最近読んだ本は・・・あさのあつこの「バッテリー」のⅤ(第5巻)、松尾剛史の「ジョッキー」、石持浅海の「月の扉」、貫井徳郎の「被害者は誰?」、森絵都の「つきのふね」です。
「バッテリー」は順次文庫化されるのを楽しみにしている、実はジュブナイルなのですが、大人も十分楽しめる中学生が主役の野球小説です。
5巻目に入ってちょっと心理描写がくどい印象を受けますが、青少年の内面の難しさを描くのがメインでもあるのでそこに著者のこだわりがあるんでしょうね。6巻目(シリーズ最終巻)の文庫化が楽しみです。
「ジョッキー」は、ゆいさんのブログで紹介されていたのがキッカケで読んだのですが、とても味のある競馬小説でした。
主人公が天才ジョッキーでもなければ、とりたてて努力家なんてこともないし、そこそこ実力はあるんだけどとりあえず平凡なジョッキーっていうところがいい。
そしてそれを取り巻く、ごく普通の、それでいて私達の知らない競馬界独特の環境の中で、ストーリーが上手く語られています。
終盤でもう少し全体のまとめも欲しかったところですが、すばる新人賞受賞作とのことでこれが新人作家の作品かと思うととても良く書けてます。
「月の扉」は例によってミステリー。石持浅海さんの作品は、「扉は閉ざされたまま」についで2冊目ですが、彼は「会話」や「言葉」のやりとりにとても詳しい説明をつけたり意味づけをするのが得意そうです。
おそらく「言葉あそび」が好きなんでしょう(笑)。それもあって「月の扉」では、こんな状況下でこんなに会話はしないだろう?って、ちょっとストーリー的に無理な印象も受けますが、これも先が楽しみな作家です。
「被害者は誰?」は久々に読んだ貫井徳郎さんの作品ですが、以前に読んだ「プリズム」「慟哭」とは全く違ってコミカルな口調で進む軽いノリのミステリー、残るものはないけど通勤電車読みなんかにはあってるかもしれません。
「つきのふね」は今日の名古屋出張の新幹線の中で読みました。これもゆいさんがブログで紹介されてた一冊でバッテリー同様、児童小説です。
おなじ森絵都さんの「DIVE!!」をちょっと前に読んだばかりだったので物足りなさはいたしかたないところですが、ラストのあたりはなかなか盛り上げてくれました。
しかし今どきの中学生を描くとデフォルメされることもあるんだろうけど、やっぱりこんな感じになっちゃうのかな。
とりあえず最近の通勤快読は、ちょっとミステリー離れしてます。
でも最近文庫化された横山秀夫さんの「出口のない海」は、ミステリーではないものの、今の私には重すぎてちょっと読む気がおきない・・・。
横山秀夫さんの作品はこれまで文庫化されたものはすべて読んでいるのですが。
やっぱり私にとっての通勤快読は、なんと言っても息抜き、そして娯楽が基本なんですよね。
「バッテリー」は順次文庫化されるのを楽しみにしている、実はジュブナイルなのですが、大人も十分楽しめる中学生が主役の野球小説です。
5巻目に入ってちょっと心理描写がくどい印象を受けますが、青少年の内面の難しさを描くのがメインでもあるのでそこに著者のこだわりがあるんでしょうね。6巻目(シリーズ最終巻)の文庫化が楽しみです。
「ジョッキー」は、ゆいさんのブログで紹介されていたのがキッカケで読んだのですが、とても味のある競馬小説でした。
主人公が天才ジョッキーでもなければ、とりたてて努力家なんてこともないし、そこそこ実力はあるんだけどとりあえず平凡なジョッキーっていうところがいい。
そしてそれを取り巻く、ごく普通の、それでいて私達の知らない競馬界独特の環境の中で、ストーリーが上手く語られています。
終盤でもう少し全体のまとめも欲しかったところですが、すばる新人賞受賞作とのことでこれが新人作家の作品かと思うととても良く書けてます。
「月の扉」は例によってミステリー。石持浅海さんの作品は、「扉は閉ざされたまま」についで2冊目ですが、彼は「会話」や「言葉」のやりとりにとても詳しい説明をつけたり意味づけをするのが得意そうです。
おそらく「言葉あそび」が好きなんでしょう(笑)。それもあって「月の扉」では、こんな状況下でこんなに会話はしないだろう?って、ちょっとストーリー的に無理な印象も受けますが、これも先が楽しみな作家です。
「被害者は誰?」は久々に読んだ貫井徳郎さんの作品ですが、以前に読んだ「プリズム」「慟哭」とは全く違ってコミカルな口調で進む軽いノリのミステリー、残るものはないけど通勤電車読みなんかにはあってるかもしれません。
「つきのふね」は今日の名古屋出張の新幹線の中で読みました。これもゆいさんがブログで紹介されてた一冊でバッテリー同様、児童小説です。
おなじ森絵都さんの「DIVE!!」をちょっと前に読んだばかりだったので物足りなさはいたしかたないところですが、ラストのあたりはなかなか盛り上げてくれました。
しかし今どきの中学生を描くとデフォルメされることもあるんだろうけど、やっぱりこんな感じになっちゃうのかな。
とりあえず最近の通勤快読は、ちょっとミステリー離れしてます。
でも最近文庫化された横山秀夫さんの「出口のない海」は、ミステリーではないものの、今の私には重すぎてちょっと読む気がおきない・・・。
横山秀夫さんの作品はこれまで文庫化されたものはすべて読んでいるのですが。
やっぱり私にとっての通勤快読は、なんと言っても息抜き、そして娯楽が基本なんですよね。