のんびりかな打ち日記  ini's blog

NikonD7100やSonyRX100M3で撮影した画像と日々の出来事を“ かな入力 ”でのんびり綴るブログです。

交渉人

2007-06-03 20:08:57 | 通勤快読
五十嵐貴久さんの作品を読むのは、高校球児の痛快青春小説「1985年の奇跡」以来で2作目です。

全く違うジャンルの全く違う雰囲気の作品ですが、これまたよく出来てました。
あまり詳しい内容は書きませんが、最初はタイトルそのまま、日本では馴染みが薄いもののアメリカでは重要視されている犯人との「交渉人」、すなわち「ネゴシエーター」の奥の深さや醍醐味が見られ、そのまま最後まで行くのかと思いきや、なかなかのどんでん返しを用意して頂きとても楽しませてくれます。
医療事故っていう大きなテーマも背景にありますので、ちゃんと現在の日本の問題に問いかける部分も忘れていない内容になっています。

ただ、著者はいろんな小説が書けるとても器用な方なんでしょうけど、ユーモア小説から本格ミステリーまでいろいろ発表されてる荻原浩さんなどもそうですが、逆に作品のジャンルが分散してしまって“器用貧乏”ってことにならなければいいんだけどって思ってしまう方ではあります。


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2 コメント

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Unknown (トールマン)
2007-06-04 13:36:05
こんにちは。
「通勤快読」ネタへ初めてコメントさせて頂きます(^^ゞ

次男が4月から高校生になり、硬式野球部に入部しました。毎晩その練習が終わるのを車(軽トラック)の中で待っているのですが、有意義に時間をつぶす何かいい方法はないだろうかと思いついたのが読書です。
そして読書といえばiniさん!!

早速ブログを拝見し、東野圭吾さんの文庫本を2冊購入。本のタイトルは「悪意」と「変身」。
読んでみて、最初の一冊目が「悪意」というのは、少々アクが強すぎたかなというのが印象です(^^ゞ

「変身」も読み終り、いまは「天空の蜂」を読んでいます。
これを読んだら次は何にしようかなぁ、とブログをチェックするのもまた楽しいものです(^。^)

これからもよろしくお願いしま~す。
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Unknown (ini)
2007-06-05 00:01:25
トールマンさん、こんばんは。

>読書といえばiniさん!!

そりゃちょっとオーバー(^^;)

私の場合は、都内に勤務するようになって船橋くんだりからの電車通勤時間で少しでも楽しめることって考えてミステリーを読んでます。
30代前半ぐらいまでならビジネス書のひとつも読んでたかもしれませんが、この歳になるとつかの間の余暇気分の方が大事ですね(笑)

読むペースは例によってのんびりです。
文庫本も取り出せないぐらい込んでることも多いですし。

でも東野圭吾さんは、作品数も豊富だしだいたいハズレがほとんどないから確かにオススメです。中でも「天空の蜂」は印象に強く残ってるなかなかの作品です。
トールマンさんも面白いオススメを見つけられたらぜひ教えてください。
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