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第6回チャイナファッションフェアー(日本中国紡織成衣展)Ⅲ

2006年04月03日 | アパレル放談
先週大阪で開催されたチャイナファッションフェアに行った時に、少し気になることが有った。
具体的に調査したわけでないので、正確な情報に基づいたものでは有りませんが、気が付いたことを書いてみます。

今年は会場が狭くなりましたが、その分コンパクトになり、会場も適度に賑わっているように感じました。
昨年の冬物商戦が好調であった事や、景気の回復期待感などが反映しているかも知れません。
それ以上に海外生産が各企業の中に定着してきた事も起因しているかも知れません。

出展企業の真摯な商談姿勢や商談スタイルも少しずつ洗練されてきて、ブースによっては活況を呈していました。

目のつくブースに共通しているのは、日本の専門商社やメーカーと親密に商売を継続している会社です。

納期や品質管理、貿易業務、ミニマムなどの問題点の対応に取り組んでいたり、取り組もうとする姿勢が感じられる。

その殆どのメーカーは、日本の貿易商社や日本人のOEMメーカーとの協力関係を強化しています。
特に日本の企業側の努力(姿勢)によるところが多い。

その日本側の企業が名妓地区の専門商社やOEMメーカーが多いのではないかと想像します。
大阪開催にもかかわらず、ブースで着席して熱心に商談している人の日本語は「名古屋弁」が多いような気がしました。
大阪会場なので入場者の大半は関西の会社だと思いますが、商談の中心(主流は)名岐地区の企業だと思われます。
「大阪弁」はブースの外でブラブラ(視察)歩いている人から聞こえてくるようでした。

正確に調査したわけではないので、間違っているかも知れませんが、妙に気になりました。
私が気になったのは、名岐地区の企業の商売の姿勢と関西の企業の姿勢の差です。

最近韓国の企業の人から「大阪は不景気なのですか、名古屋は景気が良いのですか?」と聞かれます。
名岐地区の企業との商売が増えて、大阪の商売が前に比べて減る傾向があるとのことです。

経済指標からすれば間違いないところですが、海外との取り引きについては、むしろ商売に対する積極的な姿勢と保守的な姿勢との差によっての現象と思います。

関西の場合は昔から商社機能、製品・テキスタイル問屋機能、大手アパレル機能、産元機能などの伝統的な機能が整備されており、これらに頼っての仕事が主でした。

そのような環境下にあった関西企業の多くは、それらの機能の環境の変化があってに対して、自立や新機軸への対応等の積極的になれないのではないかと思います。
その姿勢の現われと想像します。

偏見、独断的とお感じとは思いますが、関西人の私にとっては気になる事です。





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