最近、続けて読んでいる今野敏さんの連作短編警察小説、東京湾臨海署安積班シリーズです。
とても読みやすくてホントにいいですね。
事件ひとつで一話完結って言葉で、ピッタリと表現できるライト感覚な警察小説です。
この文庫では8話の短編で編成されていてそれぞれが30分ぐらいの面白い刑事ドラマを順番に観ている感じで読めます。
登場人物による鋭い勘やそれなりの射撃の腕や大立ち回りもあるものの決してスーパーマンがいないところもまた好感が持てるところ、それに安積班それぞれのごく自然な信頼感も、刑事ものによく見られるわざとらしくとってつけたようなチームワークというか団結と違って心地よいです。
まとまった時間をかけて読書をしない私としては、出来れば長編よりもこの連作短編シリーズがたくさん文庫化されると嬉しいんですけどね。
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