高野和明さんの、ご本人いわく『代表作』です。
高野さんの小説を読んだのは江戸川乱歩賞を取った「13階段」以来。
しかしこの小説、タイトルでとても損をしている気がします。
でも確かにこのタイトルで内容をそのまんま表しているので他につけようがありません。
ともかく本屋さんでずっと前から見かけていましたが、手に取ろうという気が全くしない感じの本でした。
“幽霊が人命救助する話”なんて、読んでみようかとは、ホラー好きならまだしも普通のミステリー好きが思わないんじゃないでしょうか。
それでも私が手に取ったのは、結局、文庫についてる帯のキャッチコピーでした。
大きく“養老孟司氏推薦!”との文字とともによく出来た小説で読み始めたら止まらない、大いに楽しませてもらったって書いてあります。
そんなら養老氏に騙されたと思って読んでみるかと。
でも読み始めるとすんなりとストーリーに取り込まれて楽しみながらすぐに読み終えてしまいました。
そしてなるほど著者自ら『代表作』っていうのも納得の内容でした。
テーマはここ毎年、年間3万人を超す“自殺”です。
そして最近やっとハッキリ病気とされ処方されもする“うつ”でもあります。
普通ならこれだけ“重い”テーマの小説だと軽い気持ちじゃ全く読めないものですが、幽霊を持ち出しながらも決してふざけているわけではなく、ちゃんとテーマと向き合いながら著者がしっかり主張しているのがわかります。
実際に自殺志願者がこの小説を読むなどとは思えませんが、たとえ関係のない人でもいつ人生の危機に直面するかわかりません。
そんなときに先に読んでいた人が心のどこかにこの小説、著者のメッセージがひっかかっていればいいなと思える・・・そんな話ではあります。
高野さんの小説を読んだのは江戸川乱歩賞を取った「13階段」以来。
しかしこの小説、タイトルでとても損をしている気がします。
でも確かにこのタイトルで内容をそのまんま表しているので他につけようがありません。
ともかく本屋さんでずっと前から見かけていましたが、手に取ろうという気が全くしない感じの本でした。
“幽霊が人命救助する話”なんて、読んでみようかとは、ホラー好きならまだしも普通のミステリー好きが思わないんじゃないでしょうか。
それでも私が手に取ったのは、結局、文庫についてる帯のキャッチコピーでした。
大きく“養老孟司氏推薦!”との文字とともによく出来た小説で読み始めたら止まらない、大いに楽しませてもらったって書いてあります。
そんなら養老氏に騙されたと思って読んでみるかと。
でも読み始めるとすんなりとストーリーに取り込まれて楽しみながらすぐに読み終えてしまいました。
そしてなるほど著者自ら『代表作』っていうのも納得の内容でした。
テーマはここ毎年、年間3万人を超す“自殺”です。
そして最近やっとハッキリ病気とされ処方されもする“うつ”でもあります。
普通ならこれだけ“重い”テーマの小説だと軽い気持ちじゃ全く読めないものですが、幽霊を持ち出しながらも決してふざけているわけではなく、ちゃんとテーマと向き合いながら著者がしっかり主張しているのがわかります。
実際に自殺志願者がこの小説を読むなどとは思えませんが、たとえ関係のない人でもいつ人生の危機に直面するかわかりません。
そんなときに先に読んでいた人が心のどこかにこの小説、著者のメッセージがひっかかっていればいいなと思える・・・そんな話ではあります。
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