笹本稜平さんの、一応“冒険小説”となっていますがジャンル区分についてはよくわかりません。
でもとにかく久々に骨のある長編を読んだ気がします。
核を操るアメリカ相手にたった一人で立ち向かう男(テロリスト?)、でもって話が思いっきり大きいだけに最後はどうするんだろ?って思ってましたがちゃんとまとめられてます。
ありがちなスーパーマンの出現や宝くじが100回連続であたるような偶然とかが出てくるでなく、実際は有り得ないことでも、少なくとも私のような一般読者には、それなりに納得できるというか勢いで読ませる辻褄合わせはしてあります。
ミステリーでもなんでもそうですが、これがいい加減だと読んでる途中からひっかかってつまらないものになってしまうんですよね。
でもこれだけ大きい内容の小説だとこの辻褄合わせがどれだけしんどいことか、それだけに今はこういうスケールの大きい小説の書き手が少ないってのが良くわかります。
スーパーマンの出現がないっていっても主人公のグリズリーこと折本敬一は、爆薬の調合からいろんな武器の操作、山岳の知識と経験、英語が堪能で船の運転もできればクラッキングができる程のコンピュータの専門知識もあるなど超能力はなくてもそれなりにスーパーマンではあります。
そして自分の大義のために何人も人を殺していくものの、途中からは感情移入して心の中では声援を送ってしまいます。
ただし内容的には男性的で女性に受ける小説ではないような気もします。
「天空への回廊」「太平洋の薔薇」などベストセラーも多いのですが、私は笹本さんの作品を読んだのはこれが初めてでした。でもこれを機会に他の作品も読んでみようと思わせるものがあります。
ちなみにこの笹本さんて私の住んでる船橋市在住なんですね。
私がこの文庫本を買ったのは会社帰りに立ち寄る本屋さんでは一番の、ときわ書房さんなのですが、この文庫版の解説を書かれているのが、そのときわ書房の宇田川さんで、この本を買ったときにレジを打ってくれた人でした。
そのあたりの親近感もあって笹本さんの今後の作品と活躍には余計に期待したいところです。
でもとにかく久々に骨のある長編を読んだ気がします。
核を操るアメリカ相手にたった一人で立ち向かう男(テロリスト?)、でもって話が思いっきり大きいだけに最後はどうするんだろ?って思ってましたがちゃんとまとめられてます。
ありがちなスーパーマンの出現や宝くじが100回連続であたるような偶然とかが出てくるでなく、実際は有り得ないことでも、少なくとも私のような一般読者には、それなりに納得できるというか勢いで読ませる辻褄合わせはしてあります。
ミステリーでもなんでもそうですが、これがいい加減だと読んでる途中からひっかかってつまらないものになってしまうんですよね。
でもこれだけ大きい内容の小説だとこの辻褄合わせがどれだけしんどいことか、それだけに今はこういうスケールの大きい小説の書き手が少ないってのが良くわかります。
スーパーマンの出現がないっていっても主人公のグリズリーこと折本敬一は、爆薬の調合からいろんな武器の操作、山岳の知識と経験、英語が堪能で船の運転もできればクラッキングができる程のコンピュータの専門知識もあるなど超能力はなくてもそれなりにスーパーマンではあります。
そして自分の大義のために何人も人を殺していくものの、途中からは感情移入して心の中では声援を送ってしまいます。
ただし内容的には男性的で女性に受ける小説ではないような気もします。
「天空への回廊」「太平洋の薔薇」などベストセラーも多いのですが、私は笹本さんの作品を読んだのはこれが初めてでした。でもこれを機会に他の作品も読んでみようと思わせるものがあります。
ちなみにこの笹本さんて私の住んでる船橋市在住なんですね。
私がこの文庫本を買ったのは会社帰りに立ち寄る本屋さんでは一番の、ときわ書房さんなのですが、この文庫版の解説を書かれているのが、そのときわ書房の宇田川さんで、この本を買ったときにレジを打ってくれた人でした。
そのあたりの親近感もあって笹本さんの今後の作品と活躍には余計に期待したいところです。
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