の感想としてはⅠ、Ⅱぐらいまでは良かったけど、Ⅲぐらいから描写がクドいのが気になってきてそれ以降は、ここまで読んだのだからと最後まで読んだって感じです。

中学生の野球少年達の話なのですが、設定や大まかなストーリーはわかりやすくて良いものの、こんなに複雑な心理描写が必要なのかと思えてくるし、若さゆえのウィットが効いた会話もちょっとワザとらしい。
メインの読者層としては若い方々を想定しているのかも知れませんが、今の若い人達ってこういうのをどういう風に読むのかなってちょっと考えてしまいました。
登場人物がいろいろごちゃごちゃ考えすぎで「うざい!」(笑)とか思わないのかな。

同じような中高生を主人公にして今回の本屋大賞を取った佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」や森絵都さんの「DIVE!!」などの作品と比べてしまうからよくないのでしょう。
青春小説に爽やかさみたいなものを暗黙に求めてしまうこと自体、おじさんの手前勝手なのかも知れませんね(^^;)


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